別れた恋人のことを「やっぱり惜しかったかなぁ」「もうちょっと頑張って付き合ってみれば良かったかも」「別れたけど、実はまだ好き…」と思ったことは誰にでもあるはず。
中には、一度は別れたけれど復縁して、またラブラブな関係を取り戻したというカップルもいるでしょう。
不倫恋愛は、実は他の関係に比べて「復縁率」がとても高くなっています。
何故不倫恋愛だと復縁を繰り返しやすいのでしょうか?
元恋人を求めてしまう既婚男女の心理に迫ります。
不倫セックスの気持ち良さが忘れられない
男女共に多いのは、別れた後に「不倫セックスの気持ち良さを忘れられない」「やっぱり夫婦同士のセックスだけでは満足出来ないから、不倫の恋人が欲しい」と望んでしまうことです。
恋人への愛情は冷めてしまっても、肉体的快楽に依存する気持ちが無くなることはありません。
一度、不倫セックスのスリルと快感を覚えてしまったら、もう夫婦同士のマンネリ化したセックスでは満足出来なくなってしまうんです。
心の隙間を埋めてくれる相手を求めてしまう
家族が居るのに不倫の恋人を作ってしまう原因は、夫婦関係に不満があるからです。
パートナーとでは満たされない心の寂しさや物足りなさ、イライラ感を解消したくて、不倫恋愛をスタートさせたはず。
不倫関係を解消したからと言って、夫婦関係が改善するわけではありません。
結局はやはり自分の心を癒してくれる相手が必要になり、再び不倫相手の手を取らずにはいられないというわけです。
別れた後、やっぱり寂しい
不倫相手に愛される満足感や安心感を知ってしまった後、それらを失うと、とても不安で寂しい気持ちになります。
「不倫を止めても、私には家族が居るから寂しくないはず」と心を決めても、いざ恋人に会えない、連絡も取れない、となると胸が締め付けられるような喪失感と寂しさを感じるものです。
自分の心を落ち着ける為に、元恋人と復縁します。
家族よりも不倫恋人の方が依存しやすい
別れたはずの恋人と復縁するのは、それほど相手に依存してしまっている証拠です。
不倫関係を解消して家族の元に戻るのではなく、結局元恋人と復縁してしまうのは、家族よりも不倫相手を頼りにしているから。
自分の事を本当に理解し、気持ちを満たしてくれるのは、家族ではなく元恋人なのかもしれないと思っているんです。
恋人に執着する気持ちが強いと、何度別れても別れる度に復縁してしまいます。
新しい恋人を見つけたいけど、出会いが無い
不倫恋愛を経験し、楽しんだ既婚者は、不倫恋愛の楽しさと幸福感を忘れる事は一生出来ません。
また違う相手と恋をしたい、これから先も不倫恋愛を楽しみたいと思い続けてしまうんです。
しかし、良い条件で不倫の相手をしてくれる理想の恋人なんて、簡単に見つかりません。
独身の頃とは違い、気軽に誰とでも付き合ったり別れたりをするわけにはいかないものです。
新しい出会いがないので、以前の恋人と再び恋愛をやり直すしかないというわけです。
失敗を糧に、今度こそ上手くいくかも…という希望
気持ちが通じ合っていると信じていた不倫相手と別れることになってしまったのは、大きなショックです。
不倫恋愛が終わる時はたいてい、気持ちが冷めてしまったからではなく「不倫がバレそうになって怖くなったから」「ケンカをして、そのまま気まずくなってしまったから」「なんとなく音信不通になってしまった」というパターンが多いものです。
別れることになってしまった「原因」さえ解消すれば、復縁は容易です。
失敗してしまったことを反省すれば、今度はもっと上手く付き合えるはず、という希望が持てるでしょう。
一度自分の全てを曝け出して見せた相手に、安心感がある
既婚者は、家庭のトラブルや心の悩み等、家の中で起きるトラブルを外の人に相談するのは「恥ずかしい」と感じがちで、自分の全てを他人に見せる事は出来ないものです。
誰にも言えない苦しみや悩みを、不倫相手になら曝け出すことが出来ます。
絶対に誰にも内緒の関係なのですから、どんな秘密だって守ってくれるからです。
そうして心を曝け出しあった相手を、別れたとは言え簡単に忘れる事は出来ません。
不倫恋愛はやっぱり特別で、運命の恋だと思うから
不倫は社会的に許されない禁断の恋ではありますが、本人達は真剣に愛し合っている純愛です。
他の人から「別れなきゃダメ」「不倫なんて幸せになれない」と言われるほど相手と一緒に居たい気持ちは強くなるし、特別な恋人だと信じられるようになるんです。
別れた後も愛情は無くならず、連絡を取れなくなったことで一層相手への依存が増し、「この恋は運命」だと感じてしまいます。
思い出は時が経つほど美化されるもの
不倫恋愛は決して幸せなことばかりではありません。
どれほど愛しても結ばれない切なさや、会いたい時に会えない不満、相手の「一番」にはなれない切なさなどで、むしろ苦しい思いをしている時間の方が長いものです。
