部下は優しいあなたのことを「都合の良い上司」と評価しているので、もっと厳しさを持ちましょう。

部下から見たあなた

あなたの部下はあなたの仕事ぶりを尊敬し、職場の環境にも満足しているようです。
ひとつ気になるのは、部下から少しだけ馬鹿にされているように感じるところでしょうか。

それはあなたの優しさゆえのことなのでしょうが、部下を叱るときに甘すぎるようです。
「謝って反省したそぶりを見せさえすればすぐに説教が終わる」と、良くも悪くも評判になっているよう。
だからといってねちねちと長ったらしい説教をしろというわけではありませんが、場合によっては厳しいお説教も必要なのではないでしょうか。

叱られる本人は軽いお咎めを喜ぶでしょうが、フォローする立場の周囲の人間にとってはたまったものではありません。
他人に迷惑を掛けるような行動は厳しく叱るべきでしょう。

部下はあなたをこう評価しています

優しすぎるのが良いところでもあり悪いところでもある。
上司としては最高だけれど少し頼りない。
部下はあなたのことを「都合の良い上司」と評価していますが、その周囲からは「良い上司だけれどもっとしっかりしてほしい」と思われているようです。

部下にあなたが好かれようと考えてはいけません。
あなたの部下が周囲から認められるようにするのが上司であるあなたの務めです。
そのためにはときに悪役になることも必要です。

学生時代の仲良しグループとは違うのですから、社会では厳しいこともあるのだと早いうちに教えてあげた方が、部下のためにもなるのではないでしょうか。

占い師リサから、あなたへワンポイントアドバイス

あなた自身が今までの上司と接してきた経験から、あまり強く叱りつけるようなことはしたくはないのでしょう。
けれど、これから部下が接するのがあなたのような人ばかりとは限りません。
「あなたが許してくれていたのにこの人は許してくれない」とかえって不満を感じることになりかねませんから、早めの軌道修正をおすすめします。

普段は褒めて育てるの精神でも構いません。
努力の末にミスしたときは寛容な態度でいるのも良いでしょう。
けれど軽はずみな言動で誰かに迷惑をかけたようなときには、きちんとその状況を理解させることが大切です。

「みんなが時間を割いてフォローしてくれたからなんとかなった」「取引先が待ってくれたからなんとかなったが、そのぶん向こうのスケジュールが厳しくなった」それらを教え反省させることが本当の部下の成長に、そしてあなた自身の成長に繋がっていくでしょう。