年下の草食系男子に片思い。落とすコツと注意点は?
年下の草食系男子を好きになったら、年上男性を落とすコツを使っても効果は期待できません。
一般的な男性なら、普通の恋愛テクニックを使っていけば心をつかめるでしょうが、草食系男子の場合、持ち前の臆病さから下手すれば二度と目を合わせてくれない可能性も・・・
丁寧な取り扱いを必要とする草食系男子ですが、気になる年下の草食系男子を落とし彼氏にするにはどんなコツと注意点があるのでしょうか。
草食系男子とはどんな男子?
年下で草食系男子と聞くと、単なる奥手で大人しい男の子で、恋愛にまるで興味がなく淡々としているのでは?と感じているでしょうが、草食系男子にもさまざまなタイプがいます。
一見草食系でも中身は肉食系だったり、社交的だけど恋愛には奥手だったりと様々なタイプがいるので、片思い中の年下草食系男子にアタックする前に、草食系男子の性質を理解しておきましょう。
生真面目で争いごとが嫌い
草食系男子の中で一番多いのが、生真面目で争いごとを嫌うタイプ。
他人とケンカしたり対立するのが嫌いで、みんな仲良くがモットーで、包容力もあるため周囲の友達や先輩・後輩にも頼りにされるような、安心できる雰囲気を持っています。
誰に対しても親切なので、年下・年上に関わらず女性全般が「もしかして好かれてるかも」と思い込んでしまい、複数の女性から好意を持たれてしまうことも。
生真面目な性格なので、一人の女性と付き合うと長いですし大切にしてくれますが、穏やか過ぎて刺激が足りず、物足りない気持ちから彼女の方が浮気をしたり、別れを切り出す事が多いので、相性次第で幸せ・不幸せになる関係でもあります。
何といっても真面目なので、夫にするにはうってつけの相手です。幸せな家庭を築きたいなら理想の相手でしょう。
独自の世界観を持ち感受性豊か
無口で一見何を考えているか分からないので、女性には敬遠されがちなタイプですが、ナイーブで感受性豊かなアーティスト気質な人が多いのも、草食系男子の特徴です。
他人とは感じ方・考え方が違いますし、誤解されやすいのを知っているためあまり感情や考えを表に出しません。
口数も少なく心を許す相手もごく少数しかいませんが、いざ心を許せば色々な話をしたり、笑顔を向けてくれるようになります。
女性への関心が元々薄い
男と性欲は切っても切り離せない間柄ですが、まれに性欲よりも自分の趣味や仕事にしか関心がない草食系男子もいます。
趣味に自分の時間を全部使いたい、今の仕事でトップに立ちたいなど、自分の人生においての関心事すべてが女性以外にあるようなら、いくら女の魅力で迫っても効果ナシです。
強い劣等感のせいでアプローチできない
恋愛したいし彼女も欲しいけど、どうせモテないし一生懸命アプローチしても相手にされないと思い込んでいる年下の草食系男子は、強い劣等感のせいで好きな女性にアプローチできないタイプ。
過去につらい恋愛経験があり克服できないまま、何年も彼女がいない、付き合った経験がない男性なら、突然アプローチされたとしても戸惑うばかりで、女性からのアプローチをまともに受け止められません。
草食系男子だって恋愛経験が少ないだけで、実際は女性に対して興味津々ですが、強い劣等感があると自分の方から女性にアプローチできませんし、年下の草食系ならなおさら自ら動くことができなくなります。
女性から好意や恋愛感情を向けられたとしても、傷付きたくない不安や過去のトラウから「好き避け」したりと、恋愛感情をこじらせがちなのが草食系男子の大きな特徴です。
番外編 外見は草食系だけど中身は肉食系男子
爽やかな雰囲気で人当たりもよく、恋愛にも奥手な風を装う「ロールキャベツ男子」は、草食系男子を隠れ蓑(みの)にしつつ、周囲に寄って来る女子を狙っています。
草食系男子は爽やかで清潔感にあふれていますし、性欲も薄くガツガツした雰囲気もないので、女性は警戒心を抱くことなくそばに寄ってきます。
女子ばかりの飲み会に呼ばれたり、小旅行での運転手役を買って出たりと女の子と親密な関係を築きやすいですが、ロールキャベツ男子は中身が肉食系に近いため、女子の好意を感じ取るとすさかず手を出してきます。
手を出された女性としても、草食系男子が実は肉食系だった事実におどろくものの、ギャップ大好きな女性なら、どっぷりハマってしまうことも。
年下草食系男子が好む女性のタイプ
控え目で大人しめな女性
