「既読はつくのに、土日は絶対に返ってこない」この沈黙が私の居場所
ニックネーム:まい 様(仮名)/女性・32歳
あおい先生、はじめまして。
ずっと心の中でモヤモヤしていた気持ちが、とうとう言葉にならなくなってきて……誰かに聞いてほしくて、メッセージを送らせていただきました。
彼とはマッチングアプリで出会いました。
お互いに仕事が忙しいこともあり、連絡のペースはそこまで頻繁ではないけれど、会えば楽しくて、身体の関係も自然に始まって……いわゆる「ちゃんと付き合ってる」というわけではないけど、彼の中にも多少の想いはあるのかなって、ずっと信じていたんです。
でも、土日になると、彼からの連絡はぱったりと止まります。
LINEは既読にはなるんです。でも、そこから何も返ってこない。月曜日の夜に「ごめん、バタバタしてた」とだけ返事が来ることもあるけれど、もはや定型文のようで、心が動かなくなってきました。
平日は「彼に必要とされてるかも」と思えても、土日は「私は“誰でもない存在”なのかな」と思ってしまいます。
この沈黙が、だんだん私の居場所になってしまっていて。
返事をもらえないのが当たり前、というか、期待しない方が楽だという感覚にも慣れてきてしまっている自分が、ちょっと怖いんです。
彼は私のことをどう思っているのか。
このまま関係を続けてもいいのか。
ちゃんと向き合う勇気がほしくて、ご相談させていただきました。
「“優しさの沈黙”に慣れてしまった心」
まい様、ご相談ありがとうございます。
あなたの文章を読みながら、胸がぎゅっと締めつけられるような思いになりました。
“期待しないことで自分を守る”――それは、誰にも気づかれない小さな悲鳴のようなもの。
でも、こうして言葉にしてくださったことで、まい様の心が少しでもほどけますように。
今回はタロットカードを3枚展開し、以下の3点から視させていただきました。
彼の本音
現在の関係性の位置
この先の展開
それでは、順に見ていきましょう。
彼の本音:カップの4・逆位置
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カップの4・逆位置
このカードが示すのは、「変化を求め始めている心」です。
彼の中には、まい様に対する安心感が確かにあります。
ただその反面、「あえて何かを変えようとはしていない」という、どこか受け身な感情も見えます。
霊視で感じたのは、“彼の生活にすでに確立されたサイクルがある”ということ。
たとえば家族関係、もしくは土日になると優先されるコミュニティや事情など、まい様に見せていない「別の顔」が存在するようです。
それを“隠している”というよりも、「伝えるほどのことではない」と思っている節があり、そこに温度差が生まれている印象です。
現在の関係:節制・逆位置
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節制・逆位置
このカードは、「バランスを失った関係性」を象徴します。
感情の波をうまく整えられず、どちらか一方だけが我慢を重ねてしまう状態――まさに今のまい様の姿が映し出されています。
彼にとって、まい様との時間は「心地よい休息」であり、
まい様にとって、彼との関係は「不確かな居場所」。
そこには明確な差があり、今のままだとその不均衡が、じわじわとまい様の自尊心を削ってしまう恐れがあります。
未来の展開:ソードの8・正位置
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ソードの8・正位置
このカードは、「動けない状況」「自分で限界を作ってしまう思考」を意味します。
未来の展開を読んだとき、まい様が「自分なんて、きっと彼にとって大切じゃない」と決めつけて、どんどん心を閉ざしてしまう様子が視えてきました。
大切なのは、“返事が来る・来ない”ではなく、「沈黙の意味をどう解釈するか」です。
彼の沈黙に愛があるのか、それとも単なる都合の良さなのか。
その見極めを、まい様が“自分の感情軸”でできるようになることが、未来を切り開くカギになります。
「“返事”じゃなく、“自分”を待つ」
土日が来るたびに、画面を見つめては落ち込んでしまう。
そんな心の癖を、まい様がもう持たなくていいように――
今こそ、“彼の返事”ではなく、“自分の心の声”に目を向けてください。
「このままじゃ、私は壊れてしまいそう」
そう感じる瞬間があるなら、それは「もう限界だよ」という心からのSOSです。
彼が変わらないなら、まい様が変わるしかない。
愛されるのを待つのではなく、「自分が自分を大切にする」ことから、すべてが変わり始めます。
「“優しい不在”では、心は満たされない」
もし今、まい様の中でまだ「彼と向き合いたい」という気持ちがあるなら、
一度だけ、勇気を出して“ちゃんと話す場”を持ってみるのも良いかもしれません。
でも、どんな結果になっても、「私は間違ってなかった」と言える選択を。
沈黙に慣れてしまった心は、少しずつ感情を麻痺させてしまいます。
だからこそ、今ここで、まい様が「自分の居場所は“沈黙”じゃない」と思い出せますように。
必要なら、いつでも頼ってくださいね。
まい様の心が、もっと自由で安心できる場所へ向かっていけるよう、応援しています。