ペンタクルの7
畑で働く男性が描かれています。
男性は農作業を少し休み、コインで表される実った作物を眺めています。
男性の表情は実った作物を見てその作業が正しかったことを確認し喜んでいるようにも見えます。
しかしその一方で実りがあるにも関わらず悩んでいるようにも見えます。
作物がたくさん実っている事に対して悩んでいるのは不思議な光景です。
これは、作物の出来具合に満足していない状況です。
また、努力に対する成果が見合っているかを確認しているのかもしれません。
実った作物に満足できないのは、お金にならないものをたくさん作ってしまったのかもしれません。
また、どうやってお金に換えようか悩んでいることもあるでしょう。
このような努力と成果のバランスの悪さを不満に思ったり嘆いているような状況を表します。
ペンタクルの7の正位置のキーワード
仕事の不満、物足りない成果、成果がない、望まない結果、欲目が出る
ペンタクルの7の逆位置のキーワード
金銭的な心配、分が悪い、計算違い、不確実な成果、間引く、工夫が必要、再挑戦、面白くない、投げやり、無気力、半端
ペンタクルの7の正位置の意味
手を止めている男性の様子からペンタクルの7の正位置は「仕事の不満」「物足りない成果」「成果がない」「望まない結果」といった、努力に対する不満を表すキーワードとなります。
仕事やお金を強く表すカードです。
不満から「欲目が出る」ことを表すこともあります。
これは働く目的が明確ではなく、ただ心配するばかりで動かない怠惰な流れとなっているためです。
また、「生産性への懸念」や「採算が見込めない可能性」「進展の遅さ」「過大評価」といった働きがスムーズにいかない事を意味するキーワードも含まれます。単に「交易」「ビジネス」といった意味と取る場合もあります。
【ペンタクルの7の正位置】恋愛・対人関係
ペンタクルの7の正位置は、恋愛したくてもなかなか良い出会いがないと感じているようです。
実際は客観的に見ればそうでもなく、良い相手となりそうな人がそこそこいるのかもしれません。
しかし高望みしている部分もあるため、「良い相手」という理想像に合致する人がいないと感じています。
妥協せずまだ成り行きを見守っている状況です。
もし恋人がいるのであれば、進展のなさに物足りなくなっています。
相手は関係を発展させる気がないようです。
口には出さなくても、現在は相手への不満でいっぱいとなっている状況です。
不満はありますが、それを何とかしようと行動することはまだありません。
付き合い自体に面倒を感じています。
対人関係では、励ましたりお互いが協力して進んでいけるような仲間がいない状況です。
友人が一人もいないわけではありませんが、向上心のあるような頼りになる仲間がおらず、周囲に不満を抱えています。
悩み事に対しても一人で抱えることになり、理想的な協力者がいないことを残念に思っています。
【ペンタクルの7の正位置】結婚
ペンタクルの7の正位置は、結婚相手として十分な相手がいるにも関わらず、何か理想的ではないと感じて不満を溜めています。
他人から見れば相手は十分な人物であるため、理想が強すぎるのかもしれません。
若年から中年期であれば、現在の財産よりも将来性を見据えて結婚した方が良いでしょう。
今現在の状態が理想像でなくても、目先の利益にとらわれ過ぎないように注意しましょう。
婚活では、結婚相手との巡り合いは今のところ難しいようです。
全くいないわけではありませんが、相手に物足りなさを感じて付き合いをやめてしまいます。
待つだけでなく自らやる気を出して行動を起こしてみましょう。
【ペンタクルの7の正位置】仕事
ペンタクルの7の正位置は、結果が思うように出ないためやきもきしてしまうこともありそうです。
しかし正当な結果が分かるまでには時間がかかります。
今すぐの結果を求めても正当なものではない可能性もあるので、焦らないのが得策です。
仕事内容は薄利多売かもしれません。
たくさん実績がないと結果が出てきませんので、スピードに関しては執着しないようにしましょう。
