「浮気相手と別れたって言うけど、本当はまだ続いてる気がする」
相談者:みほさん(女性・36歳/パート勤務・子ども2人)
「もう、別れたって言ったよな?」
そう言った夫の目を、私は一瞬見つめ返しました。でも、心のどこかでわかっていたんです。その目が、嘘をついていると。
夫の浮気が発覚したのは、3ヶ月前。スマホを見た私が悪いのかもしれません。けれど、そこにいた“彼女”の存在は、あまりにも濃厚で。既読スルーのLINE、深夜の帰宅、休日の予定変更。「なんとなく怪しい」が「やっぱり黒だった」と確信に変わった瞬間でした。
修羅場にはなりませんでした。彼は一応「悪かった」「もう連絡は取らない」と謝り、スマホのロックも変えていない。でも。
私の中でずっと、何かが終わっていない感覚があるんです。
たとえば、やたらと機嫌がいい日があるとか、家では無口なのに突然スマホで笑っているとか、夜中にそっとLINEを見ているような仕草とか…。何かが変わったようで変わっていない。
「別れた」って言葉が、むしろ彼女との絆を隠す“嘘の合図”みたいに思えてしまいます。
私が証拠を掴めていないだけで、彼らはまだ続いているのではないか?そう思うと、日々が濁っていきます。
彼の言葉を信じたい気持ちと、信じたふりをしている自分への嫌悪と。もう一度、向き合うべきなのでしょうか。それとも、静かに諦める時なのでしょうか。
タロット鑑定|夫の本音と現在の関係、そしてあなたの進むべき道
みほさん、ご相談ありがとうございます。
言葉では「別れた」と言いながら、心や行動が伴っていない相手を見るのは、とても苦しいことですね。タロットでは、「彼の本心」「今の2人の関係」「あなたが向き合うべき本当のテーマ」を中心に視ていきましょう。
彼の本音:ソードの7・正位置
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ソードの7・正位置
このカードは「策略」「隠し事」「本音と建前のギャップ」を意味します。
残念ながら、ご主人はまだ“全てを終わらせてはいない”可能性が高いです。別れを告げた一方で、相手とのやり取りや関係が水面下で続いている、あるいは「逃げ道」として残している――そんな様子が視えます。
彼の中では「バレなければ大丈夫」「もう一度バレたらその時考えよう」というズルさと弱さが混在しています。
今の2人の関係:カップの4・逆位置
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カップの4・逆位置
「感情の停滞からの脱却」「小さな希望」「再スタートの兆し」を表します。
夫婦関係にはまだ“再構築の可能性”が残されています。みほさんが無理に問い詰めず、感情を飲み込みながらも家庭を守ろうとしているその姿勢が、実は少しずつご主人の中に“揺らぎ”を与えているようです。
ただし、これは“期待”ではなく“静かな駆け引き”です。あなたの毅然とした姿勢が、彼にとって「今の家庭を失う怖さ」を思い出させているようにも感じます。
あなたが向き合うべきテーマ:女教皇・正位置
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女教皇・正位置
このカードは「理性」「静かな知性」「冷静な洞察力」を象徴します。
今のみほさんには、“感情でぶつからず、確かな真実を見極める冷静さ”が問われているようです。証拠がないならば、“ないままに直感を信じて動く”のではなく、確実な根拠を静かに集めながら、これからどうするかの選択肢を増やしていくのが良い時期です。
まとめ|「信じたい自分」と「信じられない自分」、どちらも大切にして
夫の言葉に安心できないのは、あなたの心が「まだ危険信号を感じている」から。直感は当たっているかもしれません。でもそれだけでは動けない、という理性もまた、正しい反応です。
今は“真実を突き止める”ことにフォーカスしすぎず、“これからの自分の幸せをどう守るか”を軸にしてみてください。
彼の嘘に傷つくたびに、自分の価値が下がってしまわぬように。あなたは、誰かの裏切りによって評価が揺らぐような存在ではありません。
必要であれば、私もいつでも視えたことをお伝えしますね。
──静かに、心に光を。