プロポーズ前?後?結婚前に知っておきたい婚約指輪の10つのこと
そろそろ彼氏からプロポーズされそう・・・?
人生の大きなターニングポイントになる「結婚」は、女性にとって大きな決断をする時ですよね?
女性にとって「婚約指輪」や「結婚指輪」は憧れのアイテムですか、いつ渡せばいいのか・受け取るべきなのか迷ってしまう人も多いかと思います。
ドラマなどではプロポーズする際、婚約指輪を手渡していますが、現実的にはどのタイミングで婚約指輪を購入しているのでしょうか?
婚約指輪の起源と結婚指輪との違い
婚約指輪(エンゲージリング)は、男性が女性に「愛の誓い」を示すために贈る物です。
婚約指輪の起源は古く、古代ギリシャ・ローマでは婚約の印として鉄の輪が使われてきた事が起源だといわれています。
古代では左手の薬指には愛情の静脈と呼ばれる太い血管が流れ、心臓に直接つながっていると言い伝えられていたことが、左手の薬指に指輪をするようになったきっかけです。
結婚指輪(マリッジリング)は結婚の証として身に着けるもので、男女ペアで身に着けるのが一般的。
結婚式の際、夫婦になる愛の証として交換し、既婚者である事を周囲に知らしめる意味合いもあります。
婚約指輪はダイヤモンドやルビーなどの宝石で飾られた派手めなものが多く、一般的には結婚するまで身に付けるものとされています。
ダイヤモンド以外に使われる宝石としては、女性の誕生石やカラーダイヤモンド・真珠などもあります。
婚約指輪の定番がダイヤになった理由
ダイヤモンドは天然鉱石の中では最も硬度が高く、宝石言葉は「純潔・純粋無垢・永遠の絆」を示すので、永遠の愛をつかさどるにはピッタリの宝石として人気があります。
ダイヤモンドは紫外線などの光線や化学薬品から影響を受けることも少なく、お手入れをすれば美しさ・輝きが続くことも選ばれる大きな理由です。
婚約指輪に選ぶダイヤのモンドの基礎知識
ダイヤモンドの品質は、重さの単位「Carat(カラット)」色の基準である「Color(カラー)」透明度の基準である「Clarity(クラリティ)」輝きの基準「Cut(カット)」計4項目を合計し品質が決められます。
カラットは大きさの単位と勘違いされがちですが、カラットは重さの単位。
1カラットは0.2グラム、カラット数が上がるとダイヤの直径が大きくなり、価格も高くなります。
ダイヤモンドのカラー
ダイヤモンドは無色透明なものばかりと思われがちですが、ダイヤのカラーには「D~Z」までのグレードが23段階あります。
一般的に知られている無色透明なダイヤはDレベルが高品質・高価格、黄色味ががったダイヤが品質も低くZ品質。
ダイヤはHを境に黄色味がかった色味になるので、グレードはG以上のものがオススメです。
透明度の基準クラリティ
クラリティとはダイヤモンドの透明度の基準のことで、内包物が少ないほど透明度が高く高品質。
傷がないものは「FL(フローレンス)」低いグレードは「I1~I31(インパーフェクト)」はルーペで見るまでもなく肉眼でも内包物が確認できます。
内包物や傷があるダイヤモンドは衝撃にも弱く、装飾品としての見た目もよくありません。
購入するならVS2レベル以上の物が安心です。
ダイヤはカットで輝きが変わる
ダイヤモンドはカット次第で輝きが変化しまます。
ダイヤのグレードに合わせ的確なカットを施さないと、ダイヤを最大限に輝かせられません。
一般的に婚約指輪に適しているとされているのが「ラウンドブルルアントカット」が最も
多く、婚約指輪によく選ばれる0.3カラットなら「Verry Good」0.5なら「Excellent」が婚約指輪には最も適しています。
婚約指輪の素材は?
プラチナ
婚約指輪に一番多く用いられているのがプラチナです。
プラチナは強度があるので傷付きにくく、さびにくいのが大きな特徴。
酸やアルカリ・熱にも強く、シルバーのように酸化や年数による劣化も少ないことから、婚約・結婚指輪に選ばれています。
ゴールド
ホワイトゴールド・イエローゴールド・ピンクゴールドなどが主で、金に混ぜる素材によって色合いが変化ます。
日本ではプラチナが主な婚約・結婚指輪ですが、海外ではゴールド・ホワイトゴールドが主流だったりと、その時々の流行や年齢によって異なります。
婚約指輪の値段は給料3か月分?
