タロット占いとは?

タロット占いを知っていますか?
今ではタロットという言葉を聞いたことがない人のほうが少ないかもしれませんね。
歴史の古い占い方法の一つですが、現在では占い特集がテレビや雑誌などで多く組まれ、タロット占いを受けてみたいという人がたくさんいます。

 

また、そういったメディアに影響され、自ら鑑定をしたいという人も増えました。
書店でも解説本と一緒にカードが販売されており、日本では大変ポピュラーで昔から人気のある占い方法です。

タロットってどんなもの?

タロット占いは、タロットカードを用いて占う方法のことです。
タロットカードとは絵が描かれたカードで、全部で78枚あります。
この78枚のカードを使って、占者が質問者の問いに答えるように占っていきます。
しかるべき決められた手順でカードを混ぜ、集め、重ね、シャッフルやカットをして決められた形にカードを並べていきます。

 

質問の内容によって並べる形式に違いがあり、何枚使ってどのように質問に答えるかは占者の選択となります。
78枚全てシャッフルしても1枚だけで答える場合もあれば、22枚だけをシャッフルして使用し10枚以上を用いて答える場合もあります。実に様々でバリエーションに富んでいるのも見ていて面白く、魅力の一つです。

 

カードをひいて占う方法なので、データではなく偶然性を元にしています。ひいたカードがどんな絵柄なのか?めくるまでのドキドキ感が面白い占い方法です。

 

タロットカードの構成

78枚のタロットカードは2つのグループに分ける事が出来ます。大アルカナカードと呼ばれる22枚と、小アルカナカードと呼ばれる56枚です。大アルカナをメジャーアルカナ、小アルカナをマイナーアルカナとも呼びます。

 

この大きなグループは見た目で分かるような明確な違いがあります。大アルカナカードは0番から始まり21番までありますが、全てに寓意画が描かれています。対して小アルカナカードには似たような絵が描かれているものの、数札と呼ばれ数字に関係のある絵が描かれています。

 

小アルカナの中にはさらに4つのグループがあります。「棒」「聖杯」「剣」「金貨」というグループに分けられ、それぞれが1から10、とペイジ、ナイト、クイーン、キングという14枚のカードで構成されています。トランプとよく似ていると思われたかもしれませんが、まさにこれがトランプの原型となったカードと言われているのです。グループ分けが複雑ではありますが、いくつかのグループで構成されているのがタロットカードなのです。

 

大アルカナとは
小アルカナとは

 

大アルカナ一覧

小アルカナ一覧

ワンドのカード 一覧

 

ワンド(Wands)のカードとは?-タロット占い

 

カップのカード 一覧

 

カップ(cups)のカードとは?-タロット占い

 

ソードのカード 一覧

 

ソード(Swords)のカードとは?-タロット占い

 

コイン(ペンタクル)のカード 一覧

 

コイン(coins)・ペンタクル(Pentacles)のカードとは?-タロット占い

 

タロットカードの正位置、逆位置について

タロットカードに裏表があるように、カードの上下も存在します。この上下を表すのが正位置、逆位置という言葉です。アップライト、リバースという言葉で呼ぶこともあります。カードが四角い形であり、絵の描かれ方に上下が生じることで正位置と逆位置が存在します。

 

しかしこれは上下のある絵が描かれたタロット特有のものと言えます。マルセイユタロットなどの古いタイプのカードには、上下のないものもあります。トランプに上下がないように、記号化されていて上下のないデザインのものはリバースを意識せずに使うことができます。

 

逆位置をどう捉えるか

タロット占いではしばしば、逆位置のカードを見てため息をつく人がいます。これは逆位置が悪い意味であると捉えるためです。実際に悪い意味なのでしょうか。多くの解説本には正位置を「効果的な意味」逆位置を「効果的でない意味」として説明しています。ここから「悪い」「良い」という短絡的なイメージがついたのでしょう。

 

しかし良いも悪いもその人にとっての感情的な意味にしかなりません。たくさんのカードがあるにも関わらず全てを良いか悪いかだけに分類するのはナンセンスなのです。そもそもこの二つの分類を始めると、良いカードと悪いカードが存在することになります。これは適切ではありませんので、良い悪いという考え方は頭から外したほうが良いでしょう。

 

逆位置をどう解釈するかは一般的には「そのカードの示すエネルギーが弱まっていると読む」場合や「そのカードの示すエネルギーの反対と読む」場合があります。どちらがネガティブかは関係ありません。例えば大アルカナの愚者の場合、正位置では「自由気楽な風来坊」といった意味と取ることがありますが、逆位置では「浅はかで愚かな考え」と取ることがあります。

 

愚者の正位置を「自由」と読む場合、逆位置では上記の方法を使うと「自由さが足りない」「自由な考え方が足りない」といった意味と取ることができます。自由というエネルギーが弱まっているからです。ここから「もっと自由に考えてみましょう」というアドバイスを導き出すことができます。

 

職業で考えてみると、正位置を自由を極めた「芸術家」と表現するとします。しかしあまりに自由すぎると愚行となるため同時に「フリーター」「ホームレス」と読むこともあります。逆位置ではこの反対となりますので、質問によっては「地に足がついた仕事」と読むこともあります。

 

これらはあくまで例であり、絶対ではありません。なぜかと言えばこのような意味が解説本によっては正位置、逆位置のどちらにも書かれている場合があるからです。質問によって適切な意味が選べるかどうか、というのがその根底にあります。

 

逆位置の参考例

逆位置は、多くのカードが「そのカードの示すエネルギーが弱まっていると読む」場合や「そのカードの示すエネルギーの反対と読む」場合とされています。もちろんそうでない場合も多くありますし、同じカードでも読み方ひとつで変わってきます。

 

例を挙げてみましょう。逆位置を正位置の意味の反対とする場合です。正位置に「not」「ではない」を付けて解釈すると分かりやすいでしょう。魔術師では、正位置を「始める」と解釈した場合、逆位置を「始められない」「まだ始まらない」と読むことができます。太陽では正位置を「自分らしい」と読む場合、逆位置を「自分らしさが出せない」と読むことができます。

