迷路の夢について
紙の上に線だけで描かれた平面的なものを「迷路」として捉えることもあれば、実際に立体的で入り組んだものを迷路としてとらえることもあります。
前者には俯瞰的に見てもなかなか進めないもどかしさを、後者には次をどう進めばいいかすぐには分からないスリルを、それぞれ楽しむことができるので、迷路の魅力にとらわれてしまう人は意外と多いのです。迷路の夢を見ると、その楽しさや奥の深さを実感することができますね。
迷路の夢は、夢占いにおいて「あなたの人生」を表しています。
人生は一本道で見通しがいいわけではなく、時にはどう進めばいいか分からないほど複雑な道になっていることがあります。
一心不乱に歩き続けていると身動きができない行き止まりにたどり着いてしまう場合もありますし、一度後戻りしないと正しい道には行くことができない場合もあるのです。
そんな人生の迷い道に来てしまったときには、この夢占いを通して、あなたの人生が今どのような状態にあるのか、生き方に迷うときはどう動けばいいのかを、頭に入れていきましょう。
迷路でさくさく進める夢
迷路は迷ってしまうと面倒くささや負の感情を感じてしまうものですが、行き止まりにぶち当たることなくさくさくと進めると不快感もありません。
一度も道に迷うことのない自分の観察力や方向感覚に、思わず自画自賛してしまう人も少なくありません。
現実世界では方向音痴だという方でも、この夢を見ることによって、自信を身に着けることができますね。
ただその一方で迷路を心の底から堪能したいという方にとっては、迷路の醍醐味を感じることができず、いまいち消化不良となってしまう夢になったかと思います。
迷路でさくさく進める夢は夢占いにおいて、「あなたのこれからの人生が順調である」ということを示しています。
「行き止まりになっているところには行かなかった」という方は、直感力が冴えわたっているということが表れています。
自然と頭に浮かんでくるアイディアはすべて実行に移してみましょう。
また、「分かれ道で悩んだ結果、選んだ道が正しかった」という方は、これからのあなたの選択が正しいということが表れていますので、自分が選び取ろうとするものには自信をもって進んでいってください。
このように、あなたがどのように行動した結果、迷路でさくさく進むことができたかによって、これからの人生における行動も選んでいくようにしましょう。
夢占いにより自分の未来が明るいものであると知ることができると、自信を持って生きていくことができますね。
迷路で迷う夢
この「迷路で迷う夢」は、上記の「迷路でさくさく進める夢」とは真逆で、行く道行く道で迷ってしまったり、分かれ道で選んだ方の道が行き止まりだったり・・・という夢になりますので、心身共にかなり消耗してしまうことが多いです。
起きたあとの疲労感も強いですし、現実世界で入り組んだ道や分かれ道を見たときに拒否反応を示してしまうこともありますが、現実世界と夢の内容は切り離して考えるようにしましょう。
正に迷路の醍醐味というような夢ですので、迷路好きなので楽しく感じた方も中にはいるでしょう。
迷路で迷う夢は夢占いにおいて、「あなたのこれからの人生で、悩むことが多くなる」ということを示しています。
決して順風満帆というわけではありませんが、迷いやつまずきの中で人は成長していくものですので、決してマイナスというわけではありません。
ただ、もし悩みやトラブルなどを避けたいのであれば、夢の中の自分の行動から教訓を得ることが必要です。「行く道行く道で迷ってしまう」のであれば、自分が悩んだり間違った選択肢を選ぶ背景を知ることができるよう、日々日記をつけて自分の思考回路を文字として残しておきましょう。
また、「分かれ道で選んだ方の道が行き止まりだった」のであれば、自分の選択が本当に正しいのかどうか、周囲の人に確認をとってみたり相談してみてください。
迷路を作る夢
平面的な迷路にしろ、立体的な迷路にしろ、自分の頭の中で道筋を建てて一から迷路を作っていくのはワクワクする作業ですよね。
あえてヒントを残してあげることで迷路を進みやすくなるようにしてあげたり、一切のヒントを出さずいわゆる「ひっかけ」を作って迷路に迷いやすくなるようにしたり・・・と様々な角度からの工夫をすることができるので、迷路づくりは奥が深いのです。
起きてから紙とペンを持って迷路を作ってみたという方も少なくありません。
迷路を作る夢は夢占いにおいて、「あなたが他者の人生に対してアドバイスを送ってあげる役割となる」ということを示しています。
「人生」を表す迷路の夢において、その作り手になるということは、他者の人生の礎となるということです。
プレッシャーもある反面、誰かの人生の手助けをするということは、自分に対する有能感も育てることができます。自分が誰かの役に立つことで、自分に対する自信を持つことができるのです。
誰かの役に立つことができるよう、誠心誠意全力で相手と向き合い、本当に相手のためになるアドバイスを伝えてあげてくださいね。
迷路で追いかけられる夢
ただでさえどこに進めばいいか不安になっている迷路で、後ろから追いかけられてしまうとパニックになってしまうことと思います。
焦る中で正しい道を判断するというのは至難の業ですし、精神的にもかなり苦しい夢となってしまいます。
