「疲れた」体外受精を繰り返すたびに、“自分の体が壊れていく”感覚「つらい」

ニックネーム：真理子 様
性別：女性
年齢：39歳

あおい先生、こんにちは。
今日は、自分の限界が近い気がして、思い切ってご相談させていただきました。

私は今、体外受精を続けています。
これまでに3回採卵し、移植も複数回行いましたが、まだ結果にはつながっていません。

治療に通うたびに、ホルモンの影響で気持ちが不安定になり、
注射や薬の副作用、採卵の痛み、通院にかかる時間とお金――
そのひとつひとつが、少しずつ私の“心”と“体”を削っていくような感覚があります。

夫は優しい人で、「無理しなくていいよ」と言ってくれますが、
“無理しないと、子どもには出会えない気がして”
結局、自分に負荷をかけてしまう毎日です。

最近では、生理が来るたびに涙が止まらず、
自分の体がどんどん冷たくなっていくような気がして――
もう、どうしていいのか分からなくなっています。

私は、まだ頑張れるのでしょうか。
それとも、いったん立ち止まるべきなのでしょうか。

タロットを通して、今の私に必要なことを教えていただけたら嬉しいです。

「疲れた」と感じるのは、あなたが誰よりも本気だった証

真理子さん、言葉になりにくい重たい想いを、丁寧に届けてくださってありがとうございます。
治療を「続けること自体が目的になってしまっている」ような感覚、
それでも“やめる”という選択肢が持てない焦りや葛藤――
私にもよくわかります。

今回は、以下の3つの視点から、タロットと霊感をあわせて丁寧に見させていただきました。

今のあなたの心と体の状態

体外受精が今あなたに与えている影響

ここからどう進むべきか、“あなた自身の軸”の見つけ方

現在の心と体の状態：ワンドの10・正位置

このカードは、「重圧」「責任の抱えすぎ」「限界間近」を示します。
あなたは今、心も体も、すでにキャパシティを超えながら頑張っている状態にあるようです。
「ここでやめたら後悔する」
「もっとできるはず」
そんな言葉で自分を奮い立たせながら、必死に進んできた姿が浮かびます。

でも同時に、このカードは「荷物を下ろすべき時が来ている」ことを、優しく伝えています。
それは“諦める”ではなく、“休む”という選択。
本当に必要なタイミングでこそ、奇跡は訪れます。

体外受精が今のあなたに与えているもの：ソードの9・正位置

このカードは「過剰な不安」「自己否定」「眠れぬ夜」を象徴します。
治療の過程そのものが、あなたの“心の奥”にまで入り込み、
「努力が足りないのではないか」
「私の体が何か悪いのではないか」
と、自分を責めてしまうループにはまっているように見えます。

でもそれは、努力を怠っているからではなく、
“見えない出口を探し続ける暗闇”に長く居すぎたことによる心の疲弊なのです。

いったん、光のある場所に立ち戻ってもいい。
自分を回復させる時間は、決して遠回りではありません。

これからの選択と、自分の軸の見つけ方：隠者・正位置

このカードは、「静けさの中で本音に出会う」「表面的な判断ではなく、魂の声を聞く」ことを意味します。
今のあなたに必要なのは、他人のアドバイスでも、数値の結果でもありません。

ただ、“自分の本音に静かに耳を傾ける時間”。

体が「もう少し休みたい」と言っているなら、それはきっと嘘ではありません。
誰かの基準ではなく、「私はどうしたいのか」を問い直すこと。
それこそが、これからの方向性を照らしてくれます。

「やめるか、続けるか」ではなく、「今は、どうしたいか」

妊活のつらさは、“終わりが見えないこと”にあります。
そしてもうひとつ、
「続けることが正義」になってしまう世界の中で、
“休む”ことを許せなくなる怖さがあります。

でも――命を迎える旅には、ペースを落とす時期も必要です。

「歩みを止めたら、戻れなくなる気がする」
「もう年齢的に余裕がない」
そう思うお気持ちも、よくわかります。

それでも、
“削られていく自分”のまま走り続けていては、
たどり着いても笑えないかもしれません。

あなたの心も身体も、守るに値する

あなたがこれまで積み重ねてきたものは、何も無駄ではありません。
すべては、未来を迎えるための準備のひとつです。

だからこそ、今は、
「休む」という選択も「愛のかたち」だということを、
どうか忘れずにいてください。

ご希望があれば、

今後の治療方針と気持ちが整うタイミング

あなたにとってベストな“切り替え”の選択肢

妊娠の可能性と心の状態の関係性

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また迷ったら、いつでも声をかけてくださいね。

あなたがあなたを犠牲にせずに、
願いと向き合っていけますように。
心から応援しています。