 

女教皇ではどうでしょうか。このカードは正位置を「受動的」と読む場合、同じような方法では逆位置を「受け入れられない」と読むことができます。しかしこれだけではなく、女教皇を人物像として読む事もできます。正位置をその人物のポジティブな性格とし、逆位置をネガティブな性格と捉えることができます。

 

女教皇の正位置は「控えめ」で「内向的」、しかし逆位置は「神経質」で「潔癖症」「繊細」と読むことができます。どちらも同じ人物なので、同じものの違った面を表しています。どちらが良いか悪いかという判断はできない事が分かります。

 

世界のカードはどうでしょう。このカードは大アルカナの最後のカードであることから「到達」「ハッピーエンド」「完成」といった「最後」を表す事が多いカードです。しかし物事は終わってしまったらどんな修正もできません。このことから、逆位置では「修正の余地あり」「努力次第でまだ改善できる余地がある」と読むことがあります。

 

未完成だからこその良さが世界の逆位置にはあります。世界のカードは吉札として有名です。このカードが出るだけで喜ぶ人も多いでしょう。しかし自分ではどうにもできない残念な面もあるのです。進展のなさを表すこともありますので、本当に「ハッピーエンド」かは質問によるということが分かります。

 

このように「良い」「悪い」や「ポジティブ」「ネガティブ」だけでは逆位置を表すことはできません。逆位置の解釈で悩むのであれば、一度全てを正位置にして占ってみましょう。占い師の中でも逆位置を採用しない人もいます。最初から採用しないと決めつけることで自由度が奪われるので、その時々で適切な答えを導けるように心をオープンにしておくことが大切です。

 

インスピレーションを大事に

正位置でも逆位置でも、インスピレーションを大事に読んでいきましょう。マルセイユタロットの小アルカナは、上下のないトランプのような模様が描かれています。このような場合は意味を丸暗記しなければいけないので、占いをする時は大変でした。

 

しかしライダーウエイトタロットは、全てが絵で描かれています。数字だけのカードはありません。カードの持つ意味が絵になったことで丸暗記しなくても良くなりました。だからこそ、意味の丸暗記に左右されない自由な占いができるのです。

 

逆位置=ネガティブ・悪いというイメージから解放されましょう。初心者ほど正位置か逆位置かという垣根をなくした方が良いかもしれません。逆位置を採用するかしないかは自由なので、その都度考えるのも良いでしょう。

占えること占えないこと

占いと言っても現代では様々な手法がたくさんありますが、大きく分けて「命占」「卜占」「相占」という3つのグループに分ける事が出来ます。「命占」とは生年月日や生まれた場所なぢ、生まれた時のデータを元に占う方法です。占星術が代表的な占いです。生まれた時に持った宿命や運命、才能や性格などを占うのに適した方法です。データが同じなので何度占っても結果が違うことがないのが特徴です。

 

「卜占」とは偶然性を元にして占う方法です。何かのデータや情報とは結び付けない状態で、占者に質問をして占いで答えを出す方式です。人の気持ちや状況、運勢など、命占で占えなううつろいやすい内容を占うのに適しています。そして「相占」とはものの形に基づいて占う方法です。顔相や手相がそうです。姓名判断や風水鑑定もこれにあたります。結果が悪ければものの形を良い形に変える事で開運できるというものです。

 

タロット占いは御覧のとおりこの中の「卜占」のグループに入ります。よって情報やデータなどは必要ありませんが、命占のような結果を求める場合は向いているといは言えません。タロットが得意とする内容は「彼の気持ちが知りたい」や「この後状況がどう変化していくのか?」といったはっきりとしずらいふわりとした内容や、日々変化しやすいものに対するアドバイスを求めるような質問です。

 

タロット占いをする時の質問の仕方

自分が占者としてタロット占いを行う時に、もし質問者がいる場合は、質問を正しく作るところから導いてあげる必要があります。これは質問があやふやであったり、求めていた回答を導く質問ではない場合があるからです。質問者が本当に聞きたいことを聞いてくるとは限りません。悩みによるストレスで周りが見えなくなっていることも多くあります。であれば依頼者が物事を整理してあげましょう。

質問のコツ① 悩みを具体的にする

 

5W1Hを使って悩みや質問をまとめていきます。言いたい事をうまく言えない質問者もいるため、占う前に論点をまとめる手伝いをします。

 

5W1Hとは、
・いつ?(When)
・誰と?誰と共に?(Who)
・どこで?場所は?(Where)
・なぜ?どんな意図や理由で?(Why)
・どのように?どんな方法でやりたい?(How)

 

紙に書き出すことで自分を客観的に見つめることができ、現状を把握できます。ここから発展させ、「置かれているこの状況Aを理想の状況Bのようにしたい」という風に考えていくことができます。

 

タロットの解説本には「質問を具体的にすること」と書かれていますが、これは「そうじゃないと当たらないよ」という意味ではなく、「必要な答えを導き出すために頭の中を整理する」「答えまでの最短ルートを模索する」というような意味で捉えましょう。

 

質問のコツ② 時期や期間に対する質問

「いつ○○になるでしょうか?」という質問は多くみられます。例えば「いつ子供ができますか」「いつ結婚できますか」といったものです。タロットの場合、この質問は適切ではないと考えます。その理由の一つ目として、タロットは行動を起こすためのツールであると考えるからです。

 

これらの質問に対する答えは「そのために自ら行動を起こした時」ということになります。行動を起こさなければ未来が変わらないのは明らかです。であれば「結婚をしたいのでアドバイスが欲しい」「幸せな結婚をするためにどう行動したら良いですか」という質問のほうが適しています。

 

もう一つの理由として、タロットは長期的な流れを見るのが苦手な占術であるからです。占星術はどんなに前でも先でも星の動きが計算上分かるので運勢を見ることができますが、タロットはいわゆる「卜系」の占いであるため「命系」のような占い方はできません。

 

