「もう誰でもいいって思ってるのに、OKする勇気が出ない」
ニックネーム:なおこ 様
性別:女性
年齢:36歳
あおい先生、はじめまして。
最近、SNSで占いの記事を読むことが増えていて、先生の文章が妙に心に残って…。思い切って相談してみることにしました。
私は今36歳で、ずっと結婚願望がありました。
でも、30代に入ってからは「このまま独りは嫌だ」「子どもが欲しい」「親を安心させたい」って気持ちばかりが先に立っていて、
正直、もう「誰でもいいから結婚したい」って思っていた時期もありました。
でも、いざマッチングアプリや紹介で出会った男性に「付き合おう」と言われても、どうしてもOKが出せないんです。
一緒にいても不快じゃないし、優しいし、ちゃんと将来のことも考えてくれてる。
でも心のどこかで「無理してない?」「本当にこの人と人生一緒に歩めるの?」って自問自答して、結局逃げてしまう。
こんなことを繰り返してるうちに、「もう私は誰とも結婚できないんじゃないか」って、自己嫌悪になってしまいます。
頭では分かってるのに、心がついていかない。
この違和感の正体を知りたくて、先生に視ていただきたくてご連絡しました。
「“条件で選んだはず”なのに、心が拒否してしまう理由」
なおこ様、ご相談ありがとうございます。
誰でもいいから結婚したい――その想いは、決して軽いものではなく、現実をまっすぐに見据えた“切実な願い”から来ているものですよね。
でも、心がどうしてもYESと言わない。それは、「選ぶ気がない」のではなく、「まだ自分の本音をつかみきれていない」だけかもしれません。
今回はタロットカードと霊視を用いて、
今の“心のブレーキ”の正体
結婚に対する本音と潜在意識
なおこ様が本当に求めているパートナー像
この3点を視させていただきました。
今の心のブレーキ:カップの2・逆位置
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カップの2・逆位置
このカードは「感情の不一致」「距離感が合わない」という意味があります。
表面では「この人でいい」と思っていても、心の奥では「まだ愛されていない」「私自身を見てもらえていない」という感覚が残っているようです。
それは、なおこ様が“好かれそうな自分”を演じてしまうクセを持っているからかもしれません。
つまり、YESが出せないのは、相手の問題ではなく、「素の自分を出せる関係じゃない」と心が察知しているから。
だからこそ、頭で押し切ろうとすると、逆に心が強く抵抗してしまうのです。
結婚に対する本音:ペンタクルの7・正位置
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ペンタクルの7・正位置
このカードは「積み重ねてきた努力を見つめ直す」「今ある現実に一度立ち止まる」という意味です。
なおこ様は、これまでの人生の中で「頑張ってきた自分」に誇りを持っていらっしゃるはずです。
だからこそ、“誰でもいい”という言葉の裏には、「でも、自分を雑に扱いたくない」というプライドがある。
それが、心のどこかでブレーキとして働いているのです。
本当に求めているパートナー像:カップの9・正位置
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カップの9・正位置
このカードは「心から満たされる関係」「感情の安定」を意味します。
なおこ様が本当に求めているのは、スペックや将来性ではなく、「私という人間をまるごと受け止めてくれる存在」。
“安心できる関係性”の中で、自分を偽らずに過ごせることこそが、結婚の本質だと、魂が知っているのです。
「“誰でもいい”は、“自分を守るための口ぐせ”かもしれない」
人は、傷つかないように、「期待しないふり」を覚えてしまうものです。
「もう理想なんてない」「条件でいい」と言うことで、断られる怖さや、心の痛みから自分を守ろうとしているのかもしれません。
でも、本当に“誰でもいい”なら、とっくに結婚していたはずです。
「OKが出せない自分」は、まだ希望を捨てていない証拠。
その本音に、そっと手を伸ばしてあげてください。
「結婚=幸せ、じゃなくて、“自分らしさ”の先にある幸せを」
なおこ様、焦らなくて大丈夫です。
あなたが本当に望んでいるのは、「早く結婚すること」ではなく、「自分が納得できる未来」なのだと思います。
そしてそれは、きっと、“無理に誰かを選ぶ”ことからは始まらない。
まずは、相手探しの前に、
「私はどんな自分でいたいのか」
「どんな関係の中で笑っていたいのか」
そんな問いを、自分に向けてあげてください。
「“ちゃんと好きになれる人”に出会える力、あなたにはある」
今の自分を否定する必要は、まったくありません。
「誰でもいいと思ってるのに、誰にも決められない」――その矛盾は、あなたの“心の強さ”でもあります。
もし、「もう婚活疲れた」「誰かに話を聞いてほしい」
そんなときがあれば、いつでもご連絡くださいませ。
焦る必要はありません。
あなたにとっての“ちゃんと好きになれる人”は、必ず見つかりますから。
自分の心に、正直でいられる日々を、私はいつも応援しています。