コンテンツ一覧
風水で八掛鏡を使う理由は
風水では家の中だけでなく、家の周囲を取り巻く環境も重要に考えます。
良い気の流れる環境の良い土地に家を建てることが一番ベストですが、全ての環境が整った良い場所はなかなか巡り合えないと思います。
家を構えるときには、通勤時間や学校といった生活基盤を、まず重要視するのが普通であると思います。
土地の環境は、ほぼ良いと思えば、多少の妥協はせざるを得ないというのが現実だと思います。
そこで風水では、その土地の凶をなるべく抑え、人工的に整えて良い環境にしようと考えました。これが、八掛鏡の始まりとなります。
風水では、袋小路の道路に家がある、T字路の突き当りに家がある、道路のカーブ上の外側に家がある、玄関の前に電柱がある、家の前や回りに鉄塔、線路、高架などがあるというのは、凶の環境の代表格で上げられています。
八卦鏡は、建物や立地の地理的状況が及ぼす悪影響を整えたり、鬼門を封じたりする風水の代表的アイテムです。
中央には鏡が配置され、すぐ外側には八卦がさらにその外側には九星が描かれています。
どの方角から及ぼされる凶の気を八卦が吸収し、整え解消してくれるように創られた鏡です。
風水の流派や風水師の方の考え方により、八掛鏡を使わない、もしくは良しとしない、という考え方もありますが、ごく一般的な風水では八掛鏡は重要なアイテムとなります。
八掛鏡の種類
八卦鏡には、凹面鏡、凸面鏡、平面鏡とあります。
種類に応じた使い方さえ間違えなければ、大変良い効果を期待できます。
風水で運を上げるための鏡の置き方は難しい、間違えると怖いといったイメージが一般的にはあると思います。
たしかに、鏡の威力は強力ですので、注意しなければいけません。ただし、正しく使えば問題はありません。
凸面鏡を使うときの注意
凸面鏡は、光を拡散させる効果で、悪い気を跳ね返す意味合いがあります。
強力に凶の気を跳ね返す作用があるので、建物の角がこちらを向いている、家の前に電柱がある場合などの尖角衝射に向けて使います。
お向かいの家や建物の角が、こちらを向いている場合などに使います。間違えた場所に置くと、お向かいの家や建物に悪い気が及んでしまいますので、注意が必要です。
凸面鏡は、屋内に掛けるのはご法度ですので、玄関のドアの真上や、屋外の壁などにかけるのが普通です。
かならず、人が映り込まないようにしてください。
ただし、お向かいの家の方などが鏡について、気を悪くするかもしれない可能性は捨て切れません。
良好なご近所付き合いのためには、凸面鏡は使わないという選択も必要と思います。
凹面鏡を使うときの注意
凹面鏡は、光を集めるので悪い気を収縮させ、凶をもみ消す作用があります。
また、像が上下さかさまに映る事から悪いものを反対に良くする効果があるといわれています。
凹面鏡も基本的には屋外で使う鏡です。凶を吉に転化させる事から、尖角衝射などの対象物が映るよう外に掛けます。
その家の環境が良い場合は、良い気を沢山取り込めるため家の中で使われる事もあります。
自分にとって吉方位に窓がある場合、その窓が映るようにして良い気を吸収し増幅させたりします。
平面鏡を使うときの注意
平面鏡は、凹面鏡凸面鏡の効果をずっとソフトにした一般的な鏡です。
凹面鏡凸面鏡より気軽に使えると思います。
八掛鏡は、平面鏡を使うのが一番無難な使い方かもしれません。悪い陰の気は跳ね返し、良い陽の気を集めてくれます。
忌み嫌う場所など、悪い陰の気を跳ね返したければ室内から外に向けて、良い気を集めたければ部屋の中に向けて掛けると良いと思います。基本的に屋内に掛ける鏡です。
ただし、玄関や部屋の場合、扉を開けて真正面に鏡を掛け、そこに顔が映るのは絶対にいけません。
玄関から入ってくる邪気を跳ね返したい場合には、入って来た人の顔が映り込まないように正面よりずらしてください。
映ると悪い気だけでなく人をも跳ね返してしまうので、客人が来にくくなるという環境になります。
家の人も帰りにくくしてしまいます。ただし、これは良い気も跳ね返してしまう位置になりますから、余程のことがない限りは、お勧めの位置ではありません。
右が左に置くのが良いです。
玄関を入って左に鏡を置くと金運や健康運アップにつながります。
玄関を入って右に鏡を置くと芸術運、名誉運アップにつながります。
鏡に映した時に、首が切れないような位置にしてください。上半身が映る位置がベストといわれています。
鏡に、観葉植物が映り込むのは吉です。
いくつも鏡を置くことや、鏡と鏡が向かい合わせの位置になる合わせ鏡は、絶対にしないようにしてください
八掛鏡は、南の玄関に置くと才能や美を強化し、北の玄関に置くと財産を守るといわれています。