ペンタクルの3
教会の入り口で、建築について話し合っている人が3人います。
右は修道士や修道女であり、手には設計図を持っています。
そして左にはまだ若い職人がいます。
職人はこの設計図と依頼を元に、美しい教会を作っていくようです。
3という数字はチームを意味しています。
職人はこの設計図を実現するために有能な人間を集める必要があります。
そして集めた人たちと協力して教会を作り上げるのです。
この「協力」がカギとなります。
協力をすることで、結果的に描かれている三者は共に満足し、若い職人は職人としての腕も認められるのです。
このように若き職人には、有能な人間を集める能力があります。
その能力を実行するための計画性も重要になりますが、これは職人が心掛けるべきことです。
下調べや計画や準備が必要となります。
さらに物事を成し遂げる能力も必要です。
教会を作るための能力は実はすでに持っており、自らの能力を信じて実行することが大切です。
前向きに進めていくことで、関わる全員を成功へと導くことができます。
他の小アルカナの3のカードや法王のカードにも似ている要素があり、3や3人という共通点を持っています。
ペンタクルの3の正位置のキーワード
進歩、技術、成功、熟練、名誉、建設的、協力、組織、協働の成功、グループ、団体、準備、再確認
ペンタクルの3の逆位置のキーワード
未熟、収束力の不足、未完成、半人前、弱さ、狭量、経験不足、技術不足
ペンタクルの3の正位置の意味
若き職人が奮闘する様子から「進歩」「技術」「成功」「熟練」「名誉」「建設的」、そして仲間と共に進める様子から「協力」「組織」「協働の成功」「グループ」「団体」といったキーワードとなります。
他にも計画性を重視する「準備」「再確認」といった意味が含まれています。
【ペンタクルの3の正位置】恋愛・対人関係
ペンタクルの3の正位置は、学校や職場など集団の中での出会いがある暗示です。
またそのような相手が良いとされます。グループ内の出会いの他にも第三者からの紹介でも良い縁に恵まれます。
合コンやイベントにも積極的に顔を出すことでチャンスが増えるでしょう。
良い縁に恵まれれば結婚につながるチャンスも出てきます。そういった発展性のある縁を掴めるようです。
結婚まで考えるのであれば早速計画するべきしょう。
対人関係では、目の前の課題や問題に関する知識を持った友人や仲間を集めることで、皆で解決していけるでしょう。
ただ教えてもらうだけではなく、相互の協力が必要となります。
相手にも同じだけの利があるように行動しましょう。
同僚や友人のような横のつながりだけでなく、先生や上司のような目上の人間も協力関係に含まれます。
上手に巻き込んで力を合わせ、一緒に解決していきましょう。
【ペンタクルの3の正位置】結婚
ペンタクルの3の正位置は、お見合いのような第三者からの紹介を受けることで良縁に恵まれる暗示です。
職場恋愛の末の結婚もあり得るでしょう。
自分に合ったレベルの相手が来ますので、出会ってからは一緒に人間としてのレベルを上げていくと連帯感を得られて良い関係となります。
結婚を希望するのであれば、計画を立てておくことが重要です。
何歳までにどんな人と結婚したいのか、結婚したら何をしたいのかなど、分かるものだけでも細かく計画しておきましょう。
漠然としているとなかなか進まないようです。計画が細かければそれに見合った協力者を得られます。
【ペンタクルの3の正位置】仕事
ペンタクルの3の正位置は、チーム力を重視して行動しましょう。
互いに協力することで確実な成果を上げることができます。
良く話し合いをして意見を出し合うことが成功のカギとなります。自分の持つ特別な才能を生かせる暗示です。
専門技術をおおいに生かして成功に貢献できるでしょう。
また名声を得られる暗示です。 もし転職を希望しているなら、専門分野に進むと良いでしょう。
卓越した技術を武器に成功を収めることができます。
得意分野であっても最初からできることは限られています。
スキルを磨き努力すれば実力がついて認められるようになります。
【ペンタクルの3の正位置】金運
ペンタクルの3の正位置は、継続することで成果報酬が得られる暗示です。
現在続けていてまだあまり成果につながらない事でも、努力を惜しまず続けることが大切です。
結果としてそれが成功への一番の近道となります。
仕事を粘り強く続けてボーナスや給与アップにつながるように、今成果が見えていなくても目先の利益にとらわれない事が大切です。
習熟度が上がれば成果となって返ってくるでしょう。従ってギャンブルなどは向いていません。
ペンタクルの3の逆位置の意味
ペンタクルの3の逆位置は実行力や計画力がまだ未熟であることを表す言葉と捉えます。
「未熟」「収束力の不足」「未完成」「半人前」「弱さ」「狭量」「経験不足」「技術不足」といったキーワードとなります。
持っている能力が物事を実現させるまでに至らない様子や、準備不足を表します。
【ペンタクルの3の逆位置】愛・対人関係
ペンタクルの3の逆位置は、恋愛関係になった人がいたとしても、どちらかと言うと恋人よりも仲間という意識になりがちで、恋愛関係が発展しづらくなっています。
良縁を得るような時期でもなく、自分の魅力もあまり上手に出せていません。
平凡な自分を磨き、人間として成熟していけるよう粘り強くあきらめないで行動しましょう。
期が熟せば縁を引き寄せることができます。自分の欠点は素直に仲間に聞いて指摘してもらいましょう。
対人関係では、仲間の中に入っていても合わないと感じる事が多いようです。
合わせることが難しく、またつまらなく感じます。
自分に閉じこもりがちなので、仲間やチームメイトと一緒に動いて協力関係に配慮することを覚えましょう。
チームの中にいるにも関わらず、メンバーを出し抜いて自分だけ目先の利益に走らないように注意しましょう。
また、そういったチームがないからといって自分にあきらめを感じるのはまだまだ早い段階です。
仲間ができなくても焦らず、着実な行動をすることで共感者を得ることができます。
【ペンタクルの3の逆位置】結婚
ペンタクルの3の逆位置は、結婚を可能にするには計画が重要です。
現在は漠然としたただの夢のようなものに結婚を位置付けているため、なかなか実行もできず話も進みません。
結婚はあくまで将来設計であり、将来設計のない人は魅力が半減しますので、自分の魅力や将来性をアピールするためにも計画が必要となることを理解しましょう。
「早く結婚したい」というスピードに捕らわれていると失敗を招きます。
それよりも着実に良い縁を得る事を目的とし、そのために自分自信の魅力を磨きましょう。
スピード重視のままでは目先の利益に騙されてしまいます。気が熟すまで努力することが最終的には一番早い道となります。
【ペンタクルの3の逆位置】仕事
ペンタクルの3の逆位置は、計画不足でプロジェクトや今抱えている仕事が進まない暗示です。
これは計画力も含めて進行させる技術がまだ未熟であるためです。
仲間に協力を仰ぐのは良いことですが、集まった人材をいまいち活かしきれていません。
また、手抜きをするのはやめましょう。
結果を出すことをあきらめたりそこそこの結果に妥協したりすることは禁物です。
ここからが頑張りどころであると考えましょう。
【ペンタクルの3の逆位置】金運
ペンタクルの3の逆位置は、報酬やすぐに入ってくるお金のことばかりが目について、安定的で希望する収入が得られない状況です。
努力を嫌わず下地を作って着実に成功に向かうことで、結果として大きな収入が得られます。
それまで続けることが求められています。