草食系男子は我が強くガツガツした女性ではなく、控え目で大人しめな女性を好みます。
草食系男子は大人しいがゆえに、簡単に攻略できるとばかりに肉食系女子のターゲットにされやすいですが、ガツガツした肉食女子の勢いに押されれば逃げ出してしまいます。
女性の方からリードしてもらいたい草食系男子もいますが、自分の世界観や趣味を大切にするタイプの草食系男子は、控え目で大人しめなタイプの女性を選びたがります。
草食系男子にも男としてのプライドがありますから、せっかちで何もかも女性が決めてしまったり、自分の都合しか考えないワガママ女を苦手としていますので、一方的に自分のペースに巻き込もうとしないでくださいね。
話をしっかり聞いてくれる女性
草食系男子は恋愛慣れしていないため、女性と話すのが苦手な人も多くいます。
話せたとしても途切れ途切れな話し方や言いよどみ、ぼそぼそ小さな声で話したりと、人によってはイライラするような話し方しかできない人もいます。
草食系男子も自分が話ベタだと自覚しているので、熱心に話を聞いてくれて自分のペースを見守ってくれる女性に好感を抱きやすくなります。
グイグイ近づいてきて振り向かせようと迫る女性には、性格上恐怖心しか感じないので、彼のペースを理解しましょう。
男らしさを強要してこない女性
年下の草食系男子は「男らしくない」「頼りない」となじられるのが苦手ですし、性格的にも女性をリードし引っ張っていく男らしさとは無縁なため、世間一般が求める男らしさを求められても応えられません。
世間一般で言う男らしさは「頼りがい」や「力強さ」「いざという時守ってくれる」などですが、草食系男子に頼りがいを求めるのはお門違いですし、持っていないものを責められては好きになるどころではありませんよね?
男らしさより穏やかさ・優しさを認めてくれる女性の方が、草食系男子には好まれます。
年下草食系男子を落とすコツ
派手ファッションはやめてナチュラル系に
草食系男子は基本的に「派手」が苦手です。
同年代女子の中で流行っていたとしても、草食系男子の中で派手だと判断されれば「自分には合わない人」だと恋愛対象外にされてしまいます。
一般的には男を落としたいなら、ミニスカートや鎖骨見せ程度の露出は効果的なアプローチ方法ですが、草食系男子にとって派手な服装やメイクは「遊んでる女」「派手だし話が合わなさそう」と思われ、そっぽを向かれてしまいます。
男としては胸の谷間や足の露出はうれしいのでしょうが、チラッと谷間が見えた瞬間喜んでしまった罪悪感や後ろめたさから、ますます避けられるようになりかねません。
年下の草食系男子にはナチュラル系かコンサバ系のファッションに、すっぴん風メイクに黒髪の方が受けがいいです。
片思い中の草食系男子の隣りに並んでも彼氏・彼女に見える、違和感なく似合うような雰囲気に整えていけば、バッチリですよ。
友達から始めよう
草食系男子は自ら女性に声をかけられないほど、シャイで奥手な人が多いですが、かといって女性の方から声をかけてくる逆ナンなんて怖くて受け入れられるはずもありません。
直球で恋愛を仕掛けられるだけで思わず逃げ出したくなるのですから、友達でもない相手からグイグイ迫られれば嫌われてしまう可能性も。
今現在草食系男子と友達でないなら、まずは友達になり連絡し合える程度の関係になっておきましょう。
草食系男子の趣味に共感しよう
草食系男子は自分の趣味に深いこだわりがある人が多く、中でもひとりでコツコツできる物を趣味にしている人は多いものです。
特にインドアジャンルに関する趣味のバリエーションは幅広く、ギターやドラム・作詞&作曲などの音楽活動、ゲームやパソコン・アニメなど、女性から見たらさっぱり理解できない趣味も多数ですが、ふたりの関係を近づけるためにも彼の趣味について話してみましょう。
ゲーム好きな人なら「ゲームやってみたいんだけど、最近では何が人気なの?」など、ゲームの話を聞いてもいいですし、マンガ好きな人ならオススメのマンガを借りた後、感想をラインで伝えてみたりと、趣味の話で盛り上がりれば自然と打ち解けやすくなります。
マニアックな趣味だったなら、思う存分趣味についての知識を語ってもらい、隣りで相槌を打ち、たまに質問するだけでも気持ちは盛り上がります。
ただし注意しておきたいのが、変に出しゃばりすぎて中途半端な知識を見せびらかし、彼のプライドやこだわりを傷付けてしまっては、親しくなるどころか遠ざけられてしまいます。
