射手座の意味-西洋占星術

西洋占星術

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基本データ

射手座（人馬宮）
「サジタリュース Sagittarius」
・2区分（男／女）：男性
・3区分（行動形態）：柔軟宮
・4区分（元素）：火
・支配星：木星
・身体対応：太もも、肝臓
・成長プロセス：
「私は、わかる（理解）：I see」
・照応タロットカード：運命の輪、節制
・色：紫
・時間数字：9

星座と神話について

射手座は夏頃に南の空低くに見える星座です。目立つ天体はありませんが、南斗六星の星並びが含まれています。
ケイロン（キロン）という上半身が人間、下半身が馬の弓の名手がモチーフになっています。小惑星のキロンの由来もここからきています。

教育熱心なケイロンが生徒を指導していると、喧嘩をしていた生徒ヘラクレスの猛毒の矢が間違って刺さってしまいました。不死身なせいでひたすら毒に苦しむことになったケイロンは、プロメテウスに不死身命を譲って息絶えることになったのです。とばっちりに遭って不憫ですね…。

射手座の基本的な特徴

射手座は物質的にも精神的にも遠いものへの憧れがあり、理想に近づこうとする傾向があります。
射手座は成長プロセスでいうところの壮年期前期あたりになります。

イメージとしては40代、人格的にドンドンとスキルアップしたいと考えている時期です。射手座はとにかく未来志向。木星の性質から未来に夢や目標、思考などが広がりやすいです。目に見えるものよりも目に見えないものに興味を抱きやすい傾向。壮大な思考、哲学、精神世界の分野に触れると元気になります。「現実ってなんだかつまらないな」なんて思っているところも。

今をよりよくするためにとスピーディかつ大胆に行動するので、時として周りに驚かれることもあるでしょう。落ちつきがないと思われるのは、行動するのがやたらと早いからです。

射手座は向上心が旺盛なので努力家に見られやすいですが、本人にとってはそれが普通です。努力しているというよりも、ただ「夢中になっている」という方が正しいのかもしれません。

社交的で人との会話の中でも良いと思った考えは、スポンジのようにドンドンと吸収していきます。なんでもポンポンと口に出してしまうものの、そこからは深い洞察力や見識が感じられ「思っているよりも深く色々考えているんだな」と周りの人々に思わせます。ただ裏表がなくストレートになんでも言ってしまうので、人によっては傷ついてしまうことも。自分の言動に少しだけ気をつけるクセをつけると人間関係のトラブルも減るでしょう。冗談が通じやすく自分がネタになっても笑い飛ばせる人です。誰にでもオープンに接することができるので非常にフランクで親しみやすさを感じます。

支配性である木星を活かすために、常に前向きであることを大切にしましょう。射手座は直感型。「コレをやってみようかな」とピンときたことをするだけで、思っている以上に事態が良い方向にいったりします。射手座を活かすカギは、流れに身をまかせることです。

冒険心があってチャレンジ精神旺盛。精神的にも成熟しているので、自由奔放であってもなんだかんだ周りに合わせたり配慮することもできます。火のエレメントではありますが、牡羊座や獅子座といった他のエレメントよりもさっぱり。熱狂的になりやすいものの冷めるのも意外と早いです。

独立精神も旺盛で、誰かがいないと生きていけない！というタイプではありません。だから射手座が強い人は結婚願望がないという人も意外といます。

壮年期のライフ・テーマは「世代性VS停滞性」です。次世代に何かを伝えるためには、自分の中の能力を磨いたり高める必要があります。それがちょうど射手座の時期。能力は磨けば磨くほどに深みがでるもの。射手座は吸収したものを自分の哲学に落とし込んでいくことで伸びていきます。射手座は限界を考えてしまうと成長が止まってしまうので、なんでも楽観的に捉えることが大切。成功や失敗のその奥にある本質は一体なんなのか、どうすることでそれを活かすことができるのか、自分なりに考える癖をつけていきましょう。