スプレッドによっては1年程度を見ることはできますが、これは占星術と同じ様にあくまで運気の流れです。流れを見て「この時期が運勢が良い」と分かっても行動が伴わなければ結果は同じです。適切な行動を起こすためのアドバイスを求める質問をしましょう。

 

質問のコツ③ 責任は常に質問者にある

質問者はタロットに対して、良いアドバイスを求めるような質問が適切と考えます。どうするべきなのかをただカードに聞くのは適切ではありません。例えば「家を建てるべきか、賃貸にするべきか」といった問題は、例えこの二つの問題で悩んでいたとしても、最終的に決めるのは質問者であることを忘れてはいけません。

 

そしてこの二つの選択肢だけを見るのではなく、「快適に過ごすために家の問題をどうするか」を考えていきましょう。「住居を決めるにあたって、どんなことを知っておく必要がありますか」「住居について自分にはどんな問題がありますか」というふうに選択肢を狭めない質問が適しています。

 

中には「たくさんの選択肢からここまで絞った。あとはどちらを選んでも後悔はないのでタロットに選んでもらいたい」と言う人もいるでしょう。人事を尽くして天命を待つような、また背中を押すという意味でならこの質問でも良いのかもしれません。

 

二者択一や三者択一のように選択肢を限定して占うスプレッドもあります。良いスプレッドではありますが、責任を放棄するような質問には使わないようにした方が良いでしょう。

 

質問のコツ④ 中立を取る

質問者は悩みに対してどうしても他者責任に考えがちです。「彼はどうして○○ではなく間違った方法を取るの?」「どうして私ばかり面倒な仕事を押し付けられるの?」といった具合です。これはとてもありがちな質問です。しかし質問者の見方は物事のある一面でしかありません。自分だけが正しい前提で占うことは適切ではないと考えます。

 

「彼はどうして○○ではなく間違った方法を取るの?」では、彼が間違いで自分が正しいとしてしまっています。「彼は○○に対してどう思っているの?」と聞いた方が適切です。広い視点で彼の気持ちを理解できるでしょう。

 

そして「どうして私ばかり面倒な仕事を押し付けられるの?」については、「私がこの仕事をしなければいけない意味はなんですか?」と質問を変えてみましょう。「他者責任視点」だけではなく、そこに自分も含める「自己責任視点」も必要となります。

 

質問のコツ⑤ 前向きなアドバイスを求めるようにする

質問者の多くは、物事をネガティブに捉えてしまうためにその出来事が悩みとなってしまっています。例えば勝負に負けた時などは、負けることが悩みとなります。「どうして私はダメなのか?」「私はどうしてできないのか?」という質問をしてしまいがちですが、質問内容はあまり前向きとは言えません。

 

この悩みを解決するためには「勝利するためのアドバイスをください」と質問すると良いでしょう。前向きに進むためのアドバイスを得ることが本来の目的のはずです。ダメになる理由よりも良くなるためにどんな良い方法があるかを探していけるよう、質問を変えて手助けしましょう。

 

時に質問とは違った答えとなる

タロットのアドバイスは、質問によってはそのまま答える形ではない場合もあります。例えば「モテる私に嫉妬して、たまに私を無視する女性上司がいます。私の事をどう思っていますか?」という質問の場合です。コツを押さえておらず適切ではない質問であることが分かります。

 

これに対してタロットは「上司はあなたのことを部下の一人だと思っている」「あなたの勘違い」と出すこともあります。これは質問者が答えを予想したり自分が望んだ回答を導き出そうとしているため、質問とはズレた回答です。

 

質問者は相手を憎んですらいるようで、答えを誘導しようとしてしまっています。それに対してカードが冷静に答えているのです。この事実を質問者に突きつけても良いですが、タロット占いをする側も受ける側も適切な質問をするべきでした。

 

そしてタロットは、質問どおりの回答をするわけではないのです。時に違った角度からの回答をします。たとえば「転職して会社が遠くなったので引っ越したほうが良いか」と問うた時に「引っ越す」か「引っ越さない」かという答えではなく「体力作りをするべき」という答えとなる場合があります。

 

つまり「引っ越さずに遠いままであれば、わざわざ運動しなくても移動中に体力づくりができるよ」という二択だけではない回答を与えてくれるのです。適切な質問をするのも必要ですが、この可能性があることを占者は覚えておかなくてはなりません。占者がYESかNOかだけを想定していると、このような第三の選択を導き出せなくなります。カードを読む時はあくまで中立的に、そして思い込みのない状態で読むようにしましょう。

 

タロット占いをしてみよう

タロット占いをまだ経験したことがなければ、ぜひ占ってみましょう。占者側になりたい人も質問者になる経験は必ず役に立ちます。また占者にしても質問者にしても、タロットに対して「どうしたら○○できるのかその方法を教えて下さい」というように向き合ってみると結果が出やすいと言われています。お互いの心をひらき、受け入れるようにすると読みやすいようです。

 

占者はよく質問者に対して「具体的に質問した方が答えが出やすい」と語ります。これは質問内容を絞りこむためです。困っている人は今の状況を改善し何とか楽になりたい一心で占い師を訪ねる場合があります。こういう場合は本人でも何に困っているのか分からなくなっていることがあります。

 

この様な場合は5W1H(いつ誰とどこで何をなぜどのようにするのか?)を使ってまとめたり、今の状態をどうしたら満足な状態に持っていけるのか?というような話をしてまとめていきます。タロットは本来状況や心情などの表しずらいことを占うのが得意な占術なので、質問が分からない場合は「何に一番困っているのか」と問う占者もいます。質問者が質問をまとめられずなかなか口に出せないこともあるので、占者はひとつひとつひも解きながら納得するまで占うこともあります。

 

占者としてはタロットで出た結果を質問者に伝えているのですが、質問者からすれば相談相手はタロットカードではなく目の前の占者です。占者は質問者の話を真剣に聞き、なるべく寄り添った回答が出来るよう心がけるようにしましょう。質問者は自分が信用できそうだと思う占者に依頼したほうが良いでしょう。

