水瓶座の意味-西洋占星術

西洋占星術

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基本データ

水瓶座（宝瓶宮）
「アクアリュース Aquarius」
・2区分（男／女）：女性
・3区分（行動形態）：不動宮
・4区分（元素）：風
・支配星：天王星／副星：土星
・身体対応：静脈、くるぶし
・成長プロセス：
「私は、知る（認識）：I know」
・照応タロットカード：愚者
・色：青
・時間数字：11

星座と神話について

水瓶座は秋に南の空で見える星座です。星雲はいくつかありますが、明るい天体がありません。しかしギリシャ以前のバビロニア時代から知られており、古い歴史があります。

ゼウスが宴会でお酌をする給仕役を探していたところ、トロイの王子ガニメデスが目にとまりました。永遠の若さと美貌を与えられて、ゼウスの側で給仕役そして愛人にもなったそうです。ゼウスは男も女も美しい人が好きなんですね。

水瓶座の基本的な特徴

水瓶座は独自性を発揮したい、全てのものから自由でありたいという傾向があります。
水瓶座は成長プロセスでいうところの老年期あたりです。イメージ的には定年してすぐあたり。山羊座で社会的な成功を得て、定年を迎えてやっと自分と向き合うことができるようになったのが水瓶座です。子離れして父親としての役割も終わり、仕事でも家庭でもお面をつける必要がなくなった「自分」は一体誰なんだろうか？と考え始めます。

水瓶座の考え方は非常に変わっています。独特の世界観は人や時代に流されないものなので理解はされないかもしれません。しかし、水瓶座はオンリーワンであるからこそいいのです。

水瓶座は風星座なのに非常にガンコな星座です。人と違うから良いのであって、同じであるとはなぜかプライドが許せません。感情的にガンコというか魂的にガンコなので、変わり者だなと思われることもあるでしょう。変わり者を褒め言葉だと受け取ってしまうところなんかは水瓶座らしいかもしれませんね。自分らしい生き方にトコトンこだわっているのです。

だからこそ他人への偏見が全くありません。どんな人生であっても地位や性別、年齢であってもフレンドリーに接します。自分と他人の境界線がしっかりしており、どんなに親しく接していても誰かの意見に流されることはまずありません。もうどんな人であっても自分を攻撃できないとなんとなく分かっているのかもしれませんね。悟りの境地に達した感じが水瓶座にはあります。高い視点で物事を眺めており、論理的な思考で公平に人々をみています。それは個人への愛情というよりも人類愛のようなもので、スケールの大きさから博愛主義からきています。

嘘や虚言はキライでどんな人にも誠実に接することができる人。優しくて思いやりがある人が多いものの、感情を表に出すのがニガテなので勘違いされやすいかもしれません。思い切って自分の感情を周りにぶつけてみてもいいのではないでしょうか？人間味を感じさせるのが人間関係を円滑にするコツです。

古くからある慣習や権威には反抗的。「そんなのいらないでしょ。なんで従わないといけないの？」と、頭の回転が早いので口喧嘩も負けません。どちらかというと天才肌で、英才教育なんかを受けると独自の個性をさらに活かせるでしょう。
水瓶座にはタブーという言葉がありません。世間の常識に囚われないので、複数人と付き合ったり年齢幅や離れている恋愛なんかも全然OKというタイプ。

美しいものが好きで、自分の基準にあった美しさを持つものに弱いです。付き合う人や美容、生活、身に付けるものなどにもかなりのこだわりがあります。

老年期のライフ・テーマは「統合性VS絶望」です。自分が納得する考えや価値観を人生の中で全うできることは水瓶座にとっての大きな成功のカギ。つまりは自分らしさを失わずに生きていくことが大切ということ。他人に振り回されたり、常識や日常にどうかしょうとすると水瓶座には歪みが生じます。結果としてマイナス面が強く出てしまいがちなので、後悔のないよう自分の考えを曲げずにのびのびと生きましょう。