“逃げ”でもいいから辞めたいって、思っちゃダメですか？

ニックネーム：まなみ 様
性別：女性
年齢：32歳

あおい先生、こんにちは。
こうして文章にするだけでも少し泣きそうになってしまいますが、今の職場のこと、相談させてください。

私は今、都内の中小企業で営業事務として働いています。
人手不足で、とにかく毎日がバタバタです。
電話を取りながら見積もりを作成し、営業のフォロー、納期調整、クレーム対応…
ひと息つく暇もなく、気づけばもう夕方。
残業も当たり前で、自分の時間なんてほとんどありません。

上司は悪い人じゃないけど、「効率よくやってよ」って突き放す感じで、
同僚もそれぞれ精一杯で、誰かに愚痴をこぼすことすらできません。

そんな日々の中で、ふと電車の窓を見ながら思うんです。
「もう、辞めたいな」って。
でもその直後に、
「いや、これって“逃げ”じゃない？」
「こんなんで辞めたら、他の職場でも通用しないんじゃない？」
「次も結局、同じことになるかもしれない」
そんな声が自分の中でぐるぐるし始めて、苦しくなってしまいます。

私は、今の状況から“逃げたい”と思ってしまう自分を、
許してあげてもいいんでしょうか。
それとも、もう少し踏ん張るべきなのでしょうか。

タロットで、今の私の状態と、ここからの選択を見ていただけたら嬉しいです。

「“逃げたい”と感じた心は、あなたを守ろうとする本音かもしれません」

まなみ様、ご相談いただきありがとうございます。
その場から離れたいと思う気持ちを「逃げ」と言って責めてしまうのは、
誰よりも真面目で、自分に厳しいあなただからこそなのだと感じました。

今回は、タロットカードと霊視の感覚を交えながら、
以下の3つの視点で読み解いていきます。

今のあなたの心の状態

今の職場が与えている影響

このまま続けた場合の未来

あなたの本音：ソードの9・正位置

このカードは「強い不安」「眠れない夜」「自分を責める心」を示します。
今のあなたは、心の限界が近づいている状態かもしれません。
身体的な疲労だけでなく、
「本当は限界なのに、頑張らなくちゃいけない」と、自分の感情を押し殺し続けてきたのではないでしょうか。

このカードは同時に、「心が発しているSOS」に気づいて、というメッセージでもあります。
“逃げたい”という思いは、単なる甘えではなく、
あなたの心が「これ以上壊れないように」と必死に守ろうとしている証です。

職場の現状：ワンドの10・正位置

このカードは「責任の重さ」「負担を抱えすぎている状況」を意味します。
あなたは今、明らかに抱えている仕事量や感情がキャパシティを超えている状態です。
しかも、それを自覚していながらも、「自分なら耐えられる」と思い続けてきた。

でも、それが続けば、心も身体も壊れてしまいます。
このカードは、「そろそろ荷物を手放してもいい」と、あなたに伝えてきています。

このまま続けた場合の未来：吊るされた男・逆位置

このカードは「報われない我慢」「見返りのない犠牲」「身動きが取れない苦しさ」を示します。
このままの環境に留まり続けても、
誰かがあなたの努力を汲み取ってくれるわけではなく、
むしろ「耐えることが当たり前」と見なされてしまう可能性があります。

あなたの“頑張り”が無視される未来ではなく、
“心がちゃんと満たされる”環境へ進むこと――それもひとつの立派な選択です。

「逃げる」じゃなくて、「守る」ために動いてもいい

まなみさん、
あなたは決して“逃げ”ではなく、“今の自分を守る選択”をしようとしているだけです。
それは、勇気のいる行動であり、甘えでも無責任でもありません。

“頑張りすぎた自分”に、一度休息を。
そしてそのうえで、「次はどんな場所で働きたい？」と
自分の声を聞いてあげてください。

“辞める理由”に正解も不正解もありません

「転職するならキャリアアップしなきゃ」
「明確な理由がないと、辞めちゃいけない」
そんな思い込みが、あなたの心を締め付けていませんか？

でも、タロットははっきりと伝えてきています。
「いま苦しいなら、それは立派な理由だよ」と。

心が擦り切れる前に、一歩踏み出してもいい。
まなみさんの人生は、まだこれからです。

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また迷ったときには、いつでもご相談くださいね。

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