 

スプレッドの利用の仕方

スプレッドを使う場合には、まずシャッフルとカットをしっかり行います。これは占う時の基本となります。シャッフルは「何秒やらないといけない」という決まりはありませんが、シャッフルをしている間に心を落ち着け、質問を明確にしなければいけません。「ゾーンに入る」と言われるような集中状態に持っていくための時間と考えます。

 

初めはたくさんのカードをシャッフルすることに指が慣れていません。慣れていなくてもカードを落としたりしないように注意を払い丁寧に行います。時間がかかっても良いので落ち着いてカードの束をまとめていきましょう。

 

シャッフルとカットが終わったら、スプレッドの番号順にカードを配置していきます。カードは裏のまま配置しても良いですし、最初から表向きでも構いません。しかし裏のカードを表に返す時は上下が入れ替わらないように気を付けましょう。

 

配置場所にはそれぞれ何に対する答えかが書かれています。該当する場所のカードを読むことはもちろん、周囲に出たカードを見渡してカード同士の連携を考えるとより深く読むことができます。

 

また、スプレッドに多く登場する「過去」や「未来」は近いものであり、何年も昔あるいは遠い将来というものではありません。あくまで変化を捉えるための過去や未来であることを覚えておきましょう。

 

「状況」「心情」も多く出てくるワードです。これらは混同されやすいのですが、「状況」は客観的に見た状態、心情は個人が頭の中で考えていたり思っていたりする感情の部分です。

 

ワンオラクルスプレッド

タロットワンオラクルスプレッド
一枚引きとも呼ばれているスプレッドです。簡単に行えるので、練習として毎日の運勢をひくことができます。一枚だけで読まなければいけないので、複数のカードを使うスプレッドよりも流れが見えにくく補助もありません。リーディング能力を鍛えることができます。基本的には質問に対する答えとして読んでいきましょう。何の質問でも使うことができます。

 

スリーカードスプレッド

タロットスリーカードスプレッド
三枚引きと呼ばれるスプレッドです。ワンオラクルよりも枚数が増えているため、物事の流れを読むことができます。時間軸での展開なので、もし今日の運勢を占うのであれば、時間経過としてみると良いでしょう。
1:過去
2:現在
3:未来
としてカードを配置します。3枚の関連性を見出せるようになると、流れがより読みやすくなります。状況を読むだけではなく、心の変化をみる方法としても使うことができます。

 

十字スプレッド

タロット十字スプレッド
このスプレッドは、主に恋愛占いなどに使われる心情と状況をメインに展開するスプレッドです。カードを15枚並べ、その真ん中の5枚を採用します。シャッフル・カット後に左から右に5枚並べていきます。終わったらその列の手前にもう一列同じように並べます。3列並べたら、1から順にカードをめくります。 
1:相手の現在の心情
2:自分の現在の状況
3:自分のとるべき対応策
4:二人を取り巻く周囲の状況
5:関係の最終予想
としてカードを配置します。

 

恋愛だけでなく、特定の相手との人間関係にも使うことができます。4に配置したカードは、協力者や恋のライバルの出現を表すこともありますので、深く読んでみましょう。

 

ヘキサグラムスプレッド

タロットヘキサグラムスプレッド
ヘキサグラムとは六芒星のことを指します。六芒星を型どるように配置するのがこのスプレッドです。物事にどのように対処したら良いかを知ることができます。7枚だけの使用なので初心者にも覚えやすく、どのような質問でも幅広く対応できます。

 

1:過去の状況
2:現在の状況
3:未来の状況
4:本人のとるべき手段・対応策・可能性
5:本人の周囲の状況、協力者、対人関係
6:本人の心情、願望、姿勢
7:最終予想
としてカードを配置します。4、5、6はカードによってどのようなことを指しているのか判断します。最終予想が望んでいない結果だった場合、そうならないために対策をすると考えて4を読むと良いでしょう。

 

ケルト十字スプレッド

タロットケルト十字スプレッド
とてもメジャーであり、古くから伝わるスプレッドです。10枚のカードを使用するため、少し難解ではありますが質問を掘り下げて考えるのに向いています。最初のうちは答えがまとまらない事が多いですが、じっくり考えて慣らしていきましょう。

 

1:現在
2:障害・救助
3:本人の意思や理想
4:本人の心情や本音
5:過去の状況
6:未来の状況
7:本人の状況・立場
8:周囲の状況・周囲からの影響
9:本人の願望・恐れ・限界
10:最終予想
このように配置していきます。
2の配置に注意しましょう。1のカードと重ねて展開しますが、向かって右手が下方、左手が上方となります。

 

二者択一スプレッド

タロット二者択一スプレッド
選択肢が二つあった場合に使うことの出来るスプレッドです。どちらの状況もみることができるため、選択を促すことができます。もちろんこの二択をやめるという方法もとれます。選択肢AとBに分けて展開しますので、最初にはっきりと分けておきましょう。

 

1:現在の状況
2:Aの状況・心情
3:Bの状況・心情
4:Aの最終予想
5:Bの最終予想
このように配置していきます。購入を迷う場合などに使えますが、あくまで選択の責任は質問者にあります。またこの二択しかないと思い込んでいる場合もありますので、質問者の状況によっては二者択一ではないほうが良い場合もあります。相談の内容によって使うかどうかを見極めましょう。

 

ホロスコープスプレッド

タロットホロスコープスプレッド
13枚のカードで展開する大がかりなスプレッドです。枚数は多い展開法ですが、物事を13パターンに分けてみることができる方法なので、運勢を細かく知りたい時や年間の運勢などに向いています。

 

1:自分・個性
2:金銭・所有
3:思考・兄弟
4:家族・住居・母親
5:恋愛・レジャー・賭け事
6:健康
7:対人・結婚
8:セックス・死
9:遠方の旅行・学問
10:社会評価・父親・職業
11:友人・社交・願望
12:災難
13:総体運・全体予想
このように配置します。これは名前のとおりホロスコープのハウスに見立てた運勢を表します。ハウスが司る意味を運勢として展開します。同じ場所であっても、カードによって何に関する運かを見極めましょう。他にも1を1月、2を2月・・・という風に月別の運勢やアドバイスというようにみていくこともできます。汎用性の高いスプレッドのひとつです。

 

スプレッドは無限にある?

