木星の意味-西洋占星術

基本データ

・マーク:♃
・発達年齢域:46〜55歳
・公転周期:12年
・象徴:幸運、援助、発達、可能性、援助者、善の意識
・表す事柄:金銭、制服、動物、大学、病院、裁判所、法的書類、教育や宗教に関連すること
・関連する疾患:肝臓、尻、もも、坐骨神経痛、腫瘍、糖尿病、がん

品位

・ディグニティ(本来の座):射手座
・デトリメント(損傷の座):双子座
・イグザルテーション(高揚の座):蟹座
・フォール(下降の座):山羊座

基本的な性質

木星には受動的、肯定的という意味合いがあり、様々なものを拡大していく性質を持っています。火星と同じ社会天体で、ボケとツッコミのようなワンセットの位置づけです。どちらが欠けても人生の目的に到達できないでしょう。

個人天体との関わりを持つ火星に対して、木星は天王星や海王星といった1つ上の精神構造との関わりを持っています。そのため、自分より大きなものや高次なものに接近したいという欲求があります。個人を全体で包み込むような意識があり、木星の力で可能性も拡がっていきます。人生の中で得られる幸せは一体何なのか、木星から感じ取ってみるといいでしょう。

木星によってわかること

木星によって分かるのは幸運になる拡大、発展のための方向性です。
楽観的で理想主義、ありのままの個人を受け入れます。

木星は吉星、幸せの星とも呼ばれています。非常にリラックスしているような肩の力が抜けている天体です。
火星期でしっかりと個人という基盤を確立することで、木星期で社会にそれを浸透させていく、拡げていくことになります。個人よりも全体性が優位になる時期でしょう。

個人の対してより高次の精神性を注ぎ込むことで、悟りに近い状態になります。この46~55歳頃になると、必死に自己主張していくのではなく「世の中には色々な人がいるよね」「実はみんな対して変わらないよね」と、許しと共存の意識が強くなります。そのため楽観的でありのままの自分を楽しんでいるという人がこの年齢域では多いでしょう。

火星と木星は、個人と社会という相反するものでありながらどちらも「安定」を意味する天体です。個人としての安定、精神面での安定それが揃ってはじめて人生の目的にたどり着けるのでしょう。ただしある意味で真逆なものなので、いきなりその年齢域にいったからとスイッチを切り替えることはできません。人生において自分の欲望や目的を捨て去るのはなかなか難しいでしょう。個人の基盤ですから、どうしても本能的に火星に人は執着してしまいます。

この火星と木星のバランス感覚を取っていくのが難しいのかもしれません。川の流れになんとなく流されてもなんとかなる!思っている木星と、必死に舵を取ろうとする火星のようなイメージです。火星を必死に守っている人にとって、木星は楽観的でだらしない、考えなしに見えてしまうのかもしれません。

出生図の木星の入っているハウスは、特に何もしなくても勝手に発展したり拡大していきます。元から持っている幸運であり、福のあるハウスです。実際にしっかり意識できるのは46歳を過ぎてからですが、何が自分にとって楽で可能性が拡がるのがハウスで確認してみるといいでしょう。たまに木星がハウスに入ってるのに全然幸せに感じないと嘆く人もいます。例えば2ハウスに木星があったりしても金銭的な豊かさを全く感じいないとか。そういった場合は火星の使い方に注意した方がいいでしょう。火星に執着していると木星の発達が阻害されてしまうからです。一旦個人の欲望から自由になる勇気も必要です。

火星期でしっかり自分向き合って個人を安定させた人には、木星期にプレゼントがあります。ちょうど木星期に出生図の冥王星とトランジットの冥王星が120度になる時期があるのです。この時期はまたのない人生の大チャンスを手に入れて、努力せずともスムーズに行きたい方向性に進むことができます。

基本的に木星は良い意味でも悪い意味でも、それらを全部拡大していきます。本質的には善悪も全体の1つに過ぎず、大して気にすることないんだよと訴えられているような感じです。

しかしやはり個人という基盤を確立して安定させるまでは、この木星の拡大の作用に時に悩まされることもあるかもしれません。どちらかというとポジティブな意識との親和性が高い天体なので、肯定的な方向に意識を向けておくようにすると木星に振り回されずにすみそうです。

プラスの影響面

・視野が広い
・寛大である
・話しかけやすい
・陽気である
・楽観的である

本来の座である射手座、高揚の座である蟹座に木星あると、天体本来の特性を発揮しやすくなります。寛大で楽観的、哲学思考に磨きがかかります。また蟹座の場合は感情や家庭への安定を強く求めるようになるでしょう。

マイナスの影響面

・先のことを考えない
・適当である
・浪費グセがある
・うわついている
・ふざけている

損傷の座である双子座、下降の座である山羊座が木星にいるときは、天体の力が発揮しにくくなります。動き回りたい双子座、現実主義の山羊座の中では拡大や安定の作用にブレーキがかかってしまうでしょう。

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