ただ、見通しのいい場所で追いかけられるのとは違い、入り組んだ道の中ですので、うまくいけば隠れて相手をやり過ごすことだってできます。
そう考えると迷路をうまく利用することができる可能性だってあるわけなのですが、なかなかそんな風にうまくはいきませんよね。
迷路で追いかけられる夢は夢占いにおいて、「あなたが今人生について悩んでいることに対して、他者から責められてしまい、追い詰められている」ということを示しています。
あなたはあなたの悩みがあり、自分のペースでそれと向き合っていいはずなのに、それを他者から糾弾されてしまうと、非常に不快ですよね。
早く決断できないいら立ちも焦りも出てきますし、何より「あなたには関係ないでしょう!」という相手への怒りも出てきてしまいます。こうした負の感情たちは、悩みを解決する上で一番邪魔なものです。
この夢を見たのであれば、あなたが悩んでいることを責めてくる人とは距離を置くようにしてください。
他者の現状を慮ることなく自分の主張したいことだけを主張してくる相手は、あなたに有益なアドバイスをもたらしてくれることもありません。
むしろ害となってしまう人物であるといえるでしょう。相手のことは割りきり、そっと相手から遠ざかるようにして、相手の責める言葉から逃げるようにしてくださいね。
普通の建物が迷路になる夢
普通に過ごしていたはずの建物が急に迷路になってしまう夢はびっくりしてしまうものです。
何もなかったはずの空間に壁がそびえたり、あったはずの部屋がなくなったりしていて、不便も感じてしまいます。
不安から「早く元の状態に戻らないかな・・・」という気持ちが芽生えてくる方もいれば、「何かわからないけどワクワクする!」と非日常を楽しもうとする方もいたりと、感想が様々なのは面白いところですね。
普通の建物が迷子になる夢は夢占いにおいて、「迷路になった建物に関することで、人生で悩みが生じる」ということを示しています。
今回は、普通の建物が迷路になる夢の中でも特に注意すべき夢を2パターン下記にまとめました。該当する方は目を通してみてくださいね。
家が迷路になる夢
複数個の部屋があり、それぞれ過ごす目的ごとに部屋を変えたりするなどして、生活していたはずの「家」。
安らげる場所であり、生活の拠点だった家が、急きょ迷路になっているという夢は、生活を根底から崩されてしまったような気がしてパニックになってしまうものです。
起きたあと家の中を見渡してみて、普段通りの部屋になっていることにほっとした方も多いことでしょう。
家が迷路になる夢は夢占いにおいて、「あなたが「家庭」に関することで悩むようになる」ということを示しています。
結婚をするかどうか、子どもの育て方について、両親の介護について、マイホームを持つかどうか・・・など、家庭に関することは、いわば人生に関わることばかりですので、悩みもつきものです。
ただ、この悩みを乗り越えることであなたの人生はより豊かになっていきます。「迷路でさくさく進める夢」「迷路で迷う夢」なども並行して参考にしつつ、ぜひ悩みを解決していきましょう。
病院が迷路になる夢
病気やけがの治療が目的であるはずの病院が迷路になってしまうと、「これからけがや病気をしてしまったときどうしよう?」と不安になってしまうことでしょう。
ご自身が通院・入院されている場合や、ご家族が入院していて病院に通う機会が多いという方は尚更だと思います。多くの人の命を健康に保ってくれている病院の根本が揺らぐ夢というのは、ひやっとしてしまいますね。
病院が迷路になる夢は夢占いにおいて、「あなたが「自分の体」のことで悩むようになる」ということを示しています。
病院が迷路になる夢自体、あなたの自分の心身に関する無意識のうちの不安の表れでもあります。
それが将来顔を出してきて、自分の健康に対して悩むようになるということなのです。
この夢を見たのであれば、早めに体の異変に気付くことができるように健康診断などに通うようにしたり、日々の生活を見直して健康を意識するなど、今からでもできる努力を続けていってくださいね。
まとめ
小さい頃は絵本などに載っていたりするので身近な存在だった迷路ですが、大人になるにつれて縁遠い存在となってしまうものです。
この夢を見ることで、迷路の存在を懐かしく感じ、大人向けの迷路の本をついつい手に取ってしまった方も多いかと思います。
夢の中に出てきたものに実際に触れてみるというのは、運気を高めるために非常に良いことです。
良い兆候の夢だった場合はそれを更に近づけ、悪い兆候の夢だった場合はそれを遠ざけることができますので、実際に迷路に触れてみてくださいね。
また迷路の夢の夢占い結果である「人生」というのは、一見とても漠然としたものに感じてしまうかもしれません。
目の前の悩みに対して一つずつ向き合っていき、それに対処していくということを繰り返していけば、最終的にはそれが「あなたの人生そのもの」となるのです。
この夢を指針として悩みを1つずつ乗り越えていき、あなたの人生をあなた自身の手でよりよいものへと変えていくことが大切なのです。
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