決まったいくつかのスプレッドを占いに用いていると、欲しい答えが得られない場合もあります。スプレッドには配置されたカードにあらかじめ決まった回答が設けられているため、それ以外の回答はまた違うスプレッドを使うことになります。

 

であれば、ワンオラクルスプレッドを何度か繰り返して答えを得るという方法もあります。質問には必ずスプレッドを用いなければいけないということはありません。人によっては多用するスプレッドも出てきます。

 

もし現在知っているスプレッドで答えが得られない、物足りないと感じる場合には、スプレッドを作る事もできます。これは慣れてきてある程度知識を得てからになるかもしれません。しかしこのようにして現在のタロティストたちがスプレッドを提案しバリエーションを増やしているのです。

 

ここで紹介したスプレッドは有名で古いものが多くあります。しかしそんな古いスプレッドでも独自で改造をして意味合いや配置場所を変更することもできます。スプレッドは編集可能な定型文のようなものであり、あくまでも一例なのです。オリジナリティに富んだスプレッドでより占いやすくすることも、タロットの楽しみと言えます。

 

タロット占いのリーディングの方法

タロットカードで占う際に、どういう方法でカードのリーディングを行っていますか?人によって様々ではありますが、主に行われる二つの方法をご紹介します。

 

意味を記憶して読み取る方法

この方法は「カードの意味をたくさん記憶してその中から適切なものを答える」というものです。この方法は、簡単に言ってしまうと解説本を何冊も丸暗記すれば可能です。「質問に答える」という作業は、簡単なようでいて難しい作業です。ただ会話しているだけではなく、質問に的確に答えられるかが問われます。

 

その答えを作り出す材料として、たくさんの言葉を用意しておくのです。材料が足りないと、多くのものを作り出すことはできません。言葉をたくさん持っている、一般的に言う「語彙に豊富」な状態であれば回答もスムーズでしょう。先に言葉を記憶しておくと、カードの意味を後から理解することが出来ます。「どうしてこのキーワードなのかなと思っていたけれど、このカードにはそういう背景があったのね」というように、キーワードの裏付けを後から理解出来るのです。

 

例:塔のカード正位置
意味「神の救済」

 

このような場合、ただキーワードを記憶するだけであれば、雷に打たれて男女が塔から飛び降りているカードがどうして「神の救済」なのか分かりませんよね。救済ではなく罰を受けているように見えますので、なおさらおかしく思います。しかしこのカードは、人間のおごりで築いた塔を神が壊すことで過ちに気付かせ救済している、つまり崩れることで救われるような意味のカードなのです。

 

このように背景を理解してキーワードを知るわけではなく、キーワードを先に記憶して後から背景を理解することができます。どちらが良いというわけではありません。早く記憶しておけば早く占いを行う事が出来るので、このような方法で占う人もたくさんいます。カードについての歴史や言われを知らなくてもカードの意味が分かるので、占う事が可能です。

 

カードの雰囲気から読みとる方法

一方、まったく違う方法もあります。カードの雰囲気を見て想像して質問に答える方法です。この方法は解説本がなくても、カードの背景や歴史を何も知らない子供でも占うことができます。しかし子供が出来るからと言って簡単というわけではありません。

 

方法はこうです。まず質問を受けます。
「来月の運勢を見て下さい」そしてカードを引きます。

 

塔のカードが出ました。
もしカードの意味を記憶していたら、

 

「職場が倒産するかもしれない」
「リストラされるかもしれない」
「資産運用に失敗して大損するかもしれない」

 

というような答えをするかと思います。「倒産」「リストラ」「大損」は塔のキーワードだからです。

 

一方カードの雰囲気から読みとるとどうなるかというと、
「自分の力ではどうにもならないような災いが来るかもしれない」
「準備する間もなくとてつもない規模の破壊を受ける可能性がある」
「自分の生活を崩されるかもしれない」
となります。

 

これは塔のカードが「受動的」で「破壊されている」様子があり、「自分では逃げる事すらままならない」様子が描かれているからです。

 

描かれているままを言葉にするのは、誰にでも出来ます。
「これ太陽かな」「女の人が棒を持っている」など、観察したままの印象から結果を推理します。
これは「ボイスインザカード」と呼ばれる方法です。

 

こんな曖昧な答え方で大丈夫なのかと心配になる人もいると思います。
しかし、そもそもタロットの絵柄は象徴で描かれています。

 

例えば「ダイエットをしたいのでアドバイスをください」という質問を受けた時に、悪魔のカードが出たとします。
「悪魔に気を付けて下さい」
という答え方はしませんよね?悪魔に象徴される「食欲」や「食への誘惑」に気を付けて下さい、といった意味の回答をするかと思います。

 

このように、タロットの絵柄は象徴です。
悪魔が出れば「悪魔のような○○」というように頭の中で悪魔に該当するものに変換して答えを導きます。
カードを観察して何の象徴かを想像して答えられれば、解説本の記憶はいりません。

突き詰めれば、質問が何か知らなくても回答が得られる方法であるとも言えます。
出たカードに「○○が必要であると出ましたが、○○のようなことが思い当たりますか?」と質問者に投げかけ、それに該当する事柄を答えてもらえば良いからです。

 

会話をしましょう

もし質問者がいて内容が相談であるなら、上記どちらの方法でも質問者との会話は重要であり必須であると考えます。
特に後半の方法のほうがより会話が重視されてきます。
質問者は占者にただ回答をもらうだけでなく、占者も質問者も一緒になって悩みに向き合い、時に戦う「味方」となるからです。

 

占いであれば、質問が分からなくても回答することはできます。
しかし相談事を話さずに回答だけ受け取っても納得出来るでしょうか?
自分であったらどうでしょう?友人に何も言っていないのに「あなたはこれが弱いからダメなのよ」と突然言われたら少々ムッとすると思います。何も知らないくせに、そう思ってしまいませんか?

