ワンドの2(杖)[Two of Wands]

ワンドの2

建物から遠くを眺めている男が描かれています。この男性はエースのカードで旅に出た男性です。

たどり着いた建物はお城であり、一時満足はしたもののこれよりもさらに高みを目指すために地球儀を眺めながら遥か遠くの世界を見つめています。

2本立てた棒の片方を掴んでいるのは、物事の2つの面から一方を自ら選択していることを意味しています。

白黒つけることやどちらかを選ぶ事がこれに当たります。

さらなる高みを目指すため、男は野心を持ってもっと広い世界へ進んでいくのです。

ワンドの2の正位置のキーワード

グローバル、野心、昇進、富、財産、不動産、支配力、二者択一、犠牲のうえでの成功、自ら選択する

ワンドの2の逆位置のキーワード

自立できない、孤独、不安、無力感、空回り、トラブル、障害、恐れ、驚き

ワンドの2の正位置

ワンドの2の正位置の意味

ワンドの2の正位置は地球儀を手にしてもっと大きな世界を支配しようとしていることから、「グローバル」「野心」というキーワードとなります。

現実的な富を得るための野心であるため、「昇進」「富」「財産」「不動産」「支配力」といったキーワードのほうが実際の鑑定では多く使われます。

また2本ある棒の片方を掴んでいることから、「二者択一」「犠牲のうえでの成功」といった「自ら選択する」という意味のキーワードもあります。

野心を持って自ら行動を起こしていくカードです。

2という数字であることから、2つあるものとの関わりとも読むことがあります。

【ワンドの2の正位置】恋愛・対人関係

ワンドの2の正位置では、恋人がいても相手は遠くを見ておりあなたの方に気が向いていません。

今は恋愛自体から心が離れてしまっています。

恋人は自分の中で恋愛と仕事とを比べており、今は仕事を優先しているためこのように出る場合もあります。

また、遠距離恋愛になる暗示でもあります。

フリーなら、希望の恋人を手に入れるチャンスが近くあるでしょう。

そのために何かを手放す決断を迫られるかもしれません。

しかしはっきりとした目標になっていればうまく話が進んで手に入ります。

「クリスマスまでに恋人が欲しい」といった一定の期間を一つの目標にするのも良い手です。

対人関係では、ただの友人という関係ではなく、仕事絡みの関係が増えてきます。

特に付き合いがあったほうが後々の仕事で生かせるような場合は仲良くなっていたほうが良いでしょう。

そしてそのような付き合いが広がりやすいときです。

異業種交流会のようなイベントに出席すると良いでしょう。

【ワンドの2の正位置】結婚

ワンドの2の正位置では、結婚することで心だけでなく生活も豊かになる暗示です。

結婚は現実的で社会的なものでもありますので、幸せな気持ちだけでなく社会的な立場も得る事になります。

同時に責任も背負うことになりますので覚悟を持って臨みましょう。

フリーなら、仕事を辞めて家庭に入るような、結婚のために何かを手放すことになるかもしれません。

それが可能できちんと選択できるなら結婚は可能でしょう。

婚活するならある程度地位のある人やお金持ちの人が良いでしょう。自分の世界も広がります。

【ワンドの2の正位置】仕事

ワンドの2の正位置なら、仕事の成功を意味します。今抱えているプロジェクトはうまく進み成功を収める暗示です。

成功させるために様々な選択を行いますが、無駄を上手に省いて進めていくのが良いでしょう。

このことで昇進や昇格が期待出来ます。努力した分は形となって返ってくるでしょう。

転職を考えているなら貿易関係が良さそうです。

今の仕事でも新しい仕事でも将来性のある働きが出来そうです。

【ワンドの2の正位置】金運

ワンドの2の正位置では、大きな収入を得られる暗示です。

もしくは価値のある資産かもしれません。

「いつか絶対大きい家を手に入れたい」「将来必ずもうけたい」といった野望を持ち続けているのなら、叶う兆しです。

手に入れたあとに所有し続けるためのきちんとした管理を行えば長く自分のものとなるでしょう。

お金自体というよりも、不動産所得の方がより可能性があります。

投資は長く研究してきたものが成果をもたらします。

ワンドの2の逆位置

ワンドの2の逆位置の意味

ワンドの2の逆位置は野心はあるものの、まだまだ力の足りない未熟な状態を表します。

「自立できない」「孤独」「不安」「無力感」「空回り」といった意味のキーワードとなります。

手の届かないものへ恋焦がれたり、力不足で自分だけ取り残されるような焦燥感を味わう様子を示します。

力が足りず欲しい物へ手が届かないのは身の丈に合ってないと考えます。

また手に入れる為に現れる「トラブル」や「障害」も表します。

まだ見ぬ遠くの世界への「恐れ」や「驚き」といった意味にも読むことがあります。

【ワンドの2の逆位置】恋愛・対人関係

ワンドの2の逆位置では、恋人との時間を過ごせるほど余裕がなく、なかなか思い通りの恋愛ができません。

また恋人と自分のギャップに悩み孤独感を味わうこともありそうです。

「本当は恋人とこうしたい」という希望があっても実現できない苦悩の中にいるようです。

フリーなら、今は恋の熱が高まらずその気になれない状態です。

好きな人がいても自分とはつり合わず自信が持てないため恋を進行させることができません。

もしライバルがいるなら、このまま動かないでいるとライバルが勝利するかもしれません。

運気は下り気味です。まずは恐れず意欲的に一歩踏み出すことが大事です。

【ワンドの2の逆位置】結婚

ワンドの2の逆位置では、結婚できるだけの自信がない状態です。

また周囲が結婚していくなかで自分だけ取り残されて焦ってしまうかもしれません。

結婚の時期は自分で選べない事でもあるので、焦ってもうまくいきません。

また結婚にあたって邪魔が入る可能性もあります。

恋人がいるなら今は結婚の時期ではないようです。

婚活をするなら一人で行いましょう。

結婚の条件を身の丈に合ったものにしたほうが良く、高望みはしないように注意しましょう。

【ワンドの2の逆位置】仕事

ワンドの2の逆位置なら、プロジェクトやイベント企画では立場や予算などに縛られて実力を発揮できずに終わってしまいそうです。

またライバルが邪魔に入り成功までに苦労を強いられる暗示です。

プロジェクトの構想が大きすぎて自分の手に負えないものにならないように注意しましょう。

目標は身の丈にあったものにしていくことが大切です。

転職を希望していてもなかなか決まらず収入が不安定で不安な気持ちになります。

キャリアアップを望むなら自分の実力を客観的に評価し、無理のない範囲で行いましょう。

過労に注意したほうが良い時期です。

【ワンドの2の逆位置】金運

ワンドの2の逆位置では、大きな儲け話に乗って逆に失うものが出てきそうです。

失うものをきちんと割り切って手放せば話はうまく進むかもしれません。

しかしどちらも手放したくないために損失のほうが大きくなりそうです。

手の届かないものは魅力的ですが、今手に入っても持て余してしまいますので、手に入れる時期ではないことを知りましょう。

不動産の購入や投資の開始で迷っているのなら、今ではありません。

焦らず時期を待ちましょう。

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