しかし、時間は思い出を美化します。
辛い思い出は徐々に忘れられ、相手との楽しかったデートや言われて嬉しかった台詞ばかりが頭の中に繰り返し思い浮かぶようになるんです。
美しい思い出ばかりが頭に浮かび、復縁したいという気持ちが強くなります。
別れた後に強い「孤独」を感じるようになってしまった
既婚者はどんな時でも自分の家族を最優先にしなくてはいけません。
恋人とデートの途中で帰らなければいけなくなったり、辛い時に恋人の声を聞きたいと思っても、近くに家族が居てはそれも出来ません。
思う通りに付き合えない不倫恋愛は大きなストレスではありますが、自分の事を癒してくれる恋人は依存の対象であり、癒しなんです。
自分の心の支えになっていた大切な存在を失うと、強い「孤独」にさいなまれるようになります。
家族は与えてくれない「トキメキ」や「胸がキュンとする感じ」「秘密を共有しているスリルと安心感」を求めて、元恋人を頼らずにはいられません。
夫よりも元恋人との方が相性が良い
不倫を始める女性は必ず、夫への不満や不信感を持っています。
なにかきっかけがあって不倫相手と別れたとしても、夫への愛情と信頼を取り戻せるわけではありません。
夫が自分の話を聞いてくれない、家族が自分の事を理解してくれない、夫と趣味が合わなくて自分らしい生活が出来ない、などの辛さは、不倫を止めたところで解消出来るわけではないんです。
寧ろ、不倫の恋人で、家庭内でのストレスをより一層強く感じるようになってしまいます。
「元恋人と一緒に居る時は気分が落ち着いていたのに、不倫を止めるとダメになってしまった」とか、「夫よりも不倫相手との方が相性が良いから、一緒に居て楽だった」と思い出して、再び不倫を繰り返します。
これまでデートしていた時間に家にいるようになるとイライラする
不倫中の恋人たちは、ルールや習慣を決めて行動します。
「LINEのやり取りは昼休みの間だけ」とか「毎週木曜日は残業のフリをして不倫デートをする日」など、行動をルーティン化することで不倫バレを防ごうとするんです。
お付き合い期間が長くなると、恋人と別れた後に「付き合い続けていれば、今日はデートの日だったはず…」「毎晩届いていたおやすみメールが届かなくなって寂しい」と感じ、何もやることが無い状況にイライラせずにはいられません。
家族が自分の話を聞いてくれない
家族を持つ人が、自分の家族に求めている癒しは、やはり自分の存在を認め、必要としてくれることではないでしょうか。
「夫として家族を支えてくれるあなたに、いつも感謝している」「妻として家族を守ってくれるお前を、いつも頼りにしている」と言ってくれれば、家族の中に自分の居場所があるという自信に繋がります。
しかし実際は、話しかけても夫はスマホを見ながら自分の話を聞き流している…となると、虚しさを感じずにいられません。
それに対して、恋人同士は互いに愛し合い必要としているので、時に家族以上の癒しをくれます。
自分の好きな人の事であれば、どんなことにも興味があり、つまらない話でも受け止めようとしてくれるんです。
「辛い、やっぱり自分の事を大切にしてくれる人と一緒に居たい」と思ってしまうのは、仕方ないことかもしれません。
夫婦でいてもやっぱりトキメキがないから
恋愛のドキドキを一度味わうと、やはりそれなしではいられなくなります。
「家族を大切にしなきゃ」という義務感ばかりでやっていくのは、辛くなってしまうんです。
不倫恋愛を止めてしばらく経つと、まるで禁断症状のように「恋をしたい」という欲求が沸いて来ます。
恋人と一緒に居る時のキラキラした気持ちや、胸がドキドキする楽しさをもう一度感じたいと強く願うようになるんです。
一緒に居ても自分をトキメかせてくれない家族に、がっかりした気分になり、結局は元恋人を頼る様になります。
別れた理由がやっぱり納得出来ないから
不倫は「円満に別れる」のが難しい関係です。
お互いに別れることに納得出来るのは稀で、ほとんどのカップルはどちらかが未練を残したまま別れます。
相手に恋心を残してしまっているので、例えば、仲良さそうなカップルを見たとか、昔2人で撮った写メを見返していたら急にとか、ちょっとしたことがきっかけで、本気の恋心が再燃してしまいます。
おわりに
既婚者が「家庭以外に自分の居場所を持つ」というのは、恋愛の楽しみを味わうという以上に、心強さや安心感を得るというメリットがあるんです。
家族以外のパートナーに愛される快感とスリル、そして頼もしさを一度味わうと、もうそれなしではいられなくなります。
不倫相手と付き合うことで自分の心のバランスをとり、家族にも優しく接し、尽くすことが出来るようになります。
家族と良い関係でいたいと思う程、不倫をせずにはいられない、というが既婚者の本音です。