“子どもいないんですか?”のあとに続く“あっ…”が、一番しんどい
ニックネーム:恵理(えり)様
性別:女性
年齢:38歳
あおい先生、こんにちは。
今日は、ずっと心にひっかかっていたことを言葉にしてみようと思いました。
私は結婚して7年になります。
いまも不妊治療を続けていますが、まだ子どもには恵まれていません。
これまで何度も、「お子さんはいらっしゃるんですか?」と聞かれてきました。
でも、本当につらいのはそのあと――
私が「いません」と答えると、相手が一瞬、気まずそうな顔をして言葉を濁す、
あの“あっ……”の空気です。
「聞いちゃいけなかった」って気づいたような顔、
「察して何も言わないでおこう」という無言の気遣い、
そのたびに、私は胸を締めつけられるような気持ちになります。
別に責めたいわけじゃないし、相手が悪いとも思っていません。
でも、「気まずくさせてしまった自分」に傷ついてしまうんです。
まるで、自分が“話題にしちゃいけない存在”みたいで…。
何気ない会話の中で、自分の存在が“重いもの”のように感じてしまうのが本当につらくて。
この先も、同じような会話があると思うと、それだけで外に出るのが怖くなることもあります。
私はこの気持ちとどう向き合っていけばいいのでしょうか?
タロットで、今の自分の心の状態と、これからの心の守り方を見ていただけたらうれしいです。
その“気まずさ”に傷ついてしまうあなたは、悪くない
恵理さん、心の奥を打ち明けてくださって本当にありがとうございます。
「いないんです」と答えたあとの“間”――
あの一瞬の空気の重さは、体験した人にしか分からないつらさだと思います。
そしてそれを「気にしすぎ」と片づけることもできないくらい、
何度も何度も、その小さな違和感に触れてきた心は、とても繊細で、よく耐えてこられたと感じました。
今回は、以下の3点をタロットで丁寧に読み解いていきます。
今のあなたの心の状態
繰り返す会話で傷つく原因と背景
これからの心の守り方と、優しさの循環
あなたの今の心:ソードの8・正位置
-
ソードの8・正位置
このカードは「心が縛られている状態」「動きたくても動けない」「閉じ込められた思考」を象徴します。
今のあなたは、「どう答えても傷つく」「どう思われても気にしてしまう」――そんな、
**“出口のない思考の迷路”**に疲れてしまっているように見えます。
「子どもがいない」ことよりも、「どう反応されるか」がしんどい。
誰も責めていないはずなのに、自分の存在が“重荷”にされるような空気に耐えられない。
それは決して、過敏すぎるわけではなく、
ずっと心を守り続けてきたあなたの、精一杯の防衛反応だったのです。
繰り返す会話の痛みの正体:カップの5・逆位置
-
カップの5・逆位置
このカードは「喪失感を乗り越えようとしている」「感情が回復に向かっている状態」を示します。
あなたは、すでに自分の中で何度も何度も、「この痛みにどう折り合いをつけようか」と考えてきた方だと思います。
でも、それでもなお、
“無意識の善意”で踏み込まれるたびに、心が引き裂かれてしまう。
このカードは、「癒しの途中にいるからこそ、まだ揺れて当然だよ」と静かに教えてくれています。
これからの心の守り方:隠者・正位置
-
隠者・正位置
このカードは、「静けさの中で心と向き合う」「外ではなく内側に答えを見出す」象徴です。
今のあなたに必要なのは、誰かの言葉に振り回されることではなく、
**“自分が自分にどんな言葉をかけるか”**という、内側からの対話です。
たとえば、聞かれたときに傷つく自分に対して、
「よく答えたね」「今日もがんばったね」と
そっと声をかけてあげてください。
それは、ただの自己肯定ではなく、
誰よりも自分をいたわるという、心の再生に必要な営みなのです。
あなたの存在は、何も“気まずい”ものではない
「子どもがいない」と伝えたことで気まずくなる。
それはあなたのせいではなく、
社会全体の“空気”や、“当たり前”とされている価値観が、
まだまだ多様性を受け入れる準備ができていないだけなのです。
あなたが気を遣う必要なんて、本当はないのです。
でもそれでも、気を遣ってしまう――
その優しさに、どうか自分自身が報いてあげてください。
無理に笑わなくていい。でも、あなたは何も間違っていません
「平気なフリ」がつらくなったら、距離をとってもいい。
聞かれたくない場では、はっきり濁してもいい。
“全部に答える義務”は、どこにもありません。
そして――「子どもがいない」という事実が、
あなたの価値を何ひとつ損なうものではないことを、
どうか忘れないでくださいね。
もし必要であれば、
心が楽になる人間関係との向き合い方
不妊治療と相性のよい「心のタイミング」
あなたが“守られる場”やご縁のありか
なども、無料DM鑑定にてお伝えできます。
しんどい日も、また笑える日も、あなたの隣に言葉を届けられるように。
いつでも、あなたの味方でいます。