9ハウス
呼称
探求のハウス
キーワード
哲学、精神世界、高等教育、外国、旅行、宗教、出版、法律、人生の意味や意義を見出す知性
格付け
ケーデントハウス
基本サイン
射手座
9ハウスでわかること
9ハウスは未知なる世界への探求を表します。
自分と他人との繋がりから、深い一体感を感じたのが8ハウスです。物質世界以外にも見えない世界があり、そこは自分では想像もつかないような未知の領域だと気づきます。
ここから9ハウスはその未知の領域をもっと知りたいと思うようになるのです。まるで旅に出て航海でもするかのような感覚ですね。精神世界などの『見えないもの』を探求し、今生きていることの意味を見出そうとします。
8ハウスはもらえるものはもらえますが、がんじがらめなんですよ。支配されて自分という意思が尊重されないところがあったので、そこから自由になりたいと飛び出したような衝動を感じます。しかし個人を上回る絶対的な囲いや鎖から自由になるためには、一旦しっかり自分の中で腑に落として昇華するというプロセスが必要になります。
人との繋がりやへの理解、人生の本質を追求することで、精神的に自由になろうとする行動なのでしょう。見識や視野を広く持つことで、実は私たちは何にも囚われていないのだと気づくことになります。
1〜7ハウスまではいわば物質世界そのまま、8ハウスで精神世界の存在に触れ、9ハウスでもっと精神世界を知りたいという探究心を燃やします。
3ハウスの知識はどちらかというと基礎的で教科書的。9ハウスは哲学や思想といった応用的でどこか抽象的な知識です。触れたいけれど遠いもの、たとえば神様や宗教、学問、精神世界外国などに興味を狩られます。
自分自身の価値観の幅を広げて、許容の幅を大きくするのが9ハウスです。精神的な成長を遂げるために障害を乗り越え無我夢中でのめり込んで生きます。この経験こそが10ハウスはの糧となっていきます。
ちなみに9ハウスまたは10ハウスあたりのMCに近い天体を『カルミネート』と呼びます。このカルミネートはない場合もあるのですが、自分のホロスコープの他の天体にも大きな影響を与えます。カルミネートの天体の性質やサインのカラーが少し混じるような感じです。カルミネートはMCで表面化しやすいので、天体があるか見てみるといいでしょう。
読み方
9ハウスに天体がある人は、どちらかというと向上心旺盛だったり意識が高い傾向にあります。外国や旅にも関連していますが、天体があるからといって必ずしも当てはまるわけではありません。
未知の世界であればその具現化例は問わないわけです。精神世界が好きだけど外国に興味がないという人もいれば、向上心など皆無だけれど外国に旅して回るのが好きなんて人もいます。
また天体がない場合には、意味は弱まりますがハウスカスプの支配星が代わりを担います。
天体の有無の影響は部屋をどこまで人生の中で重要視しているかできまります。たとえばですが、この12ハウスがデザイナーズマンションで1つずつ部屋も管理人も違うとしましょう。
天体がないということは、人はいないものの管理人さんがしっかり管理している状態です。部屋に天体が入るということは、人生の中で意図があってその部屋を借りたわけで、それを読み解いていけばいいのです。
天体が3つ以上あると、地に足がついておらずフワフワしているように見えるかもしれませんね。でも実はしっかりした自分の理念をもっているので、決して浮ついてるわけではないんですけどね。
9ハウスの天体は既存の殻を壊して、目的へと突き進むための起爆剤だと考えましょう。
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・72度=クインタイル(Quintile)
・90度=スクエア(Square)
・120度=トライン(Trine)
・150度=インコンジャクト(Inconjunct)
・180度=オポジション(Opposition)