山羊座の意味-西洋占星術

西洋占星術

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基本データ

山羊座（磨羯宮※まかつきゅう）
「カプリコーン Capricorn」
・2区分（男／女）：女性
・3区分（行動形態）：活動宮
・4区分（元素）：地
・支配星：土星
・身体対応：膝、骨
・成長プロセス：
「私は、使う（使役）：I use」
・照応タロットカード：山羊座
・色：黒
・時間数字：10

星座と神話について

山羊座は秋の南の空に見える星座です。下向きの大きな三角形が特徴で、二重星のデネブとアルゲティが含まれています。星座が確定した2000年前、冬至点が山羊座付近にあったため重要な意味があるとされてきました。

上半身は山羊、下半身は魚です。牧羊神パンがゼウスの酒盛りに参加していると、突然怪物のテュフォンが現れました。川逃げようと魚になろうとしますが、慌てすぎたパンは下半身しか変身できず、しかもその姿のまま星座になりました。なんだか山羊座の性質と真逆な神話ですね。

山羊座の基本的な特徴

山羊座は自己管理能力に優れ、物事をやり遂げようとする傾向があります。
山羊座は成長がプロセスの壮年期中期〜後期あたりです。イメージ的には社会経験豊富な仕事を頑張る子持ちのお父さんという感じでしょうか。

土星という試練の星を支配星にもっていて、非常に努力家で地道。たいてい何があっても目標を成し遂げることができる人です。
成熟度は高いのですが、人生を悟りすぎて他人に辛さを強制します。「人生は辛いものなのだから、みんな手を抜かずに経験を積んでいくべきだ」と。それはもちろん自分にも課している鎖で、真面目で責任感があるために仕事熱心だと思われます。

社会という自分はどうあればいいのか、それを考えるような星座なのでしょう。社会での成長のための具体的、実践的な考え方ができるため目に見えて評価されやすいです。射手座のふわふわした未来志向なので、それらの考えをガッと現実世界に落とし込むのがこの山羊座です。

山羊座は「努力と根性」というだけあり、軽さがありません。土星が支配星なので仕方もないことなのですが。自己批判しやすいんですよね。クヨクヨするような自信のなさではなくて、「もっとこうすればこうなるはずなのに」という、できていない自分を常に反省して叩いているような感じ。社会的にツメ跡を残したい、みたいなところがあるのかもしれません。そのための成功の道のりをひたすら歩きます。

楽しさやワクワクみたいなものがあまり感じられないかもしれませんが、山羊座は成功したときのなんとも言えない達成感を噛みしめるのが何よりも好き。それが「生きている」と感じるからです。

ただ物質的な目的に縛られすぎて、感情が少し置き去りにされています。「言わなくても分かってるでしょ」と感謝や愛情を表現しなかったりします。そういったものが嫌いだったり避けているわけではありません。山羊座は恋愛にも結婚にも真剣で、蠍座くらい重く考えています。表現するのが下手なので、伝わりにくいだけです。

山羊座はただ欲求にストレート。ただ社会的に認められるためにどうしたらいいのか、それを考え続けています。成功することや人の役に立つことが自信に繋がるため、認められないとショックが大きいでしょう。
堅物に見られますが中身は不器用です。山羊座の人には感謝やポジティブな言葉を率先してかけてあげると、大きな自信につながります。

「世代性VS停滞性」という壮年期のライフ・テーマの中でも、山羊座は中年の危機を感じやすいのかもしれません。努力と根性ではどうにもならない限界を感じてしまったり、人生は思うように生きられないものだな、と考えふけてしまったり。

一見地味ではありますが「社会でので生きること」をどの星座よりも真剣に考えています。自信をもつことが山羊座は1番のポイントです。社会での成功は、周りの人々にもそれらの本質を伝えていくという役割や責任もまた担っています。あなたのこれまで培ってきたノウハウをどんどんと周りにも発信していきましょう。