「今の彼と結婚したい」じゃなくて「今の彼と別れたくない」だけじゃない?
ニックネーム:えみ様 性別:女性 年齢:29歳
はじめまして、えみと申します。
今お付き合いしている彼と、付き合って2年半になります。私は今29歳で、まわりの友達も次々と結婚していき、「次は私かな」となんとなく思っていました。
でも、彼は結婚に関してあまり前向きじゃなくて、将来の話をしても「まだわからない」「もうちょっと先かな」とはぐらかされてばかり。最近は話すのも怖くなってきてしまって、結局私からその話題を避けるようになってしまいました。
私自身、彼と一緒にいて楽しいし、嫌なところがないわけではないけど、「まあ、こんなもんかな」と思ってきました。
だけど最近ふと、「私、本当に彼と結婚したいのかな?」って考えてしまって……。
よくよく自分に問いかけてみると、「この人と結婚したい」っていうよりも、「この人と別れたら、また一から恋愛するのがしんどい」「この人を手放したら、もう誰もいないかもしれない」っていう不安のほうが大きい気がするんです。
これって、彼のことをちゃんと好きじゃないってことなんでしょうか?
それとも、こういう気持ちって普通のことなんでしょうか?
このまま彼との関係を続けていっていいのか、占いで少しでもヒントがいただけたら嬉しいです。
「愛している」と「執着している」は、似て非なるもの
えみ様、このたびはご相談をありがとうございます。
恋愛の終わりが怖くて、「続ける理由」を必死に探してしまう。
そういう時期、誰にでもあります。恋は時に、理屈ではなく“感情の居場所”として成立してしまうものですから。
今回はタロットを中心に、
今の彼との関係性の本質
彼の気持ちと未来への考え
えみ様が本当に望んでいる“幸せのかたち”
を深く読み解いてみました。
現在の関係性:吊るされた男(正位置)
このカードは「停滞」「試されている関係性」を示します。
えみ様と彼の関係は、まさに“時間だけが積み上がっている”ような状態です。
情や日常の心地よさがある一方で、「本当の前進」には至っていない。お互いに、“これ以上どうしたらいいか分からない”といった迷いもあるようです。
えみ様が感じている「彼と結婚したいのか」「ただ別れたくないだけなのか」という疑問。
それは直感ではなく、深い部分で感じ取っている“違和感”の正体でもあるようです。
彼の気持ち:ペンタクルの4(逆位置)
彼は、今の関係を“手放すのが怖い”と感じてはいますが、同時に「未来に責任を持つ覚悟」からは、少し距離を置きたがっているようです。
このカードは、「安定への執着」と「成長への抵抗」を示します。
つまり、えみ様の存在は彼にとって“心地よい現状”ですが、結婚となると責任・生活・変化が伴うため、そこから逃げ腰になってしまっている可能性が高いのです。
ただし、これは「彼が冷たい人」だからではありません。
むしろ、えみ様との関係がある意味“快適すぎて”、このままでも成立してしまっていることが、逆に進展を妨げているのかもしれません。
えみ様の本音:月(正位置)
月のカードは「不安」「見えない未来」「自分自身の心の奥の揺れ」を表します。
彼との関係を続けたいという気持ちの根底には、「愛情」よりも「不安」や「孤独への恐れ」が大きく関わっているようです。
恋愛や結婚において、「この人を逃したら、もう出会いがないかも」という恐れは、誰もが一度は抱く感情です。
でもその恐れが「選択の基準」になってしまうと、本来の自分が望んでいた幸せとは、少しずつズレていってしまうのです。
“続けるかどうか”ではなく、“幸せを感じられているか”が鍵
この恋の正体は、「愛情」と「安心」のあいだにある“情”なのかもしれません。
それは決して悪いものではありませんが、結婚という人生の選択においては、“納得”できる答えを持っておく必要があります。
彼と話すとき、ちゃんと未来の話ができていますか?
「いま」を繰り返しているだけになっていませんか?
もし今の彼と一緒にいて、「私はちゃんと大切にされてるな」「この人と一緒なら先が見えるな」と思えるのであれば、それは素晴らしいことです。
でも、どこか“宙ぶらりん”の感覚が拭えないのであれば、それは心が「決断のタイミングですよ」と知らせてくれているサインかもしれません。
最後に:私にできること
えみ様が、もし「やっぱりこの人と一緒にいたい。でも不安で仕方ない」
あるいは、「もう自分でもどうしたらいいか分からない」
そう思われているなら、どうか一度ご連絡ください。
占いは未来を決めるものではなく、「今の心を映す鏡」です。
そこに浮かび上がった答えを元に、どんな選択をするか。
それを決めるのは、いつだってご自身の中にある“確かな感覚”です。
「この人と結婚したい」じゃなくて「別れたくないだけかも」と思ったその直感は、きっと心の奥の“本音”が語りかけた声です。
私は、その声に静かに耳を傾けるお手伝いをしています。
必要なときは、いつでもお越しください。
お待ちしております。