「結婚したい相手」と「恋愛したい相手」がいつも別人になる理由
ニックネーム:さな様 性別:女性 年齢:31歳
はじめまして。さなと申します。
31歳、未婚です。
ずっと前から抱えていた悩みなのですが、「結婚したい」と思う相手と「好きで夢中になる」相手が、なぜか毎回まったく別のタイプになってしまうんです。
私が本能的に惹かれる男性って、いつも自由で気分屋で、ちょっと危うい雰囲気を持ってるような人で……それが魅力的に映って、恋愛としては刺激的なんですが、安定した関係にはなりません。
反対に、「結婚するならこの人が安心できそう」と思える男性は、とても誠実で穏やかで優しくて、理想的な条件を持っているのに……なぜか恋愛感情が湧かない。ときめきがない。
最近まで付き合っていた彼も、まさに「安定型」の人でした。誠実で、仕事もちゃんとしていて、結婚の話もしてくれて。頭では「この人となら幸せになれる」って思っていたのに、どうしても気持ちがついていかなくて、自分から別れてしまいました。
私は結婚がしたいのか、ただ刺激的な恋愛に依存してしまっているだけなのか、自分でもよくわからなくなってきています。
どうしてこうなってしまうのか、そして私はどんな相手と本当に幸せになれるのか、占いの力で見ていただけたらと思っています。よろしくお願いいたします。
「好き」と「幸せになれる」は、必ずしも一致しない
さな様、このたびはご相談ありがとうございます。
“恋愛と結婚は別”という言葉は、よく聞きますが、それを実感として抱えている人ほど、心の中では大きな葛藤を感じているものです。
占いでは、さな様の「恋愛傾向」と「結婚に向く相手」、そしてそのギャップがなぜ起きてしまうのかを深く読み解いていきます。
今回はタロットと算命学の両方を用いて鑑定しました。
恋愛傾向:カップのナイト(逆位置)
このカードは、「ロマンチックな憧れ」と「刹那的な恋心」を象徴します。
さな様が惹かれる“自由で危うい男性”は、まさにこのカードの持つ世界観と一致しています。
さな様の中には、強い「感受性」と「空想的な愛」を求める一面があり、それが“振り回される恋”に無意識に惹かれてしまう要因になっているようです。
言い換えれば、「心が勝手にドラマを作り出してしまう」傾向があるのですね。
恋愛においては、その揺れ動きこそが“生きてる実感”になることもありますが、同時に“安心”とはかけ離れてしまいます。
結婚に向く相手:ペンタクルのキング(正位置)
一方で、「結婚」という土台を見たとき、さな様の運勢的には“地に足のついた関係”が最も幸せにつながると出ています。
ペンタクルのキングは、「経済的・精神的に安定した人物」を意味します。
安心感や堅実さがあり、自分をコントロールできる男性との関係こそが、さな様の心に“癒し”と“安定”をもたらすのです。
しかし、ここに大きなギャップがあります。
「惹かれる相手」と「幸せをくれる相手」が違うことで、選びたいのに選べない……その苦しさに、ずっと振り回されてきたのではないでしょうか。
ギャップが生まれる理由:月(正位置)
このカードが示しているのは、“心の奥にある未処理の感情”です。
もしかすると、過去の恋愛での寂しさや裏切り、思い通りにならなかった経験が、“恋愛=刺激的なもの”という価値観を植えつけてしまっているのかもしれません。
また、「安心できる人は、私をドキドキさせてくれない」と感じる背景には、「恋愛とは相手に振り回されること」だという刷り込みがあるように見受けられます。
さな様に必要なのは、“恋愛感情を抑えること”ではなく、
「安心=退屈ではない」という新しい感覚を、心にインストールしていくことなのかもしれません。
「別人に見えるふたり」を、統合できる可能性はある
さな様のように、恋愛と結婚で求めるものが真逆になってしまうタイプは、実は少なくありません。
でも、それは決して「幸せになれない人」ではなく、自分自身を正しく理解すれば、どちらも満たす相手に出会える可能性がある人でもあります。
ここで鍵になるのは、「恋愛で求めるドキドキの正体は何か?」を掘り下げてみること。
たとえば、“予測不能な行動”に惹かれていたなら、それは「相手に試されたい」という心の癖かもしれません。
逆に、“穏やかだけど知的な人”や“控えめだけど芯のある人”には、刺激的な恋愛の中で見過ごしてきた“深い魅力”が隠れていることもあります。
最後に:恋愛と結婚、どちらも諦めなくていい
さな様が、自分の恋愛傾向に気づき、
それでも「安心できる関係」を選びたいと思っているのであれば、
それはもう、幸せになる準備が整い始めているというサインです。
もし、「本当に私に合った人って、どんな人なんだろう?」
「このままじゃ、また同じ恋愛パターンを繰り返しそうで怖い」
そんなふうに思われているなら、ぜひ一度ご相談ください。
恋愛と結婚の“あいだ”を埋める答えは、心の奥の無意識の声に隠れていることが多いのです。
私は、その声を通訳するお手伝いをしています。
安心も、ときめきも、どちらも“両立できる未来”はあります。
その一歩を踏み出すタイミングが、今なのかもしれません。
いつでもお待ちしております。