ペンタクルの4(硬貨・コイン)[Four of Pentacles]

ペンタクルの4

大きなコインを抱えている男性の姿が描かれています。

男性はコインを大事に抱えていますが、幸せそうな表情ではありません。

コインを手放したくないがために身動きが取れなくなっています。

しかし同時にコインに身動きを封じられているとも言えるのかもしれません。

このカードには男性の所有欲が現れています。

イスに座り込み頑として動かない様子は所有欲が強いあまりにコインの出し入れを抑制しようとしています。

よって変化を嫌う傾向にあると言えます。自己主張が過ぎるとも取れます。

コインに執着するあまり、コインを管理化に置こうとしています。

他人に触れさせまいとしたり、減らさないようするための物事のコントロールを意味しています。

男性の表情から悪いイメージに取りがちですが、財産を守り維持できるという意味もあります。

ペンタクルの4の正位置のキーワード

執着心、保守、富の保有、不動心、ケチ、執念、固執、貯蓄、経済力の安定、財産を守る、不動心

ペンタクルの4の逆位置のキーワード

執着、物欲、がめつさ、強欲、手に入れたもの手放したくない、現世利益への執着

コインの4の正位置

ペンタクルの4の正位置の意味

男性の様子からペンタクルの4の正位置は「執着心」「保守」「富の保有」「不動心」「ケチ」「執念」「固執」といったキーワードとなります。

コインが経済面を象徴することから「貯蓄」「経済力の安定」「財産を守る」といった意味もあります。

また男性の表情から「不動心」という意味も含まれます。

【ペンタクルの4の正位置】恋愛・対人関係

ペンタクルの4の正位置は、経済力のある相手との出会いがある暗示です。

結婚につながるような将来性のある相手となるでしょう。

相手は変化を求めない性格のようなので、付き合ってからも生活の維持をしたがります。

もし長く付き合っている人がいるのなら、このまま関係を維持しましょう。

変化を求めなくても良い時期です。

変化がないとつまらないと感じる事もあるでしょう。

しかし現状維持が最適であると考えているようなので、相手はあなたもそれに従って欲しいと思っています。

自分の秩序を押しつけるタイプなのかもしれません。

対人関係では、仲間を道具のように扱い自分の支配下に置きたいと考えているようです。

またそういった関係性を示します。

仲間やチームといえども上下関係や主従関係が存在しており、自由度は低い関係です。

また自分にも他者にも安全な方法をとることで、誰の不利になることもなく安全策を講じることができます。

チームで何か成果があっても分け前以上を望まず、また他者に成果を少なく渡すことのないようにしましょう。

【ペンタクルの4の正位置】結婚

ペンタクルの4の正位置は、現在付き合っている人と結婚する暗示です。

交際が安定しているのであればその可能性が大きくあるでしょう。

結婚後の生活は経済的には問題なく、安心して暮らせます。

起業や独立、転職など生活をゆるがす大きな変化を望まなければ、財産をそのまま守り続けることができます。

【ペンタクルの4の正位置】仕事

ペンタクルの4の正位置は、アイディアだけ、行動だけという仕事の仕方ではなく、信念を持ってアイディアをきちんと実行し形にすることで初めて自分の力であると認めてもらえます。

口だけでも、誰かのアイディアを実現させるだけでも、まだ自分の能力として認めてもらえないようです。

結果を出すことが求められます。

現在の水準を維持したり、流れを把握して現状を守るような仕事はうまくいきます。

また得意でもあります。

仕事はおおむね成功し、結果が出るのはもうすぐそこです。

もし転職を希望するなら、不動産関係が良いでしょう。土地や建物の管理が向いています。

【ペンタクルの4の正位置】金運

ペンタクルの4の正位置は、財産を増やしたい、収入を増やして生活を安定させたいという希望があっても、金銭に執着したりけちになるのは幸せな生活とは言えません。

その気持ちは少し抑えめにして、経済面を維持することを中心に考えてみると良いでしょう。

維持とは収入があり支出もある状況です。その方が生活がスムーズに進行します。

もし突発的に経済的な損失があっても、立て直す能力がありますので心配いりません。

強欲になるよりも節約志向になって生活を考えると良いでしょう。

コインの4の逆位置

ペンタクルの4の逆位置の意味

ペンタクルの4の逆位置は「執着」というキーワードが含まれます。

他には「物欲」「がめつさ」「強欲」といった金銭に関わるものや所有しているものに対する執着心や、もっと欲しいという過剰に欲する心がキーワードとなります。

執着心が強いあまりの「偏見」や「頑固」「抵抗」もキーワードとなる他、動かない様子から物事の「中断」「遅延」「経済的損失」を指すこともあります。

【ペンタクルの4の逆位置】恋愛・対人関係

ペンタクルの4の逆位置は、恋人の束縛を意味します。

自由な行動や意見は許されず、そのような行動で恋人は嫌な顔をするでしょう。

変化を望まない相手は、なるべく関係を発展させないようにしているのかもしれません。

大切にすることと執着することを勘違いしている可能性もあります。

また、相手がエゴイストであることもあります。

もし恋人を得たいのならば、今の動かなすぎる状況に何とか変化を起こし行動していきましょう。

行動なくして変化は起こりません。自分に変化が訪れることを嫌がっているのでは、良い縁もつかめないままとなります。

対人関係では、自分が頑固なために、チームや仲間で動く時にやっかいな人物となっていないか考えてみましょう。

頑固過ぎる姿勢はチームワークを乱すことにもなります。

周囲に対して無遠慮にならないよう、客観視することを意識しましょう。

【ペンタクルの4の逆位置】結婚

ペンタクルの4の逆位置は、結婚することで大きな変化が訪れる暗示です。

安心して生活出来ていたものが脅かされたり、大切なものを失うようなできごとがあるかもしれません。

不安はありますが、何かを手放したからといって結婚が破断するわけではありません。

持ち物と幸せが必ず同じであるとは限らないことを知るでしょう。

【ペンタクルの4の逆位置】仕事

ペンタクルの4の逆位置は、プロジェクトや請け負った仕事を発展させるために新しい考え方や変化が必要となります。

その妨げになるような古い考えには固執しない方がうまくいきます。

変化に危険が付いて回るのであれば、安全確保も必要です。

損失が大きくならないよう注意しましょう。 金儲け主義で動くとかえって損失が出てきます。

物欲はほどほどにして私欲に走らないように注意しましょう。

仕事に流れがあるならば、その流れに無暗に逆らわず、時には身を任せて進めるようにすると損失は最小限にできるでしょう。

【ペンタクルの4の逆位置】金運

ペンタクルの4の逆位置は、損だけはしたくないという思いが強く、私利私欲に走ってしまっています。

物欲の強さは無理に抑えるのが難しいですが、なぜ物欲が強くなっているのか考えてみましょう。

もし生活に不安があるのであれば、その不安を解消する方法を考えた方が賢明です。

お金に執着して支出すべき時にしない方法を選んでも、得はしませんし幸福にもなりません。

支出が有意義であればけして損することはないのだと学びましょう。

お金に支配され過ぎないようにするべきです。

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