 

占う時に会話をするのは、過剰に情報を引き出したいからではありません。
あくまで相談にのるというベースがあるからです。

 

質問者が望まない場合を除いて、家族のように、親友のように、恋人のように親身になって質問者の相談にのることが出来れば、理想的です。。

 

リーディングとは?リーディング時に気を付けたい落とし穴

タロットカードをやりたい!という方のほとんどが「カードを並べたい」「リーディングをしてみたい」という思いで始めている場合が多いと思います。タロットカードを決められた手順通りにシャッフルしてカットし、順番に並べていきます。必ずカードが出ますので、出たらめくった順にリーディングをしていく、という流れでタロット占いを行っていきます。

 

そして「さあカードを見てみよう!」この時に、どんな方法でカードをリーディングしていきますか?そもそもリーディングとはどういう事を指すのでしょうか?普段あまり考えないかもしれません。リーディングを日本語にしてみると、「読む」や「解釈する」というような言葉で表されるかと思います。「カードを読んでみましょう」「カードの解釈が難しい」といった使い方を良く聞きますね。

 

落とし穴その1

しかし実はここに小さい落とし穴があります。
あなたが「解釈」したり「読む」のは、カードではありません。読む相手は、質問者なのです。
カードは読むための道具であり、「カードを使って相手を読む」が正解となります。

 

カードばかり読もうとすると、「カードを見る→分からないから解説本を見る→中に書かれているキーワードのどれかを読む→質問の答えになっていない」という流れに陥りませんか?
これでは質問にきちんと答えられない場合がほとんどです。質問が多種多様なのに対して、解説本のキーワードは全ての質問に合う様には書かれていないからです。

 

なんとなくピントが合っていない回答をしてしまうなら、この流れに陥っています。最初の壁とも言えるかもしれません。本を見るより先にカードを見てみましょう。数枚のスプレッドであれば、組み合わせて読む事も必要です。その1枚に固執してどうにかしようと思っているなら、まず全体を見回すことをおすすめします。

 

落とし穴その2

タロットカードは実に様々です。
恐ろしい印象の絵が描かれているカードもあれば、思わず笑顔になってしまうような幸せそうな絵柄のものもあります。
当然ですが、これらは全て違います。

 

しかし「良いカード」と「悪いカード」の二つに分類してしまうことはありませんか?
これが固定観念となり、時にリーディングを妨げる事があります。
これが知らず知らずにはまってしまう落とし穴です。

 

タロットカードの絵柄が好きな人は、カードの絵柄に対して好き嫌いの感情を抱いてしまいます。
ついつい「このカード好き」と思うと「良いカード」と分類し、「このカード怖い」と思うと「悪いカード」に分類しがちです

 

しかし「良い」や「悪い」は何が良くて何が悪いのでしょう。
質問を聞く前から良い悪いを決めてしまうのは、リーディングする上で良いこととは言えません。

 

質問者が「あっ、悪魔が出たから悪い結果なんですね」と言ったとしても、流されてはいけません。
占者としての読みが一気に曇るからです。

 

フィルターを全くかけずに物事を見る事は不可能に近いでしょう。
しかしフィルターを減らすことは出来るはずです。
質問者は「悪魔のカード=悪いカード=悪い結果」という単純な回路でこのように言ってしまっていますが、占者は質問に対して正しくリーディングをできれば問題ありません。

 

例を挙げてみましょう。良くあるのは
世界のカード=良いカード
塔のカード=悪いカード
というイメージです。

 

しかし本当に世界のカードは良いカードですか?
世界のカードは「完成」や「達成」というキーワードがあります。
しかし物事は完成してしまうともう変化できません。
出来上がってしまった家を木材にすることは不可能なのです。

 

成長してしまった植物を種に戻すことが出来ないように、「完成してしまったらもう変化できない」という風にも取れます。
これは一概に「良い」とは言えないのではないでしょうか?
「成長の余地がない」という意味が果たして「良いカード」と言えるかどうか、もう一度考えてみましょう。

 

同じように塔のカード=悪いカードという式を頭の中に作ってしまっているなら、なぜ悪いのか考えてみて下さい。
雷が落ちたからでしょうか?
そもそも描かれている男女が塔を立てなければ雷は落ちなかったのではないでしょうか?

 

このカードは「破壊という神の救済」なのです。
壊れるべきものであったと取ることが出来ます。
「壊れること」や「崩されること」は喜ばしいことではありません。

 

しかし「そもそも塔を建てるのが間違いだよ」という問題以前の問題を指摘されているのです。
これは本人の立ち直りの過程とされています。

 

見た目が恐ろしいからと言って悪いカードと分類するのは、占者にとって有益ではありません。
この分類は知らずに行ってしまう事がほとんどです。
なるべくフィルターを外して見るように、普段から気を付けてみましょう。

 

落とし穴その3

近年流行している「チャット占い」などに代表されるように、占いの中でもじっくり行う相談ではなく、一問一答のようなスピードが求められるものが多くなりました。
しかし占いにスピードが必要なのでしょうか。
もし「早く答えなければ」と思ってしまっているのなら、それはあまり重要ではないことを思い出して下さい。

 

占いは自動販売機のように答えを手軽に出す方法ではありません。
早く、端的に、正確に、といったインターネット界特有の風潮にのまれてしまっています。
「この占い師は時間がかかるし、言われたことに思い当たることもないし、当たらない」という風に言われても必ずしも「ダメな占い師」ではありません。

 

質問が複雑であれば多角的に占うため時間はかかります。
質問の仕方が悪い場合もあります。
思い当たることがないのは、(次項でも紹介していますが)その人が知り得ない情報を与えたからに過ぎません。
当たらないという意見は多くありますが、答えばかり求めて自分で考えない人は問題解決より占い師を評価することに力を注いでいることが多くあります。

 

