岩手県の初詣スポットとして有名な神社やお寺をご紹介します!
1位 盛岡八幡宮(もりおかはちまんぐう)
盛岡八幡宮は1680年創建の古社です。
陸奥盛岡藩の第3代藩主であった南部 重信(なんぶ しげのぶ)公によって建立されました。
社殿は度々災害の被害を受け、再建が繰り返されていますが、現在の社殿は1997年に再建された朱塗りの大社です。
その鮮やかさは、岩手県一と言われ、県の代表的な神社です。
正面には階段があり、階段を上ると拝殿があります。
拝殿は恒例祭や神前祈祷が行われる場所で、建物の内外には桐の花の彫刻が随所に施されています。
境内には神様に仕える動物の鳩の木像があります。
狛犬ではなく鳩というのが特徴的です。
1月1日0時には太鼓の音で新年を知らせます。
また、盛岡八幡宮は盛岡の伝統行事「チャグチャグ馬コ」(100頭程の馬と馬主の行進)の終着点として有名です。
参拝者数:約24万人
ご利益:諸願成就・開運招福・商売繁盛・学業成就
所在地:〒020-0872 岩手県盛岡市八幡町13-1
アクセス: JR盛岡駅バス「茶畑行」八幡宮前 下車
URL:http://morioka8man.jp/
2位 志和稲荷神社(しわいなりじんじゃ)
志和稲荷神社は1057年創建の古社で、地元では「志和のおいなりさん」と呼ばれています。
社殿は源頼義(みなもとのよりよし)将軍が建立しました。
その後も造営が繰り返され、南部藩時代には、藩主が代々に渡り社殿の造営を行っています。
境内にそびえる樹齢1000年以上の大木は「稲荷山大杉」と呼ばれ有名です。
稲荷山大杉に延命長寿を祈祷する参拝者も多くいます。
東北随一の樹齢、大きさを誇る稲荷山大杉の御神木は源頼義・義家が安祈願のため伏見稲荷大神様を勧請したと伝えられています。
御祭神は宇迦之御魂大神(うがのみたまのおおかみ)、猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)、大宮能売大神(おおみやのめのおおかみ)を祀っています。
参道には滝名川が横を流れ、流れを眺めながら神社に向かうと、拝殿と鳥居が見えてきます。
拝殿前の鳥居には茅の輪くぐり(藤の輪)があり、拝殿の横を通ると、朱色の鳥居群があり、その先に本殿があります。
鳥居群や本殿の周囲は、稲荷山大杉で囲まれ、神聖な空気が流れています。
参拝者数:約12万人
ご利益:商売繁盛・家内安全・交通安全・車お祓い・海上安全・厄除け・五穀豊穣・大漁祈願・他
所在地:〒028-3442 岩手県紫波郡紫波町升沢字前平17-1
アクセス:日詰駅からバス15分
紫波中央駅からタクシー10分
URL:http://www.shiwa-oinarisan.jp/
3位 中尊寺(ちゅうそんじ)
中尊寺は850年に僧侶であった慈覚大師 円仁(じかくだいしえんにん)によって開山されたと伝えられる古寺です。
その後1105年に奥州藤原氏が造営に着手し、多宝寺と大長寿院(二階大堂)が立てられました。
大長寿院の中には高さ9メートルの阿弥陀如来像がご本尊として安置されていて、それを見た源頼朝(みなもとのよりとも)がその素晴らしさに驚き、後に中尊寺の阿弥陀如来像を真似て、神奈川県鎌倉市に永福寺を建てたと言われています。
造営は繰り返され、1124年には40ものお堂や塔があったと言われています。
現存する金色堂は国宝に指定されています。
また、俳人、松尾芭蕉が訪れたお寺としても有名で、場所はこの地で「五月雨の 降残してや 光堂」という句を残しています。
2016年に「平泉 – 仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」として世界遺産に登録されています。
参拝者数:約12万人
ご利益:開運厄除・商売繁盛・縁結び・安産祈願・学業成就・家内安全・交通安全
所在地:〒029-4102 岩手県西磐井郡平泉町平泉字衣関202
アクセス:平泉駅から徒歩25分
URL:http://www.chusonji.or.jp/
4位 毛越寺(もうつうじ)
毛越寺は「平泉 – 仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群」として2016年に世界遺産に登録され、全国的に知名度が高いお寺の一つです。
創建は850年に慈覚大師 円仁(じかくだいしえんにん)が開山し、藤原基衡(ふじわらもとひら)、秀衡(ひでひら)の時代に、多くの伽藍(がらん)が造営されました。
伽藍とは僧が住み込みで仏道を修行する場所で、最盛期には僧坊500を超える規模であったと伝えられています。
藤原氏が滅亡した後は、幾度となく建物が消失しましたが、浄土庭園と伽藍遺構はほぼ完全な状態で保存されています。
浄土庭園は、仏の世界を地上に表現したと言われ、学術的にも貴重な庭園であり、見事な景観を見せています。
参拝者数:約7万人
ご利益:無病息災・延命長寿
所在地:〒029-4102 岩手県平泉町字大沢58
アクセス: 平泉駅から徒歩7分
URL:http://www.motsuji.or.jp/index.php
5位 釜石大観音(かまいしだいかんのん)
釜石大観音は1970年明峰山石応禅寺よって、平和の祈念、現世に生きる人々を苦悩から救済することを願い、大平町鎌崎半島に建立されました。
大観音は高さ48.5mの鉄筋コンクリート造りの観音像で、腕には魚を抱いています。
その内部は13階に分かれ、本尊の魚籃観音や三十三観音、七福神胎内めぐりなどがあります。
三十三観音は、観世音様が衆生を救うため、場合に応じて変化する33の姿を現しています。
三十三の観音様は、すべて異なる容姿をしていて、じっくりお顔を拝見して歩くと心が穏やかになると言われています。
12階となる観音様の胸元は展望台になっていて、釜石の景色と三陸海岸を眺めることができます。
また一階エレベーターの前に置かれた「奇跡の石」は有名で、2011年の東日本大震災の大津波に耐えた石で、パワーストーンとして人気を集めています。
石の中にはパワーストーンの水晶が埋め込まれています。
参拝者数:約3万人
ご利益:諸願成就・家内安全
所在地:〒026-0002 岩手県釜石市大平町3-9-1
アクセス:釜石駅からバス10分、徒歩30分
URL:http://www.kamaishi-daikannon.com/