カップの8
カップがキレイに積み重ねられていますが、そこには嬉しそうな様子の人物はいません。
男が肩を落として去っていく様子が見えます。
情熱の象徴である赤いマントで去る男は、現状に幸福感や充実感を見出せずに手放して旅立ってしまったようです。
未練があるのか足取りは重たい様子で、それでも今までの成果であるはずのカップは一つ残らず置いて行ってしまいました。
ただ現状を放棄しているだけのように見えますが、理想が完成することと現状での成功が違うことを男は知ったのです。
今まで関心を持って動いてきたことに関心が持てなくなり、月が見守る中男は次の目標に向かって旅立ちました。
カップの8の正位置のキーワード
色褪せたもの、飽き飽きした状態、疲労感、興味が移る、放棄する、挫折する、未練、心残り、ものの見方が変化する、時勢の変化
カップの8の逆位置のキーワード
新たなものを求める、やり直す、現実を見る、区切り、考えなおす、あきらめの悪さ
カップの8の正位置の意味
現状に飽きていたり、関心が薄れている様子を表します。
カップの8の正位置は「色褪せたもの」「飽き飽きした状態」「疲労感」「興味が移る」「放棄する」「挫折する」といったキーワードとなります。
足取りが重く感情的に未練のある様子から「未練」「心残り」、しかし前向きに考えた結果の放棄であるため「ものの見方が変化する」「時勢の変化」というキーワードにもなります。
現状に満足しておらず、何かを成し遂げても自分にとっては益がない状態です。
【カップの8の正位置】恋愛・対人関係
カップの8の正位置は、恋愛に対して興味が薄れていたり、あれだけ憧れた理想の人に対して感情が揺れることがなくなったといった様子を意味します。
相手への興味が失せてしまったため、別れる時期を表します。
また意中の人であれば、恋愛対象を変える時です。どちらも情があるので未練はあります。
しかし自分の正直な気持ちを優先し、例え未練があっても無理に付き合うべきではありません。
そのように演じることも出来ないでしょう。興味の対象が移るのは当たり前のことでもあります。
対人関係では、チームや仲の良かったグループから抜けるために行動を起こして始めます。
すでに毎日同じメンバーと付き合うことに飽き飽きしており、共通の趣味や目標が変わってしまったため付き合いを断つことを考えているようです。
人間は変化していく生き物なので、それもまた良いのです。
否定されるようなことはありませんので、自分の考えを述べましょう。
【カップの8の正位置】結婚
カップの8の正位置の場合、結婚の話が出て結納が終わっている段階であっても、結婚をためらうのであれば正直に話し別れを切り出しても良いでしょう。
ずっと心がもやもやしたまま結婚生活を続けることはおそらく出来ません。
心変わりなどという簡単な表現をすると結婚相手から責められるかもしれませんが、自分にとって結婚しない人生を今選んだほうが良いのであれば、そのようにするべきです。
新しい人生をお互いに歩み始めることはただ悲しいだけの出来事ではありません。
しがみつかずに別れましょう。
【カップの8の正位置】仕事
カップの8の正位置は、社内や部署内での考え方が違うことから、責任を放棄して離脱する可能性があります。
しかし違った意見を述べて話し合いを行うことは無駄でも悪いことでもありません。
むしろイエスマンばかり存在していたり変化のない状況のほうが進歩がありません。
このような仕事上の変化は心が傷つくこともありますが、意見が分かれていく状況を受け入れ、方向性に見切りをつけるのが大切です。
他の仕事に移りましょう。
新たな事業や業界に進出を考えているのなら、撤退の暗示となります。
利益とならないのなら見切りをつけて行動しましょう。
【カップの8の正位置】金運
カップの8の正位置は、お金を貯めることや稼ぐことに必死で、「絶対にしなくてはいけない」と思っていた気持ちに変化が生じます。
必ず稼げなくても良いのかもしれない、必ずお金が必要ではないのかもしれないと思ったら、自分の考え方を将来設計に落としてみましょう。
人間の心の変化は生きていれば必ず訪れるものです。
お金を持つことでお金に縛られていたのであれば、一旦手を止めて自分の納得するお金の使い方や資産の運用を考えてみましょう。
お金との付き合い方が変化してくる時期を迎えています。
カップの8の逆位置の意味
興味が移り新たなものを求めて旅立つ様子を表します。
カップの8の逆位置は「新たなものを求める」「やり直す」「現実を見る」「区切り」といったキーワードとなります。
他にも再び同じことを見直しながら再起する場合は「考えなおす」「あきらめの悪さ」といったキーワードにもなり、未練が強すぎる場合は「言い訳がましい」といった意味を指します。
正位置とあまり意味に差は感じられませんが、正位置は現状に対する感情や行動がメインであるのに対し、逆位置では現状を把握し対処するためにすでに行動しているような状況です。
【カップの8の逆位置】恋愛・対人関係
カップの8の逆位置は、未練がましく別れた相手に執着するようなことはやめたほうが良い暗示です。
感情にとらわれ過ぎると、自分にとっても相手にとっても良い状況とはなりません。
もし相手に潮時を感じ他の人を好きになっているのなら、スマートに去りましょう。
言い訳は無用です。感情は断ち切って新しい恋愛に移りましょう。
行動に移せば未練でいっぱいだった心はあっという間に希望に満たされます。
心配しなくて良いのです。
対人関係では、一緒に過ごしてきた仲間と別れることがなかなか出来ず色々な言い訳をしてしまいますが、思い切って別れを告げることで新しい人生がスタートします。
別れて違う人生を歩むことが理想的ではありますが、ずるずるとこのままずっと付き合っていくこともできます。
楽しくはありませんが、責任感のようなもので付き合うことは可能です。
これが良いと思えないのであれば、お互いに違う人生を歩めるように行動していくことが賢明です。
また同じ目標を持った時に巡り合うかもしれませんが、今は別々で良いのです。
【カップの8の逆位置】結婚
カップの8の逆位置は、結婚したいと思っていた人への愛情が薄れたり、結婚が最善の方法であると思い込んできたことが、実はそれほど重要でもないと気付いてしまうような心の方向転換を示しています。
長く親しんだ人や環境へは愛着があるので未練が残ることもありますが、心は晴れやかに新しい道を選んでいます。
一度は将来を誓った相手であっても、今は違った未来を見ています。
【カップの8の逆位置】仕事
カップの8の逆位置は、提案したものや企画は最後までやり通すことが大事です。
文句を言いながらやるのではなく、たとえ良くない結果が見えていたとしても割り切った気持ちで進めましょう。
また、仕事の方向性が変化していく暗示です。
今まで進めてきた事業から手を引いたり、長く勤めた会社を退社するような出来事があります。
特に何か問題を起こしたり不満を感じたりしたわけではなくても、現状に満足出来ないのであれば、変化を求めて良いのです。自分のレベルアップやステップアップと考えましょう。
【カップの8の逆位置】金運
カップの8の逆位置は、ギャンブルの倒錯にハマらないようにしましょう。
お金を使いすぎたりお金を使うことが無駄と感じたら、今すぐその出費をやめるべきです。
何か言い訳をしたり使う理由を見つけて現状を続けてしまうのは良くありません。
「もっと使えば見返りが大きい」というのは幻想です。
ただの言い訳にしかなりませんので、見切りをつけて出費を断ちましょう。