何でもレビューを書く時代です。
物を購入したら一度は使ってみて「この商品は使いやすい」であったり「この機能は必要ないと思う」といったフィードバックが出てくるものです。
使いもしないでレビューを書くのは、元々持っている印象をただ言葉にしたに過ぎません。
それは正確な評価ですらないので、参考にならないどころか、質問者側に問題がある可能性があります。

 

落とし穴その4

「なんだか思い当たらない」と質問者が感じる場合、二つのことが考えられます。
一つは、質問に対して本当に答えられない場合です。
カードを質問に沿わせて正しく読めない場合がそれです。

 

キーワードの記憶だけをしていて正しい答えを導きだせずにピントのずれた回答をしていると、質問者は「なんだか違うなあ」と違和感を感じます。これは質問者がもっとたくさん練習をして、慣れる必要があります。
本ばかり見ているのではなく、スプレッド全体を眺め、カードの絵柄から得られる印象を元に想像してみると良いでしょう。

 

もう一つは、質問者の知りえない情報を答えた場合です。
質問者が知りえないわけですから、もちろん思い当たることはありません。
例えば未来に起こることを告げた場合は知っているわけがありませんよね。
そもそも質問者がすでに知っている情報を与えたところで、占いに価値があるのでしょうか?

 

ただの確認作業になるだけで、その情報は質問者にとって良い判断材料にもなりませんし、何の役にも立ちません。
そしてそんな役に立たない情報にお金を払う人もいないでしょう。
占いであるからこそ、本人が予測できないような事態を前もって告げる事が出来ます。
そしてその事態を避ける方法を与える事が出来ます。

 

「なんだか当たらないなあ」
そう思われるのが怖くて、確認作業ばかりに陥っていませんか?

 

確認作業がうまくいくと
「すごい!過去の出来事が当たってる」
と言われるので占者は安心出来るでしょう。

 

しかし過去は過ぎたものです。
ものによっては質問者に有益な情報とは言い難いので、確認作業にばかり気を留める必要はありません。

 

過去ではなく未来についてであれば、質問者が予測できない情報を与える事が占いの良いところだと言えませんか?
質問者も薄々予想していたものを再度カードで出したところで「私もそう思ってました」と思われるだけです。
これもただの確認作業と言えます。

 

未来に関しては、質問者が予測できなかった角度からアドバイスしてあげることが、占いに出来る質問者のためになる方法です。
占いだからこそ質問者が知らなかった状況が読めるのだと、結果に自信を持ちましょう。
自信がない時ほど確認作業に陥ります。これが落とし穴です。

 

なんとなく当たっている気がしているだけなのです。
質問者の顔色ばかり伺うような占いは質問者にとっても占者にとっても良い相談ではないと言えます。

 

落とし穴その5

「落とし穴4」では「質問者が予測できない違った角度からアドバイスしてあげる」と述べましたが、具体的に例を出してみましょう。

 

例:
Aさん「困ったことになったわ」
Bさん「どうしたの?相談に乗るよ?」
Aさん「パパが突然犬を連れて帰ってきたの!それで私が毎日散歩しなくちゃいけなくなったの。40分もよ?面倒だし歩くの嫌だわ。どうしよう」
Bさん「それは大変ね。でもウォーキングマシンに乗る手間が省けたね。ジムの代わりになるからお金もかからないし、ジムに行く時間もいらなくなったね。犬は可愛いし、ダイエット器具もいらないし、なんだか良いね」
Aさん「あ、そうか!」

 

大げさな例ではありますが、最後のBさんの回答のようにAさんとは違った角度から回答できるのが占いなのです。
AさんはBさんに相談するまで「犬の散歩は面倒で嫌だ」というマイナスのものと考えていました。
しかしBさんは「その方法は得だ、良い方法だ」とAさんにアドバイスしています。
同じ物事でも、二人いれば二通りの違った視点で見ているのです。

 

AさんはBさんにアドバイスをもらうことで、二通りの視点で見る事が出来るようになりました。
その結果ダイエットのためにジムに通って出費することもなくなり、より健康になって得したわけです。

 

質問者に与えるべき情報は最後の「あ、そうか!」と思わせるような、本人にとっては画期的な方法ではないでしょうか?
犬の散歩=ダイエットという考え方は一般的ではあります。
しかしAさんには見えていませんでした。
これに気付かせてあげられるのが占いであると言えます。
何か画期的な方法ではなくても、本人にとって有益であるからこそ占いには価値が生まれます。
質問者本人だけの視点に捕らわれて落とし穴にはまらないように、発想を固定しないでおきましょう。
そしてこのようなアドバイスをしてあげられるように、多角的な視点で物事を捉えるようにしてみましょう。

 

その情報は有益?それともただの確認?

占いの結果が良くても悪くても、質問者にとって有益な情報を与えられるのが占いの良いところです。
質問者の顔色を伺いながら行うのは自信がない時に陥りがちな落とし穴ですが、そこに捕らわれずに占いましょう。

 

浄化が必要な時とは?-タロットの浄化について

タロットを長年使っていると、「最近当たらないな」「なんだか違和感があるな」と感じることがあります。
答えの出方が不自然であったり、占ったあとの変な感覚や疲労感などもカードを使っているからこそ分かる違和感です。
このような違和感は、カードからのサインと捉えましょう。
浄化のタイミングとなります。

 

占いをする時は、楽しいことや嬉しいことよりも悩んでいる時のほうが多く行われます。
マイナス感情やネガティブな気分の時ほどカードに触れる機会が多くなるのはしょうがないことです。
しかしマイナス感情やネガティブな思考は、東洋の思想である「気」のようにカードに移ってしまうと考えられています。

 

占う者であってもクライアントであっても、悪い気は溜まります。
悪い気が違和感となって占う者に影響してしまうのです。

 

この悪い気を取り除くのが浄化です。
浄化のサインを感じたらぜひ行ってください。
カードのメンテナンスを行うことで、また元の調子で占う事が出来るようになります。
鏡の曇りを取るような感覚です。

 

