怒る夢
怒るというのは人が持つ感情の中でもかなり激しい部類に入ります。そのため、夢の中とはいえその感情を持つことに疲れてしまい、起きてからも何だか疲れが取れないと感じる方も多いです。
普段あまり怒りという感情を持たないように生活している人にとっては尚のこと、印象に残る夢になるのではないでしょうか?
怒る夢は夢占いにおいて「ストレスが溜まっていること」を表していますので、要注意です。
あなたの心自体が「あなたはストレスを感じているんだよ」ということを、この夢を見ることによってあなた自身に気づかせようとしているサインなのです。ですので、ご自分でもストレスに対してしっかりと向き合うようにしましょう。
何に対してストレスを感じているのか、どう発散すればいいのか、これ以上ストレスを感じないようにするにはどうしたらいいのか、など問題を突き詰め、どう対処していくかを考えるのです。
また、怒る夢を見た時には、「誰に対して怒っていたのか」という怒る対象になった相手と、「怒った結果、どんな行動に出たのか」という結果にもよく注目しておきましょう。それにより、あなたが本当に望んでいることやストレスの本質に迫ることができ、より細かい内容の夢占いをすることができます。
怒りながら叫ぶ・怒鳴る夢
怒りながら叫ぶ・怒鳴る夢は、あなた自身もかなり感情をむき出しにして怒っている状態となります。静かにふつふつと湧き上がってくる怒りというよりは、我慢しきれずに出てきた激しい怒りがあるからこそ、叫ぶ・怒鳴るという手段に出るわけです。
かなり激しい感情が渦巻いているからこそ、夢の中でしか怒っていないはずなのに、起きてからも夢の中で叫んだ喉が痛いと感じることさえあるほどです。
怒りながら叫ぶ・怒鳴る夢は、あなたがかなりストレスが溜まっている状態であると同時に、「そのストレスの限界を周りに気づいてほしい」と願っていることのサインです。
静かに怒り、密かに物に当たっているだけでは、他の人はあなたの怒りに気づくことはありません。ですが、叫ぶ・怒鳴るという、相手の聴覚に怒りを訴えることにより、あなたの怒りを他の人に気づいてもらうことは可能です。あえて人に届く手段を取って怒っているということになるのです。
この夢を見たということは、周囲に気づいてほしいほどにあなたのストレスは限界となっており、精神的にもかなり辛い状況となっています。
誰かに悩みを打ち明けたり、ストレスを感じる相手に訴えかけるなど、周囲に対して自分の気持ちを理解してもらえるよう訴えかけてみてください。
怒って喧嘩になる夢
あなたが怒った結果喧嘩になるということは、あなただけが怒っているというわけではありません。自分が怒るだけでなく、相手も同じように怒るからこそ、喧嘩に発展していくわけです。
自分の怒りの感情だけでなく相手の怒りの感情も目の当たりにしなければならないため、夢の中とはいえ、かなり精神的な疲労を経験することになってしまいます。現実世界でもその疲労を引きずり、ミスなどにつながらないように気を付けてくださいね。
怒って喧嘩になる夢は、夢の中で喧嘩になった相手に「本音を言いたい」というサインです。いつも自分が我慢している感情を相手に向かって発散したいという気持ちがあなたの中にあるのです。
また、自分も相手も感情に素直になり、本音で話し合いたいという願いが夢の中に込められているのです。
ですので、この夢を見た時は、ぜひ相手と話しあう機会を設けてみてください。他に外野がいる状態ではなく、できるだけ二人きりになるようにし、いつも感じていることや考えていることを相手に向かってぶつけてみましょう。
また、ぶつけるだけでなく、相手の感情をしっかり受け止めることも大事です。いかに相手があなたにとって嫌な存在だとしても、本音でぶつかり合うことにより、関係の改善も図ることができますし、あなた自身のストレスも発散することができます。
怒りながら殴る夢
怒るという感情の爆発だけでなく、「相手を傷つけたい」という攻撃的な衝動が出ている夢ですので、怒りながら殴る夢はかなりバイオレンスな夢であるともいえます。相手に向かって掴みかかっていき殴る場合もあれば、相手へのストレスをそのまま本人にぶつけることができず物を殴ってしまうこともあるでしょう。
ですがこの夢の場合、殴る対象が人であろうと物であろうと夢占いの結果は同じです。
怒りながら殴る夢はあなたが身体的なストレスを抱えているというサインです。「怒る」という感情は精神的なストレスといえますが、それを殴るという形で体を使い発散させようとしているということは、精神的なストレスが転じて身体的なストレスとしてあなたに降りかかってきていることも表しているのです。
ストレスを感じると「眠れなくなる」「おなかや頭など、身体のどこかが痛みを覚える」「血行が悪くなる」「肌荒れが悪化する」など様々な形で身体にも影響を与えることがあります。自分の体のどこかにガタが来ていないか、この機会にチェックしてみましょう。
怒りながら泣く夢
「怒る」と「泣く」という、感情に動かされた結果の2つの行動を同時に行わなければいけないので、夢の中であなたの感情はフル回転することになります。
怒りという感情が極限まで引き出された結果、感情が突き動かされ自分でも止められないほどに知らず知らずのうちに涙が止まらなくなる、ということもありますよね。
この夢やそれに伴う感情は現実世界でも大きく影響し、夢から覚めたあと自分の目の周りが涙で濡れているということもよくある話です。
怒りながら泣く夢は、あなたの感情が限界になっているということの表れです。あなたの心が出した最後のSOSということでもありますので、しっかりとそれを受け止めるようにしてください。
「確かにストレスは感じているけれどまだ大丈夫」と自分で勘違いしてしまい突っ走ってしまうことは誰にでもあることです。