よく婚約指輪は給料3か月分と言われていますが、婚約指輪の平均相場は20~40万。
カップルの8割が価格はさまざまながらも婚約指輪を購入しています。
どうしても欲しいブランドがある女性もいるでしょうが、40%の女性が価格にはこだわらない、婚約した実感や思い出の為に無理なく購入できる金額で満足しているようです。
渡す男性側の購入理由としては、彼女が欲しがっていると感じ購入するパターンが最も多く、結婚する実感が湧いてくるにつれ証が欲しくなった、結納のため購入した等の理由で購入しています。
婚約指輪はサイズを知らなきゃ始まらない?
せっかくならプロポーズする時、一緒に婚約指輪を渡したい!
サプライズ願望のある男性なら、彼女を喜ばせるためにも婚約指輪と共にプロポーズするかと思いますが、世の中の男性は案外「彼女の指輪のサイズ」を正確には知らないものです。
何となく指に入りそうな指輪を購入し、うれしさのあまり涙ぐんでいる彼女の指に婚約指輪をはめようとした・・・けど、指に入らない、指輪のサイズが小さすぎたとなると、せっかくのプロポーズも興ざめです。
プロポーズまでするほど好きな相手なら、指輪のサイズもさりげなく確認し、サプライズで渡したいなら、できるだけジャストサイズの物を購入しましょう。
彼女が持っている指右手の薬指用の指輪を参考にするか、どうしてもプロポーズする時婚約指輪を渡したいなら、後日サイズ変更ができる宝飾品店で購入するか、サイズ大き目の物を選んでおくと、サイズが大きい分には直すのにも手間がかからず、料金もお安めに済みます。
婚約指輪を購入するタイミング
プロポーズ前に婚約指輪購入派
プロポーズすると決意し、サプライズで婚約指輪を用意しようと思ったら最低1か月前には約指輪を注文しないといけません。
しかも婚約指輪の場合、ほとんどがオーダーメイド。
男性の中には結婚指輪を買いに行き、当日に持ち帰れると思いがちですが、既製品ならともかくフルオーダーなら2か月、既存のデザインに宝石を組み合わせるセミオーダーでも1か月はかかります。
まずはどんな石(ダイヤやルビー)を選び、次は指輪の枠組みを決め、内側のメッセージを決めたりと、当日ではそこまで用意できないため、最低でも1か月までにはオーダーする必要があります。
裏に彼女のイニシャルを刻印したり、希望通りのサイズの在庫がない可能性も考えると、1~3か月前には購入しておかないと間に合いません。
彼女の趣味が分からない、もしかしたら欲しいブランドがあるのかも・・・
そんな不安がある場合には、プロポーズする用のファッションリングを用意し、プロポーズ後に指輪を購入した方が安心です。
プロポーズ後に婚約指輪購入派
最も多いのが、プロポーズ後に婚約指輪を購入するパターン。
彼女好みの婚約指輪の方が好きなデザインを選べるので、プロポーズ後改めて指輪を購入した方が、受け取る側である彼女のニーズを満たせます。
プロポーズ後の方が、婚約指輪と結婚指輪を同時に購入ショップへ行く手間が1度で済みますし、価格的にも割り引いてもら得る場合や、重ね付けしたいなら、一緒に購入した方が付けた時のバランスもチェックできます。
結婚生活に向けて大忙しなカップルには、なるべくなら事前予約をしておき、一緒に購入する事をオススメします。
婚約指輪を選ぶ際心得ておきたい事は、
1・予算を決めておく
2・指輪の石やデザインを決めておく
3・価格とデザインどちらを選ぶか優先順位を決めておく
一生に一度の買い物ですから、リサーチと下準備はしっかりとしておきましょう!
婚約指輪はいつつける?
