どちらが悪くても、振ったのはあなたです。50％の可能性と結果を受け入れる覚悟を持ちましょう。

あなたに振られたことであの人が受けた心の傷

恋愛は、女性にとって、ときには生きるすべてにもなります。
そして、それは男性だって同じです。
食べる、寝る、そして繁殖する――
それは生き物の基本であり、人間にとっても、根源的なものです。
ですから恋愛に関する傷は、ときには生そのものをおびやかすような、激しい心の痛みを呼び起こすのです。
けれど、「生きたい」という欲望は、ほかのどんな心の働きにもまして、強烈なものです。
ですから、あの人もまた、恋をするでしょう。
あなたのつけた傷跡が消えなくても、ズキズキとうずくことがあっても……。
それでもあの人はもう一度恋をするでしょう。
そのとき隣にいるのが他の女性か、それともあなたか……。
それはあの人の気持ちと、あなたの行動しだいです。

その傷を癒し、再びあの人の心を振り向かせるあなたの一言

そんな魔法の呪文みたいな言葉は存在しません。
たった一言で、過去の何もかもをなかったことにし、失われた感情を再び甦らせることのできるセリフなんて、どこの国の言葉にもないでしょう。
けれど一番近い言葉を探すなら……それはたぶん、「ごめんなさい」です。
あなたが残酷な言葉を投げつける過程には、きっと色々なことがあったのでしょう。
あなただって辛い思いをいっぱいしたはず。
あの人にだって、悪いところがたくさんあったはず。
けれど、最後に引き金をひいたのは、あなただったのです。
それでもあえて、もう一度……と望むなら、あなたが言うべき言葉はただひとつ、「ごめんなさい」です。
言い訳をしたい気持ちも、責めたい気持ちも、これからへの期待も……余分なものをすべて削ぎとった「ごめんなさい」をあなたがもし言えたなら、あの人の気持ちが動かされることだってあるかもしれません。

後悔しているなら行動しなさい！あなたが今やるべきこと

あなたがまず用意するべきなのは、紙とペンです。
あなたがあの人を振ったのには、きっとそれなりの理由があるはず。
そして今もう一度……と思うのにも、また理由があるはずです。
あの人の何が嫌だったのか、いなくなってみて困ることは何か、あの人と他の男性では何が違うのか……思いつくままに、ペンを走らせてみましょう。
誰に見せるものでもありませんから、あなたの本当の気持ちを、そのまま紙の上に落としていきましょう。
思う存分気持ちを吐き出したら、その紙はとりあえずそのままにして、一晩ぐっすり眠りましょう。
翌朝、紙を読み返してみて、それでもあの人とやり直したいと思えたのなら、勇気をもって一歩を踏み出しましょう。

ハッキリ言いましょう、二人が復縁できる可能性は…〇％

二人が復縁できる可能性は、50％です。
あなたのほうから振ったのですから、あの人にはまだ、あなたへの気持ちが残っている可能性もあります。
あの人にも悪いところがあって、だからあなたに振られたのは当然だと、落ち込んでいる可能性もあるでしょう。
その場合、あの人はあなたから復縁を言い出してくれるのを待っていることだって、あり得るのです。
逆に、あなたから振られたことを清々したと、これ幸いに新しい恋人を作っている可能性だってあります。
それでもあなたが再び戻って来ると思えば、楽しかった昔を懐かしむ気持ちがよみがえってくるかもしれません。
どちらにせよ、行動しなくては何も起こりません。
どんな結果が待っていたとしても、思うようにした、精いっぱいのことをした……。
そう思えること、そのものが尊いものなのですよ。