[浮気]「“浮気ぐらいで離婚なんて大げさ”って私、変ですか？」

相談者：みさきさん／女性／38歳／パート勤務

私は38歳、結婚して12年になる主婦です。小学生の娘がひとりいて、今はパートをしながら家事と育児をしています。

夫の浮気が発覚したのは1年前。たまたま、スマホの通知を見てしまったんです。仕事帰りに食事をしていたのも、その日帰宅が遅かったのも、全部彼女とのことでした。

問い詰めたら「本気じゃない」「遊びだった」と認めました。でも、謝罪もどこか軽くて。「家庭が一番だよ」なんて言葉も、薄っぺらく感じてしまって。

それでも、私は離婚しませんでした。娘のことを考えたら、環境を変えるのが怖くて。私の両親も離婚にいい顔はしないだろうし、周囲にも「浮気ぐらいで離婚なんて大げさ」って思われる気がして…。

でも最近、逆に「私のほうがおかしいのかな」って思うんです。

夜、夫が隣で寝ているときにふと思います。この人のこと、もう好きじゃない。でも、家族としての関係を壊すのも怖い。世間体や娘のために、私は「何も見なかったふり」をしてるだけなんじゃないかって。

私が怒っていいことなのに、怒る資格もない気がする。

何が正しいのか、何を感じていいのか、もうわからなくなってしまいました。

鑑定結果｜「心がついてこない」あなたは、間違っていません

みさきさん、ご相談ありがとうございます。
「浮気ぐらいで離婚なんて大げさ」という言葉に、心を押し潰されそうになっていらっしゃるのですね。

感情に“正しさ”を求めすぎて、自分の気持ちがどこにあるのかわからなくなってしまうとき、人は自分自身を責めてしまいます。でも、それはみさきさんが「感じること」をずっと我慢してきた証拠でもあるのです。

ここからはタロットで、みさきさんの〈心の奥にある気持ち〉と、〈ご主人の本音〉、そして〈今後の選択肢〉を視ていきます。

1. みさきさんの本心：カップの8（正位置）

このカードは、「心が満たされない現実」から距離を取ろうとする心理を表します。

みさきさんの心の奥では、すでに「このままでは自分を失ってしまう」と感じていらっしゃるようです。ただそれを“表に出すこと”が怖くて、踏み出せずにいる――そんな状態です。

2. ご主人の本音：ソードの2（逆位置）

ご主人は、今なお本質的な対話から逃げている様子です。
「遊びだった」「家庭が大事」と言いながら、本当はみさきさんの怒りや悲しみにきちんと向き合っていません。

関係を“表面的に保つ”ことでバランスを取ろうとしているため、みさきさんにとっては「置いてきぼり」にされている感覚が強くなるのです。

3. 今後の可能性：節制（正位置）

未来に現れたのは、穏やかな癒しと再調整を意味するカード。
これは「すぐに別れなさい」というメッセージではありません。
むしろ、みさきさんが自分自身の感情を整理し、“自分のために”考える時間を取ることが大切だと伝えています。

あなたの「心の違和感」は、大切にしていい

みさきさん、誰かに「それぐらいで？」と言われても、自分がつらいと感じたなら、それが“真実”です。

「大げさかもしれない」と感じる気持ちの裏には、「でも、私は本当はこう思ってる」という小さな声が隠れているはずです。

それを「我慢」という名の袋に押し込めてしまうと、心が壊れてしまいます。

結論を急がず、まずは「私は本当は、どうしたかったの？」と自分に問う時間を持ってください。

心はちゃんと、あなたの味方です。
無理に許す必要も、正しく振る舞う必要も、ありませんよ。

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あなたの心が、少しでも軽くなりますように。