婚約した当初はうれしさのあまりよく身に着けたとしても、デザインも華やかで繊細な装飾の物が多く、日常的に付けるのは少々難しいものです。
普段使いしにくいと結婚後はしまい込んでしまう人もいますが、お出かけや友人・親戚等の結婚式・子供の入園・卒業式などに付ける人も多いようです。
最近では婚約指輪と結婚指輪のセットリングが人気があり、普段使いできる婚約指輪を買い求めるカップルも増えています。
結婚指輪のデザイン
ソリティア爪ありリング
定番のデザインではありますが、飽きのこないシンプルなデザインで人気があります。
真ん中に宝石があり4本または6本の爪で宝石を留め、光が入りやすい分宝石が光の反射で」輝きやすいのが大きな特徴です。
シンプルなデザインなので、結婚指輪やシンプルな指輪との重ね付けもしやすいデザインです。
ただしデザイン的に衣類などに引っかかりやすいので、注意が必要です。
ソリティア爪なし
爪ありのデザインに比べ高さがない分、衣類にひっかかりにくく、デザイン的にも光が入り込まず輝きが抑えられるので、上品な美しさがあり、デザインもシンプル。
普段着にも合わせやすいデザインなので、日常的にも使いたい方にはオススメです。
メレのリング
メレとはフランス語で「小粒石」の意味。
センターストーンの周囲に0.1カラット以下のメレダイヤモンドでサイドを埋めるデザインのリングです。
ダイヤの数によって華やかにになりますし、石の配置によって印象が変わるので、自分好みのデザインに仕上げられます。
エタニティリング
リング全部を小さなダイヤで囲んでいるのがフルエタニティ、半分のみダイヤで埋めているのがハーフエタニティです。
大きな宝石を使わない分、豪華に見える割に価格を抑えられますし、日常使いしやすく重ね付けしやすいのも人気の秘密です。
婚約指輪ってどこで買ってるの?
百貨店のジュエリーコーナー
大手百貨店ならどこでもジュエリーコーナーがありますし、大手ブランドの婚約指輪・結婚指輪がそろっています。
いきなりジュエリーショップに入るのは勇気がいる、なんて男性も結構いますが百貨店なら行きかう人も多いので気軽に入っていけますし、百貨店の会員なら割引サービスも受けられます。
百貨店なら品質もある程度保障されていますし、強引な接客をされることもそうないので安心です。
どんな指輪を選べばいいのか分からないなら、ひとまず百貨店のジュエリーコーナーで実物を見せてもらいましょう。
ざっとどんな指輪があるのかを見せてもらい、カタログを持ち帰る検討してからどんなタイプの指輪がいいかゆっくり決められるので、カタログを見ながらふたりで検討するとよいかと思います。
ただしテナントで入っているショップな場合、売り場から撤退するとメンテナンスがや異変になる可能性もあるので、購入時にはよく考えてるようにしましょう。
ブライダルリング専門店
ブライダルリング専門店なだけに、婚約指輪の品揃えが多いのも大きな特徴。
国内外の色々なブランドリングを取り揃えているので、少し変わったデザインがそろっていますし、経験豊かなスタッフがアドバイスしてくれるので助かります。
ブランド直営店
ブランドコンセプトを十分に理解している専門スタッフが接客してくれるので、憧れのブランドショップで人生最良の買い物ができる思い出を作れます。
ブランド直営店はアフターケアも小まめに対応してもらえますし、何よりも憧れのブランド指輪を購入できる充実感を感じられるのが、最大の魅力でしょう。
婚約指輪を買わない人はどうしてるの?
8割の方が婚約指輪をもらってる一方、婚約指輪をもらえなかった・必要性を感じなかった人もなかにはいます。
妊娠が発覚後、出産や子育てに婚約指輪の費用を回した、引っ越し・結婚披露宴費用・新婚旅行に回す場合も見受けられます。
指輪が苦手な人なら、普段から身に着けやすいネックレスにしたり、お揃いの腕時計にしたりと考え方は多種多様にありますが、欲しいけど言い出せないまま結婚指輪だけとなると、後々の結婚生活にしこりを残す場合も・・・
婚約指輪なんかいらないと言いつつも、内心婚約指輪にあこがれている素直になれない女性もいますので、いらないと拒否する人でも結婚指輪を買いに行くついでを装い、それとなく婚約指輪も見せておいた方が無難ですよ。
おわりに
プロポーズに指輪は付きもののような気がしていても、実際にプロポーズするとなるといつ頃指輪を準備していいのか、購入金額はどの程度なのか、指輪なんてどこで買っても同じなの?など、男女で意見が分かれてしまうのも、婚約指輪の難しい所でもあります。
婚約指輪は女性にとって特別なものですから、予算内で満足いくデザインを探し出し、最高の婚約指輪を見つけてくださいね。