美しい鏡でも、使っていれば曇りが出てきます。
しかし磨けばまた正しい像を映してくれます。
このようにしてカードをリフレッシュさせ、クリアにすることでまた以前のような明確な答えを導き出してくれます。

 

カードの浄化にはいくつか方法があります。
緊急でも出来るもの、道具がいらないもの、時間のかかるものなどがありますので、それぞれ自分に合った方法で行ってください。

 

浄化方法① シャッフルやソーティング

誰でも今すぐ簡単にできる浄化方法です。
シャッフルとは占う前にも行うように、カードを混ぜる事をいいます。
まんべんなく混ぜ、違和感が消えたりスッキリ感が感じられたら手を止めます。

 

占う時と同様にカードをまとめ、絵柄を見てカードを順番通りにします。
シャッフルはこもっていた嫌なものを外に出て行かせるようなイメージで行います。

 

そして順番どおり直すのは、カード本来の順にすることでカードたちが落ち着くからです。
やはり人間と同じようにいつもの場所が一番落ち着くのでしょう。

 

ソーティングは始めにカードの順番を正しい位置に戻します。
そして「大アルカナ」「ワンド」「カップ」「ソード」「ペンタクル」の順に束のまま伏せて並べます。
1つの山を5種類のグループに分けたので、5つの山ができます。それをまた重ねて元に戻します。
左から順に右の束の上に乗せていきます。正規の順番に戻すことでカードのリフレッシュになります。
順番は人によって違う場合もありますが、毎回同じ順番となればカードは落ち着きます。

 

浄化方法② パワーストーンによる浄化

パワーストーンはたくさんの種類がありますが、その中でも浄化力の強い水晶を用いて浄化を行います。
水晶の上にカードの束を置いておき、溜まった気を吸い取ってもらいます。
水晶の形はクラスターが一番良いとされますが、どのような形でも問いません。

 

しばらく置いておき、持った時に違和感がなければ完了です。
なお、乗せるカードの順番を「大アルカナ」「ワンド」「カップ」「ソード」「ペンタクル」にすると良いです。

 

浄化方法③ スモーキング

文字通りスモーク(煙)を使って浄化する方法です。
煙は良い香りのものが良く、お香やハーブを用います。
お香やインセンスは特にサンダルウッドやミルラ、フランキンセンスなどが良いとされます。
ハーブであれば乾燥したものを用います。ホワイトセージやヒマラヤスギ、スイートグラスが良いでしょう。
好きなものを使っても構いません。
精神的に落ち着ける香りが良いとされます。

 

使い方は、浄化専用の香炉や器を用意します。
あらかじめソーティングしておき、初めに束ごと煙にくぐらせましょう。
5束全て終わったら、今度は一枚一枚くぐらせていきます。表も裏も煙にくぐらせ、また一つの束にします。
最後に78枚の大きな束を丸ごとくぐらせて終了です。
使用頻度が高ければそれに応じて定期的に行いましょう。

 

少し高度な浄化方法としては、浄化に四大元素を取り入れる方法があります。
貝殻を器にして乾燥ハーブを燃やして浄化すると、貝殻が水属性、燃える火は火属性、植物が地属性、煙が風属性となります。
儀式としてバランスが取れているとされる方法です。
可能であればぜひ行ってみましょう。

 

浄化方法④ 塩水による浄化

塩の浄化力を利用する方法です。塩は天然のものを使用します。
カードに触れさせるか、塩水を作ってスプレーしても良いでしょう。

 

紙のカードは耐久性に乏しく、かえって傷めてしまう可能性が高いので避けた方が良い方法でもあります。
プラスチック製のカードであれば問題ありません。

 

心配な方は予備カード等で試したほうが良さそうです。
カードの材質に気を付けて行いましょう。

 

浄化方法④ 土に埋める

手間と時間はかかりますが、とても効果のある方法です。
水分が染みたりしないようにしっかりとカードを包みます。
そして安定した土地の土にすっぽり埋めてしまいます。1週間から2週間を目安に掘り出しましょう。
土に埋められるのは死を意味しています。

 

そして掘り起こされるのは再生や誕生を意味します。
死んでまた再生することで「生まれ変わった」ように生き生きとした気を持って蘇ります。
カードの疲れや穢れが多い時に使える方法です。

 

くれぐれも水分や土がカードに触れないように注意しましょう。
また誰かに掘り起こされないように、安心できる場所に埋めるようにしてください。

 

浄化後の対処

浄化後はまたいつものとおりにカードを使用して構いません、しかしせっかく英気を養ったのですから、保管もしっかり行いましょう。
カードを部屋に無造作に置いておくのではなく、専用のケースにしまって落ち着かせるようにします。
木製のケースが良いとされていますが、専用に用意したポーチなどでも構いません。
いつもそのケースに入れ、カードを眠らせるようにすると良いでしょう。
カードにとっては安心できる寝室のようなものなのです。

 

まずはタロットを毎日楽しむ

タロットが好きな人は何かしら自分で楽しむ方法を持っていると思います。
例えば絵柄が好きならコレクションとして多く保有していたり、毎日自分の運勢をみるために1枚だけ引いて見たりなど様々です。

 

絵柄に慣れるためにも神秘性に触れて楽しむためにも、まずは毎日眺めてみると良いでしょう。
何となく好きになるカードが出来たり、面白い発見があるかもしれません。
ぜひ毎日の生活にタロットを取り入れて楽しんでみて下さい。

タロットカードについてもっと学ぶ

 

タロット占いとは?

 

大アルカナとは?

 

小アルカナとは?

 

ワンド(Wands)のカードとは?

 

カップ(cups)のカードとは?

 

ソード(Swords)のカードとは?

 

コイン(coins)・ペンタクル(Pentacles)のカードとは?

 

ライターの最新記事

    • タロット用語集

    爪について-手相占い

あなたにおすすめの無料占い

あなたにおすすめのコラム

    • タロット用語集

    XXl世界[The World]

    • タロット用語集

    Ⅵ恋人[The Lovers]

あなたにおすすめの公開占い





ページ上部移動する