「元彼のこと、忘れたつもりだった。でも、比べてしまう」
ニックネーム:まどか 様
性別:女性
年齢:33歳
あおい先生、はじめまして。
いつも先生のnoteを夜に読んで、静かに泣いたり、ほっとしたりしています。今日は、どうしても自分の中で整理できない想いがあって、相談させてください。
私は今、婚活をしています。結婚相談所にも登録して、月に2〜3人の方と会ってはいるのですが、どうしても元彼と比べてしまうんです。
彼とは4年間付き合って、結婚の話も出ていたのに、私の「もっと他にもいい人がいるかも」という気持ちから別れてしまいました。
別れてすぐは、「あれで良かった」と思っていたし、新しい出会いも大切にしようとしていました。
でも、時間が経つにつれて、「あのとき彼と別れなければ…」という気持ちが強くなってきて。
今会う人たちに対しても、「元彼だったらこんなとき、こう言ってくれたな」とか「彼とだったら、もっと自然に笑えたのに」と、無意識に比較してしまいます。
自分でも良くないのは分かっています。
せっかく目の前に“ちゃんと結婚を考えてくれる人”が現れているのに、心が動かないんです。
これって、ただの未練なのでしょうか? それとも、まだどこかで復縁を望んでいるのか…。
この“元彼の影”を引きずったまま婚活を続けていいのか、わからなくなっています。
「“新しい出会い”が、かえって苦しく感じてしまう理由」
まどか様、ご相談ありがとうございます。
理屈では前を向いているのに、心だけが置いていかれたような感覚――
その違和感を「苦しい」と感じる感性こそ、まどか様が人との関係を大切にされてきた証だと思います。
今回はタロットと霊視の両方を使い、
元彼との縁の現在地
“比較してしまう心”の本当の意味
この先の婚活をどう進めていけばよいか
この3点を深く視させていただきました。
元彼との縁の現在地:カップの6・正位置
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カップの6・正位置
このカードは「過去の美しい記憶」「懐かしさと再評価」を象徴しています。
まどか様の中には、元彼との関係を“懐かしく、理想化した形”で記憶しなおしている面があるようです。
当時の不満や違和感よりも、「幸せだった部分」だけが今も心に残っている。
霊視でも、「彼との思い出に“逃げ場”を作っている」感覚が伝わってきました。
今がうまくいかないときほど、過去に戻りたくなる――それは自然な心の動きです。
でもそれが「愛」ではなく「逃避」から来ている場合、前にも後ろにも進めなくなってしまうこともあります。
心が比較してしまう理由:剣の3・逆位置
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剣の3・逆位置
このカードは「過去の傷を引きずる」「癒しきれていない痛み」を表します。
まどか様が今、新しい人に心を開けないのは、「もう傷つきたくない」という気持ちが根底にあるから。
元彼との別れは、自分で選んだものかもしれませんが、その中に「私が失ったものは大きかった」という後悔が残っているように視えました。
比べてしまうのは、まだ“自分の感情を許せていない”からなんです。
それは未練ではなく、自分自身を責めている気持ちの表れです。
これからの婚活の指針:ペンタクルの8・正位置
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ペンタクルの8・正位置
このカードは「丁寧な積み重ね」「一歩ずつ関係を築く努力」を表します。
今のまどか様に必要なのは、「一気に元彼を忘れること」ではなく、
“比べることを責めずに、今目の前にいる人を丁寧に見ていく”ことかもしれません。
「誰かと向き合うたびに思い出す」
――そのループを、無理に止めようとしなくて大丈夫です。
思い出しながらでもいい。比べながらでもいい。
それでも前に進もうとする姿勢が、まどか様を次の幸せへと導いてくれます。
「元彼の影」があるからこそ、見えてくる“本当の理想”がある
過去の恋愛が残していった影は、時にあなたの“道しるべ”にもなります。
「ああいう人は合わなかった」
「でも、あの瞬間の笑顔は好きだった」
そうやって、自分にとって“本当に大切なこと”が、少しずつ明確になっていきます。
無理に忘れなくていい。
でも、元彼に“自分の価値”を決めさせないでください。
「あなたが選びたい未来」に、いつだって進める
まどか様、今のあなたは「元彼を忘れるために誰かを探している」のではなく、
「本当に自分を大切にしてくれる人と、新しい未来を創りたい」と思っている。
私はそう感じています。
だからこそ、その一歩を焦らなくて大丈夫です。
心は少しずつ癒えていくし、「比べない日」も、必ずやってきます。
「ちゃんと好きになれる相手」に出会いたいと思うなら
もし、また苦しくなったとき、
「新しい出会いに進みたいのに、元彼の記憶に引っ張られる」
そんな葛藤を誰にも話せない夜があれば、どうかご連絡くださいませ。
元彼との縁、今の婚活の流れ、そして心の深層まで、丁寧に視ていきます。
「思い出を過去に戻したい」
そんな気持ちを手放せたとき、
“本当の今”が、静かに始まっていきますから。