もし転職を考えているなら、自然を相手にするような仕事が良いでしょう。
農業関係などがそれに当たります。
【ペンタクルの7の正位置】金運
ペンタクルの7の正位置は、お金が必要な状況ではありますが、目先の利益にとらわれてしまわないよう注意が必要です。
お金関係で不満がある状況ですが、その不満を解消するために働いたり計画したりするようなことはまだないようです。
もしかしたら不満に思うほど現状は悪くないのかもしれません。
不必要に欲しがっていないか自分の欲求を見直し、現実的であるかどうかを考えてみましょう。
世間をうまく渡っているようでもありますので、向上心があるために理想が高いだけなのかもしれません。
ペンタクルの7の逆位置の意味
ペンタクルの7の逆位置は「金銭的な心配」「分が悪い」「計算違い」「不確実な成果」といった先行き不安を表すキーワードとなります。
逆位置となってもネガティブな意味であり、さらに不安が増している状況です。
生産性が落ちているため、「間引く」「工夫が必要」「再挑戦」といった再起を促す行動を意味するキーワードも含まれます。
しかしその一方で「面白くない」「投げやり」「無気力」「半端」といった、仕事に対する気力がなくなってしまったことを表すキーワードも含まれています。
【ペンタクルの7の逆位置】恋愛・対人関係
ペンタクルの7の逆位置は、交際相手が見当たらず、将来に漠然とした不安を抱えています。
しかし相手を必死に探すことはなく、不安の理由を突き止めることもしません。
付き合い自体を面倒に感じているため、今のところあまり動き出すことはないようです。
また、妥協して好きでもない相手と付き合いをしていることもあります。
これはただ妥協というよりも一人になった時の不安を恐れて付き合いをしています。
良い付き合いとは言えませんので、良い方向へ転換していけるように模索するべきだとカードは促しています。
対人関係では、周囲の人達を大切にせず、半ば面倒と感じています。
理想を追究しすぎて仲間の短所をとても嫌がり、不満を持ってしまいます。
しかしひとりぼっちになる勇気もないことから、一応合わせて行動してはいますが、仲間とは思っていないかもしれません。他人に関してどうでもよくなっているようです。
【ペンタクルの7の逆位置】結婚
ペンタクルの7の逆位置は、将来への不安から結婚に焦りを感じています。
しかし不安は漠然としており、投げやりになってしまっているところもあります。
将来一人になることが目に見えており、そのことで怖くなり結婚を焦っているのなら、まず確実な将来設計をしていきましょう。
お金のことや老後のことなど、一人のうちに考えておくと良いでしょう。
焦るあまり急いで誰かと結婚してしまっても、おそらく損失のほうが大きくなり離婚する可能性も。
目先に惑わされず、よく考えてから行動してください。
【ペンタクルの7の逆位置】仕事
ペンタクルの7の逆位置は、頑張ってもなかなか報われない仕事です。
やる気が削がれてしまいますが、無理にあがいてマイナスがなかった状態から余計な損失を出してしまうような状況にならないように注意が必要です。
マイナスがあるのなら、今後膨らませないように気を付けましょう。
また、やっとの思いでできた成果物をお金に換えるのに悩む暗示です。
成果を出すまで大変でしたが、それを糧にする作業もまた一苦労ありそうです。
心が疲れてあきらめてしまいそうな状況になっています。仕事に関するお金の心配はまだ続きそうです。
【ペンタクルの7の逆位置】金運
ペンタクルの7の逆位置は、報酬や貯蓄などに不満があります。不満や物足りなさだけに留まらず、将来性のなさを悲観してがっかりしています。
先行きの不安はやる気を失わせ行動が投げやりになってしまいがちです。
お金に関する問題は、自分一人だけであがいても解決できないので、解決のために工夫が必要となります。
無駄なものを手放したり思っていた道とは違う方向へ転換しなくてはいけないこともあります。
また、金銭面での無茶は禁物となります。