一度別れた恋人と復縁できる確率として、男性では1.34％、女性1.87％程度と低く、全体的に見ても2割程度とそう高くありません。
確かに復縁は簡単ではありませんが、復縁後幸せ・不幸せになるカップルには、注意深く観察すると見えてくる数多くの共通点があるものです。
復縁して幸せ・不幸になるカップルの共通点をしっかり理解しておけば、復縁できる可能性も高まりますが、双方のカップルはどんな共通点を持ち合わせているのでしょうか。
復縁して幸せになるカップルの共通点
別れた理由を理解し改善している
復縁して幸せになれるカップルは、別れた理由をしっかりと自覚しています。
恋人同士が別れる理由として多いのが、
・性格や価値観の不一致
・さびしさからの気持ちのすれ違い
・仕事が忙しく恋愛が面倒になった
・浮気がバレた
・ケンカの勢い
・自分勝手でわがままな態度にうんざり
・嫉妬深く束縛する
・意見を押し付けすぎる
など、さまざまな別れの理由があるものですが、別れた理由がはっきり自覚しないまま復縁しても、結局同じ理由で別れるはめになります。
別れた理由が気持ちのすれ違いなら、デートや連絡回数を増やしさびしくないよう配慮する、性格・価値観を合わせられるように努める気持ちがあるカップルは、幸せを築けます。
感情のコントロールができる
初めて付き合うカップルならともかく、以前付き合っていた相手と復縁し、やり直す訳ですから、以前と同じような関係を取り戻すには、感情のコントロールは必須条件。
一度別れているだけに、不安や焦りから毎日電話やラインなどで連絡を取り合おうとしたりと、束縛が激しくなることも・・・
多少イライラ・ムカムカした時も、恋人に八つ当たりや暴言を吐いたりせず、趣味などで気分転換できたりと、自分なりの「感情切り替えポイント」を持っている人は、恋人と正面からぶつかり合うこともありません。
すぐ感情的になる人は、その場で怒りを発散させようとしますから、まず大きく深呼吸しながら怒りを６秒我慢するクセを付けていけば、怒りのピークを抑えられ、とっさの怒りにも対処できますよ。
話し合いで解決できる
復縁した恋人同士であっても「他人」なのですから、意見が食い違う場面もよくあります。
違うからこそひかれあうのでしょうが、意見の食い違いに腹を立てケンカするのではなく、お互いの違いを認め合い話し合えるカップルは、復縁しても幸せな関係を作れます。
以前付き合っていた頃と同じような喧嘩に発展し、どちらも一歩も引かないまま喧嘩が長引いてしまう状況ですが、違いを理解し認め合う姿勢があれば、大きくモメる回数も少なくなるもの。
一方的な感情や意見の押し付けない、お互いの気持ちがすれ違わないように話し合いで解決できるカップルは、復縁し結婚しても幸せになれます。
別れた後冷却期間を取っていた
別れた後すぐは、恋人に何を言われてもネガティブにしか受け止められませんし、気持ちも落ち着かないまま復縁を持ち掛けても、残念ながら上手くいかないものです。
復縁に成功し幸せになったカップルの多くは、別れた後「冷却期間」を取り、別れ際に生じたネガティブイメージを落ち着かせています。
正しい冷却期間は、別れた傷をいやし忘れる為にも必要は期間。
・話し合いで別れた、小さなケンカの場合には１ヶ月～３ヶ月
・性格の不一致や束縛などが原因なら３ヶ月～半年
・別れる際大ゲンカ、すがり付いてしまった時には半年～１年以上
など、冷却期間は別れ方により異なってきますが、適切な冷却期間を取り復縁したカップルの場合、冷却期間中にお互いの感情を冷まし、冷静さを取り戻しています。
強い恋愛感情があれば復縁した後も上手く行く！そう思い込んでしまいがちですが、適度な冷却期間を取り、反省・改善できたカップルは復縁後も上手くいきます。
結婚前提の復縁だった
復縁した理由が結婚前提の場合、復縁も上手く行きやすいパターンが多いものです。
付き合っていた期間が長くなり、ふたりの関係が当たり前になりすぎ「マンネリ関係・倦怠期（けんたいき）」になると、自分の人生に必要不可欠な相手だったとしても、なかなか気付けません。
話し合いやケンカ別れした間柄だったとしても、別れて初めて大切さに気付けば、復縁後は結婚を意識した関係に発展しやすくなります。
・毎回同じデートコース、会話も少ない
・デートや連絡するのも面倒くさい
・他の異性に目がいってしまうようになった
など、マンネリ関係・倦怠期は本当に大切な人を見失ってしまう、大変危険な時期。
付き合い始めて３ヶ月、半年、１～３年を目安にマンネリ・倦怠期になりやすいと言われていますし、長く付き合ったカップルほど倦怠期が原因で別れてしまううものです。
もう恋愛感情がないと感じ別れたのに、ひとりになって初めて元恋人の大切さが分かってくれば、復縁は自然と「結婚前提」なものになります。
一度失い初めて大切な事に気付いたとしたら、喪失感や後悔からより強い復縁願望が芽生えますから、復縁後も幸せな関係を築けますよ。
復縁して不幸になるカップルの共通点
別れた原因原が浮気だった
浮気が原因で別れたカップルの場合、復縁しても再び別れてしまう傾向が強く、復縁しても上手くいかないものです。
ほんの出来心から浮気して、散々謝り倒して復縁できたとしても、浮気された側はそう簡単に信じることはできません。
スマホチェックや行動をいちいち聞き出そうとしたりと、嫉妬心をむき出しにされ続ければ関係がぎくしゃくし、ケンカした際「浮気したくせに」なんて言ってしまえば、気持ちが冷めます。
