淡路市の概要

淡路市は、淡路島の北端から中央に位置する市で、明石海峡大橋を通じて、神戸市と隣接しています。
人口は約5万人で、神戸都市圏に含まれています。
大阪湾、播磨灘の海に挟まれ、多くの漁港や海水浴場があります。
気候は、瀬戸内海式気候に属し、温暖で雨が少ないのが特徴です。
雨が少ない為に、ため池が多くつくられ、農業用水として利用されています。
市の中央部には、妙見山522mをはじめとする山々があり、市の半分以上は山地です。
淡路市といえば、阪神・淡路大震災の震源地として知られています。
市内の旧北淡町が震源地となり、大きな被害を受けました。
また、世界最長のつり橋である、明石海峡大橋があることでも知られています。
明石海峡大橋には遊歩道や展望台があり、その高さは海面から300mもあります。
他ではなかなか見ることが出来ない風景として、多くの人が訪れています。
淡路市は、古くから鳴門みかんの生産地として有名でした。
戦後は、鳴門オレンジの生産に力を入れ、鳴門オレンジは全国的に知られています。
淡路市の名産品には、全ててづくりで作られるだんじりが有名です。
一貫生産されるのは、西日本では淡路市が唯一の生産地です。
他にもお線香は全国のシェア7割近くを占め、市内三原町で生産される玉ねぎは「淡路玉ねぎ」とい呼ばれ、全国2位の生産量、全国1位の品質を誇っています。
「神戸ビーフ(松坂牛)」は神戸の名産品として知られていますが、そのルーツは淡路島にあります。
「だんじり祭り」と言えば、大阪の岸和田市が有名ですが、淡路でも氏神祭りの時にだんじりが行われます。
また、昔から淡路に伝わる人形芝居を行っている、淡路人形座の公演も観ることができます。

淡路人形座の芝居は、国の重要無形民俗文化財に指定されている伝統ある文化です。
近年、観光客に人気を集めているのが、市内の岩谷フェリーターミナルから橋を渡っていくことが出来る絵島です。
絵島は日本神話の中で最初に創られた島と言われています。
2千万年以上前の砂岩層が露出した島で、月見の名所として知られています。
絵島で眺める月は平家物語の「月見の巻」にも登場しています。

淡路市の人気パワースポット

伊弉諾神宮

http://izanagi-jingu.jp/hp/
兵庫県淡路市多賀740
伊弉諾神宮は、地元の人からは「一宮さん」と呼ばれています。
名前に使われている通り、伊弉諾大神と伊弉冉大神が日本列島の中で最初に創ったのが淡路島という神話に登場する最古の神社です。
伊弉諾神宮は、伊勢神宮と同じ緯度に位置していて、天照大神が朝日の神格、伊弉諾神宮は夕日の神格と言われています。

石上神社

http://kamnavi.jp/en/awaji/iwakami.htm
兵庫県淡路市舟木
石上神社は伊勢斎宮跡と同じ北緯34度32分上に位置する神社です。
この北緯は「太陽の道」といわれ、同じ位置にある伊勢神島、伊勢斎宮跡、三輪山、室生寺、長谷寺などと共に、古代の太陽信仰の拠点と言われています。

中でも、石上神社はその伊勢斎宮跡をスタートした線上の最終地点にある神社です。
鳥居から先は女人禁制で、巨石が御神体として祀られています。
近くにある稲荷神社は、女性も参拝できます。

岩樟神社

http://www.hyogo-tourism.jp/tabinet/rekisi/koziki/kuniumi/spot/iwakusu.html
兵庫県淡路市岩屋
岩樟神社は、淡路島の北端、岩屋城跡がある城山の崖下の洞窟にある神社です。
岩樟神社の御祭神は、伊弉諾大神と伊弉冉大神、二神より生まれた蛭子命（ひるこのみこと）を祀っています。
この洞窟は、伊弉諾大神が最初に築いた洞窟だと言う説が残り、一説によればこの洞窟そのものが伊弉諾大神の幽宮であるとも言われています。
近年のパワースポットブームでは、多くの雑誌に取り上げられています。

伊勢久留麻神社

http://www.genbu.net/data/awaji/isekuruma_title.htm
兵庫県淡路市久留麻2033-2
伊勢久留麻神社の御祭神は大日?貴尊（おおひるめのむちのかみ）で、いわゆる天照大神です。
奈良の箸墓古墳を真ん中にすると、伊勢神宮と東西対称に位置することから、「西のお伊勢さん」とも呼ばれています。
伊勢神島、伊勢斎宮跡、三輪山、室生寺、長谷寺、石上神社などとともに「太陽の道」とされる北緯34度32分にあり、古代の太陽信仰の拠点の一つであり、パワースポットとして人気を集めています。

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