カップの6
赤い頭巾をかぶった大きい子供が小さい子供に、カップに入った花を渡しています。
花の入ったカップは手前にも並べられており、たくさん用意されています。
子供同士の交流は優しい雰囲気で微笑ましい光景です。背景には右側に屋根がぼろぼろになった家があります。
これは廃屋です。左に小さく描かれている男性は建物の番人です。
番人は廃屋から左側の大きな塔に移動していきます。これは過去から現在を通り未来へ移行していく時間軸を表しています。大人はこのように時間を渡り歩いていますが、手前の子供たちはこのままです。
これは大人が生きていく間に思い出す子供の頃の記憶です。
淡く優しく愛おしい思い出を表すカードとされています。
カップに入れた花は記憶の中の自分が純粋であったことを表しますが、カップ自体は美化されたことを意味するため、記憶が多少美化されていることを表します。
カップの6の正位置のキーワード
昔を振り返る、懐かしい感情、故郷への思い、幸せな記憶、記憶の頃に戻る、純粋な子供心、子供、約束、プレゼント
カップの6の逆位置のキーワード
つらい思い出、過去へのこだわり、過去への執着、甘さ、子供っぽい、記憶の更新、温故知新、成長
カップの6の正位置の意味
カップの6の正位置は思い出を表すため「昔を振り返る」「懐かしい感情」「故郷への思い」「幸せな記憶」といったキーワードとなります。
あの時は良かったなあと思いながら時々思い出す出来事のような温かさがあります。
記憶の中の場所を訪ねたり、記憶をたどりながら作業をおこなたりするような「記憶の頃に戻る」というニュアンスも含みます。記憶が今に活かされているような状況です。
他にも子供時代を表す「純粋な子供心」、描かれている人物をそのまま表す「子供」「約束」「プレゼント」といったキーワードも含まれます。
【カップの6の正位置】恋愛・対人関係
カップの6の正位置は、初恋や幼き日の恋を表します。
もし人物を見る時にこのカードが出たのであれば、幼なじみや昔好きだった人が挙げられます。
財産や勤めている会社の規模、見た目等で恋人を選ぶのではなく、幼い頃のような純粋な恋心を思い出すことが新しい恋愛のカギとなります。
また昔の恋人や知り合いと再会し、電話やメールで交流を再開させるかもしれません。
恋人がいるのなら、思い出となるようなプレゼントを送りましょう。
プレゼントが物とは限らないようです。その人にとって懐かしいものが良いでしょう。
対人関係では、旧友に会ったり久しぶりに帰った故郷で幼なじみや友人と交流する可能性があります。
素直な気持ちで会えるような人物です。会ったとたんに気持ちが当時に戻り、それによって今現在の日常で受けているストレスが癒されていきます。良い再会となるようです。
【カップの6の正位置】結婚
カップの6の正位置は、一度自分の原点を振り返ってみましょう。
もし結婚を考えるなら、かつて幸せだった記憶を振り返り参考にして家庭を築いていくことが出来ます。
もし不幸であったなら、そこから失敗を学べるはずです。
記憶は否定せず、あくまで参考にすることでより良い結婚生活を築くことが出来ます。
結婚相手は子供時代の影響によって決まるようです。
【カップの6の正位置】仕事
カップの6の正位置は、仕事に関する夢を持つことでステップアップ出来ます。
大きな夢や最終目標だけではなく、今の自分の実力や立場にあった目標も重要です。
取引先やお客さんと話をする仕事であれば、相手の目線に合わせて物事を考えましょう。
同じ立場や同じ気持ちを持ってコミュニケーションを取ることでうまく進みます。転職を希望するなら、子供に関わる仕事が良いようです。
【カップの6の正位置】金運
カップの6の正位置は、過去のデータを元に資産運用を行いましょう。
パターンや経験上のカンは上手に運用する方法となります。こつこつと過去のデータ集めをして分析していきましょう。
今までお金に関することで習慣となっていることがあれば、それをもっと良い形にして続けていきましょう。
例えば定期預金や家計簿付けなどがそうです。もっと簡単で効果的に貯蓄できる方法を考え、無理なく始めていきましょう。
カップの6の逆位置の意味
記憶があまり活かされていない状況や、記憶が現在に悪影響を与えているような状況を指します。
カップの6の逆位置のキーワードは「つらい思い出」「過去へのこだわり」「過去への執着」となります。
執着しているとまではいきませんが、過去にこだわり過ぎていたり思い出どおりに行おうとしたりしているため、その記憶が現在に活かされていません。
また「甘さ」「子供っぽい」という意味や、古くなりすぎていて活かされていない記憶を新しくすることを促す「記憶の更新」「温故知新」「成長」といったキーワードにもなります。
逆位置はネガティブな意味だけではないところがあります。
【カップの6の逆位置】恋愛・対人関係
カップの6の逆位置は、過去の恋愛を思い出しその記憶の印象から新しい恋愛が出来ない状況です。
思い出に浸るばかりでは何の役にも立たないので、今に活かされません。
こだわりや執着を捨てて間もなく訪れる良い機会を無駄にしないように行動していきましょう。
恋人がいるのなら、子供じみた甘えでべったりした付き合いとならないように注意しましょう。
また過去の恋愛と比べたような考え方や行動、言動はしないようにしましょう。
子供っぽくならないような年齢相応の付き合い方を考えましょう。
対人関係では、何か問題があるのなら、今まで友人や仲間たちとどのように関わってきたのかを思い出してみましょう。
良い付き合いでなかったのなら、過去を反省してこれからの対人関係を考え直す必要があります。
過去は他人の目に見えないので、自分だけのものです。
現在に関連付けても今のコミュニケーションの役に立たないのなら、過去を脱ぎ捨てて一皮剥けた自分になるように努力しましょう。
【カップの6の逆位置】結婚
カップの6の逆位置は、家庭のつらい記憶を思い出し、結婚になかなか足が向きません。
また昔を思い出して「ああはなりたくない」と思うがあまりに固執し過ぎてしまいます。
記憶はあくまで参考例です。
そこにこだわるあまりに相手に引かれてしまっては意味がありません。
良い過去でも悪い過去でも記憶への固執に注意しましょう。
あなたの踏み出す一歩を留まらせてしまうかもしれません。
独身ゆえの子供っぽさがあるのなら、精神的な大人へと成長するよう促されています。
大人になれば相応の相手が現れるでしょう。
【カップの6の逆位置】仕事
カップの6の逆位置は、先人の知恵を仕事に活かす時です。
先輩方が作ってきたノウハウをフルに活かして仕事をしていきましょう。
もし経験を生かしたいと思うなら、その経験が今ではプラスにならないようです。
状況は変化していますので、過去よりも新しい経験によるスキルアップを目指しましょう。
転職を希望しているなら、過去に経験のある仕事が良いようです。
【カップの6の逆位置】金運
カップの6の逆位置は、無駄遣いの習慣が金運をダウンさせています。
古い悪習慣はすぐに断ちましょう。過去に大当たりした高揚感を忘れられずに宝くじやギャンブルにはまっていませんか?
そういった記憶にしがみついてもお金は得られません。
そういった経験はご褒美であったと割り切って考え、今の金銭管理には持ち込まないようにしましょう。
現実的な状況を見据えて計画してください。