ですが、心のSOSを無視し、そうしたことを続けていると、いつの間にか心も体も限界を迎えてしまい、いつの間にかもう修復不可能な状態になる・・・というところにまでいってしまうと、もう手のつけようがありません。後戻りできないような事態になってしまう前に、あなた自身の心のケアをきちんと行ってあげましょう。
父・母など親に怒る夢
反抗期の頃は親に怒ることも多かったけど、もう自分も大きいのだし、あまり親に怒ることはない・・・という方がほとんどではないかと思います。自分よりも父親・母親の方が人生の先輩なのだし、注意されても素直に聞いておこうと感じる方も多いのではないでしょうか。
ですがこのような夢を見たということは、あなたの心が親に対して何か感情を抱えているのに、それを打ち明けられていない、ということのサインです。
親子とはいえ、人と人との関係性なのですから、不満を感じてしまうことはもちろんあります。それは決しておかしいことやいけないことではなく、当たり前のことなのです。本音を隠して笑いあう関係性は、傷つくこともありませんが、それ以上に深まることもありません。
また、本音を相手にさらけ出すことなく付き合っていくということは、あなた自身の心がストレスを感じてしまいます。
親に怒る夢を見たのであれば、あなたが隠している本音をきちんと親に伝えるべきです。血のつながった親なのですから、上辺だけの付き合いではなく、しっかりと本音を言い合える素敵な関係になっていきましょう。親と子の関係性というのは、その親子によっても多種多様です。
ですがあなたを産み育ててくれた相手なのですから、しっかりと伝えればちゃんと受け止めてもくれますし、理解してくれます。今よりもさらに良い親子関係になることができるよう、勇気を出して本音を伝えてみましょう。
他人に怒る夢
自分の知り合いならまだしも、全く知らない相手に怒る夢というのはとても疲れるものです。現実世界でも知り合いなのであれば、「ここが気に食わない」「ここをずっと我慢していた」など相手への感情がリアルなものとしてあるので夢の中でも根拠がしっかりとしていることが多いです。
ですが相手が知らない人だとなると、現実で不満を抱えている箇所自体がないため、怒りの感情もどこかあやふやとなってしまい、もやもやを抱えてしまうこととなってしまいます。そのため、怒りの感情も、その結末も、不完全燃焼となってしまいがちです。
他人に怒る夢を見た時は、あなたが社会に対してストレスを感じているサインです。社会と言ってもこの国の制度云々ではなく、どちらかというと「世間の目」に対して苛立ちを感じています。
「何か成し遂げたいことがあるのに偏見があるためできない」「年の差などの障害がある恋を周囲に理解してもらえない」など周りから向けられる目に対し、あなたが耐えられなくなってしまっており、精神的にどうしようもなくなってしまっていることが夢に表れているのです。
周囲といっても一人ではなく大勢いることから、誰か一人にその感情をぶつけることができないため、夢の中の「他人」にその怒りをすべてぶつけてしまっている、というわけです。
不特定多数への怒りはなかなか発散しづらく、難しいものがあると思います。ですがそのストレスをいつまでも抱え込んでいると、あなたもいつか限界を迎えてしまいます。
いきなりすぐには難しいかと思いますが、周囲のことを気にしないように努めていきましょう。いつまでも理解してくれない相手であるのであれば、自分からシャットアウトするというのも一つの手です。
怒るが声が出ない夢
自分の中では激しい怒りの感情があるはずなのに、うまく声にできない・・・というのは大変もどかしいものですよね。
自分の怒りを相手に伝えたいのに声にならず、相手には何も伝わらないまま終わってしまうと、自分の怒りをどこにもやることができずにいつまでもモヤモヤが残ってしまいます。
この夢を見た場合、あなた自身のストレスは相当溜まっていますが、それを自分の中で押しとどめようと、自分でストッパーをかけている状態です。
ストレスを発散するという選択肢をあえて自分で選ばない、というのは一見大人の判断にも見えます。
ですが、それをあなた自身の限界が来るまで続け、夢でSOSを出さなければいけないほどにまでなってしまう、というのは果たして正しい判断でしょうか?
ストレスが限界まで来て、ダムのように感情が決壊してしまったら、自分にも周囲にも影響を及ぼしてしまいます。
そうならないためにも、程よくストレス発散をする機会を作ることは何も恥ずかしいことではありません。感情をあらわにするということは子供のやることではなく、これからもうまく生きていくための一つの正しい手段なのです。
まとめ
あなたが夢の中で怒りを感じたということは、あなたの心と体が「もうあなたは限界だよ!休もう!」と必死にあなた自身に訴えかけているということです。
「たかが夢だから」と軽く受け流すのではなく、自分の心と体の訴えを受け止め、しっかりと労わってあげるようにしましょう。
また、これは一つの注意なのですが、一応胸の中にとどめていただけたらと思います。
夢の中で感じた怒りを現実世界でも引きずってしまう、ということはよくあることです。夢の中の出来事を思い出すたびに、現実でもイライラしてしまう・・・これはあまりよくないことです。
現実では起こっていないことなのにあなた一人がそれにイライラしてしまっても、周囲はそれを理解することができません。
あなたは理解されないストレスを感じてしまいますし、周囲はあなたが理由なく怒っているように感じてしまいます。
そうして人間関係がぎすぎすしてしまわないためにも、できれば怒りは夢の中だけで終わらせるようにしましょう。
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