浮気した恋人が悪いのはもちろんですが、事あるごとに過去の浮気をなじられ疑い続ければ、恋人同士に必要な信頼関係なんて築けませんよね？
お互いに未練があるからこそ復縁しても、浮気された過去のトラウマから以前のような関係を取り戻すのは容易ではありません。
好きな人から傷付けられた傷が深いですし、信じたいと思いつつも疑ってしまう自分に嫌気が差すと、自己嫌悪から恋人につらく当たってしまうことも・・・
心からの反省と誠実さを伝え続ける必要がある為、中途半端な気持ちで復縁しても上手く行かず、お互いを傷付け合った最悪な関係のまま別れてしまいます。
軽い気持ちで浮気する人は多いですし、まさか好きな人と別れるはめになるとは思わないものですから、安易な気持ちでの浮気は多きな代償がある事実も理解しましょう。
執着心が強く束縛がひどい
やっぱり復縁したい！と思う気持ちが強すぎると、恋人への「恋愛感情」より「恋愛そのもの」に執着するようになってしまいます。
せっかく復縁したんだから、今度こそ絶対に別れない！と思う気持ちが強いと、恋人を「自分のもの」として独占したい気持ちの方が強くなり、自分の気持ちばかりを押し付けようとします。
１日に何通もラインや電話をしてきたり、浮気を疑い予告なしで自宅にまで現れたりと、付き合っているのにストーカーまがいの真似までされると、復縁した相手は不幸でしかありません。
「復縁してくれなきゃ～するから」のような復縁の迫り方や、とにかくしつこく追いかけたあげく復縁したカップルは、執着心・束縛から不幸な関係になります。
冷静になると好みじゃない事実に気付いた
以前付き合っている頃は大好きだったはずなのに、しばらく会わない期間があり冷静な気持ちになると、好みじゃない事実に気付いてしまうパターンもあります。
付き合っていた頃は本当に大好きで、念願の復縁だったはずなのに
「あれ、こんな人だったっけ？」
「会わないうちに服装がダサくなったかも」
のように一度別れ冷静な気持ちになると、恋人の全体像がよく見えるようになりますから、以前付き合っていた頃のような熱い恋愛感情がすっかり落ち着けば、せっかく復縁しても早々に別れてしまいます。
思っていたほどカッコよく・かわいくもない相手だと気付いたけれど、自分の方から復縁を申し出ていた場合そう簡単に別れられませんから、ふたりにとっても不幸としかいいようがありませんよね？
気持ちが燃え上がっている頃は恋人の欠点も愛らしく思えますが、一目ぼれや付き合っていた期間が短かったカップルには、起こりがちな共通点でもあります。
利益優先で復縁した
・元恋人がイケメン・美人だった
・一流企業勤務で自慢できる
・実家がお金持ちだから
・自分に尽くしてくれる、ワガママを聞いてくれるから
など「利益優先」の復縁は、不幸になるカップルの共通点でもあります。
自分の虚栄心や自尊心を満たせる相手だから復縁したい！と復縁する人もいるでしょうが、自分にとって求めている部分を失ってしまえば、気持ちも冷めてしまいかねません。
外見は年数と共に劣化していくものですし、もし転職すれば一流企業の肩書は失われてしまう可能性もあります。
もし肩書につられ復縁し、そのまま付き合い続け結婚すれば、今後の人生何十年も連れ添う関係になりますから、人生の中で変化するであろう容姿・環境で変わる部分だけで復縁するのは、よくありません。
どんな美人やイケメンだったとしても、ある程度付き合えば外見にも飽きてきますし、転職やリストラで収入が減れば付き合っている理由が失われます。
「虚栄心」「自尊心」ばかりを満足させたいがための復縁は、ふたりの関係を不幸にするだけです。
嫌な記憶を忘れられない
復縁して不幸になるカップルの共通点として、別れた原因になった嫌な記憶を忘れられないというパターンがあります。
別れた時言われたキツい言葉や態度、借金や暴力・浮気などが原因で別れた場合、付き合っていた頃の嫌な記憶が刺激されれば、再び別れたいとしか思えなくなるもの。
特に再び復縁しても、過去の嫌だった記憶と同じ行動を取られれば、復縁しても幸せになれるイメージすら抱けません。
別れた理由を改善させる努力をせず、恋愛感情だけで復縁しても結局何も解決していなければ、復縁しても再びお互いを傷付け合うだけ。再び別れればもう復縁はできないでしょう。
別れた過去から何も学ばないまま、とりあえず復縁できればいいやと軽く考え、別れた理由の改善もせず恋愛感情だけで突っ走ると、復縁後もより深く傷つけ合いながら再び別れが訪れます。
おわりに
復縁に成功するカップルの大きな特徴は、
・別れた理由を理解し改善している
・感情のコントロールができる
・話し合いで解決できる
・別れた後冷却期間を取っていた
復縁しても不幸になるカップルは、
・別れた原因原が浮気だった
・執着心が強く束縛がひどい
・冷静になると好みじゃない事実に気付いた
・利益優先で復縁した
など、ようやく復縁できたとしても、その後の接し方ひとつで幸せになる・不幸になるかが変わってきます。
別れるからには必ず何らかの原因がありますが、失敗する人の多くが別れた理由を改善できぬまま復縁し、失敗している事実を受け止めなければいけません。
ふたりで幸せになりたいなら、別れた理由を改善させ、変化を恐れず受け止めていきましょう。
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