年下な上草食系男子を彼氏にしたいなら「初心者」を全面に押し出し、彼に教えてもらう姿勢を崩さず、彼から教えてもらいましょう。
なお草食系男子は趣味の時間を「一人で過ごし有意義な時間」ととらえている人も多いので、趣味を一緒に楽しみたいタイプかどうかの見極めも必要ですよ。
時間をかけて信頼関係を築き上げる
草食系男子は女性を好きになっても自分の方からアプローチできないため、女性の方から言い寄られてもうれしい反面、自信のなさから本当に好かれているのか疑う人もいます。
草食系男子は相手や自分が傷付くことを恐れていますし、傷付けられると感じたら急速に距離を置かれてしまったりと、こちらのアプローチが裏目にでてしまうこともよくあります。
早く自分を好きになってほしい、恋愛関係に持ち込みたいと焦りが出てガンガンに押してしまうと、勘違いしたくない・無意識にやってるのかもと不安にかられ、つい「好き避け状態」になるパターンも考えられます。
年下草食系男子の中でも恋愛経験が少ない男子は、女性からのボディタッチやアプローチを好意として受け止める自信がなく「もし勘違いだったら恥ずかしい・傷付きたくない」恐怖があると、突然のアプローチを受け止められません。
急速にふたりの関係を深めようとしても、草食男子側が受け止める度量がないとうまくいきませんから、時間をかけて信頼関係を築いていきましょう。
追うのではなく待つ女になる
草食系男子は何事においてもマイペースですから、いくら女性側が好意を示しアプローチを仕掛けて追いかけたとしても、彼の恋愛スイッチが入らないままでは逆効果にしかなりません。
元々男性は追いかけられる恋愛が好きではなく、追いかける恋愛を好む傾向があります。
一般的な男性は好かれている油断から、追いかけてくる女子に振り向こうとはしませし、元々タイプでもない相手から追われても、振り向くはずがもありません。
草食系男子の場合は少々違い、追いかけられると恐怖心から逃げ出してしまう人や、女にモテるより趣味や関心のある物事の方が大切な男性なら、いくらアプローチしても効果がないばかりか嫌われてしまいます。
追いかけても嫌がられ重い女と思われるくらいなら、追いかけるのではなく「待つ女」にならないとダメ。
草食系男子は肉食系男子や一般的な男性に比べ、性欲が薄くどんなイイ女が周囲をウロついてもセックス欲が薄いのですから、追いかけるよりそれとなく恋愛に興味が湧くよう導いていき、それとなく待つ女になりましょう。
ホメて伸ばす
年下草食系男子の多くが「自分に自信」がなく、恋愛経験が少ないまま大人になったことにコンプレックスを感じています。
恋愛をしたいと思ってもいざとなるとアプローチできない草食系男子が多いのは、自分に自信が持てないからです。
外見や内面に自信が持てず「どうせイケメンじゃないからモテない」「仕事もできないし」「男らしくないから」など、自信のなさから恋愛方面だけでなく仕事やプライベートまでマイナス思考に閉ざされている草食系なら、ホメて伸ばし「自信」を付けていきましょう。
草食系男子は周囲からの好感度が高くとも「自己評価」が低いので、少々ホメられても素直に受け取りませんし、下手なウソや社交辞令をかけると逆効果。
年下草食系男子を落とすには、彼の中にある本当の良さをしっかりとホメていき、彼の魅力を伝え、彼の中に自信を育てていきましょう。
年上だからとお姉さんぶらない
年下草食系男子を落としたいと考えた場合、「彼を上手にリードしなきゃ」「色仕掛けで落とせるんじゃない?」そんな思い込みから、ついつい上から目線で年下草食系男子に接してしまう傾向があります。
確かに草食系な男子は恋愛において自ら積極的に動こうとはしませんが、だからといって「上から目線」で迫られても、自分はペットじゃないとばかりにプライドが傷付いてしまいます。
草食系男子の中にあるプライドを大切にするためにも「〇〇君」と子供をかわいがるように呼ぶのではなく「〇〇さん」と呼ぶようにしたりと、ひとりの人間として敬いましょう。
恋愛において年下・年上は関係ありませんし、変な上下関係があるカップルは恋愛関係も長続きしませんから、年下草食系男子をひとりの男性として認めてあげれば、自分に自信も湧き好意を抱いてくれますよ。
主導権を握りつつ最後は彼に決めてもらう
草食系男子はよほど好みのタイプの女性でない限り、自分の方から積極的に行動することはまずありません。
草食系男子はただでさえ年上女性との恋愛に消極的なのですから、どストライクな女性であってもきっかけがないと行動できない人も多く、きっかけは女性側から作らないといけません。
「この間〇〇ってお店ができたみたいよ、今度行ってみない?」「〇〇と〇〇どちらがいい?」など、」さりげなく彼を誘導し選んでもらうことで、自然と自信につながりますし、自分の意見を尊重してくれる女性には好意や恋愛感情も芽生えやすくなります。
草食系男子への注意点とは
自分の価値観を押し付けない
草食系男子はインドア趣味を持つ人が多く、女性から見れば「何でそんなことが楽しいの?」「お金もかかるし他のことに使った方がいい」など、つい自分の価値観を押し付けてしまいがちです。
好きな人にはもっとかっこよくなって欲しい!素敵な男になって!と思う気持ちは理解できますが「~した方が絶対いい」「カッコイイのにもったいない」など、良かれと思いあれこれ世話を焼いたところで年下草食系男子が望んでいないなら、余計なお節介でしかないのです。
特に人生の多くを趣味に費やしてきた草食系男子なら、自分の世界にズカズカ土足で踏み込んで来る部外者を嫌いますし、悪気はなくとも彼を傷付けてしまいかねませんから、一方的に自分の価値観を押し付けないようにしましょう。
くれぐれも、彼の好きな物や世界観を汚さないようにしてくださいね。
彼が知らない話題ばかりを並べない
年上女性の方が人生においての経験も多いので、話していて話がかみ合わないこともよくあります。
学年や世代が違うと話がかみ合わなかったり、仕事上の苦労話を聞かされても業界内の事情が理解できない年下草食系男子は話についていけませんし、自分の知識不足にイラつき気持ちが冷めてしまうので要注意!
ツンデレは逆効果でしかない
男はギャップが好きなんでしょ?とばかりに、勇気を出して声をかけたりラインをくれた草食系男子を無視したり、返事を先延ばしにするのはNG。
肉食系や一般的な男性ならツンデレも効果的なのでしょうが、草食系において伝えようとした好意を断られるとひどく傷付きますし「やっぱり恋愛なんて無理」とばかりに離れていってしまいます。
ツンデレは相手の気持ちをくじくだけなので、友達みたいな彼女ポジションを狙いましょう。
アプローチのしすぎは命取り
草食系男子、特に年下男子へのアプローチは慎重に進める必要がありますが、焦りすぎると距離感が近くなりすぎて年下男子が逃げ出してしまいます。
草食系男子はその名の通り「草食動物」と同じで、ちょっとした刺激にも敏感に反応する繊細さを持ち合わせているため、積極的に誘いすぎるとあっという間に逃げ出してしまいます。
好きな人と親しくなりたい、一緒に居たいと思うのは当然の感情ですが、現時点で恋愛感情を持っているのは年上であるあなたのみ。
自分のペースで物事を進めたい草食系男子にとって、好意や恋愛感情を押し付けてくる相手は恐怖の対象でしかないのです。
草食系男子の煮え切らない態度についイライラして怒りをぶつけたところで、彼からしたら「勝手にイラつき怒る年上女」としか見えず困惑させてしまいます。
年下草食系男子を落とすポイントとしては、彼の近くで見守りつつじっくり親交を深め、徐々に彼の態度に好意を示し始め、少しずつ好意を見せていくくらいがちょうどいいので、強引に心の扉をこじ開けないよう注意してくださいね。
おわりに
年下草食系男子を落として彼氏にするのは、あなたが思っているより大変ですし、過去に草食系男子との恋愛経験がない人にとって、今までのどの彼氏とも違う反応に戸惑いを隠せないでしょう。
肉食系男子とは違い、生真面目で優しく争い事を好みませんし、恋愛に対して奥手で受け身、自分の時間を大切にするマイペース人間。繊細なので傷付くことを必要以上に怖がっています。
草食系男子は常に受け身ですが、自分に自信を付けさせてくれ、優しく守ってくれる芯の強さを兼ねそなえている女性なら、心惹かれるようにもなります。
「どうせモテないし」
「男らしくないから」
など、生まれ持った性格や生活環境から自信を持てないでいるなら、年上女性の包容力で包み込んであげてください。
彼の気持ちを尊重しつつ適度な距離感を掴んでいけば、彼の恋愛対象内にも入れますから、「時間をかけてゆっくりと」を合言葉にふたりの距離を縮めていきましょう。