魚座の意味-西洋占星術

西洋占星術

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基本データ

魚座（双魚宮）
「ピシーズ Pisces」
・2区分（男／女）：女性
・3区分（行動形態）：柔軟宮
・4区分（元素）：水
・支配星：海王星／副星：木星
・身体対応：かかと、内分泌機能、リンパ腺、脳下垂体
・成長プロセス：
「私は、信じる（信仰）：I believe」
・照応タロットカード：吊るされた男、月
・色：緑
・時間数字：12

星座と神話について

魚座は秋に南の空高くに見える星座です。小さな渦巻き銀河がありますが、目立つ天体はありません。現在の春分点はこの魚座の位置にあり、約2000年前から「魚座の時代」と呼ばれています。

魚座は2つの魚がリボンで結ばれた姿で描かれており、愛の女神アフロディーテとその子供エロスが描かれているといわれています。山羊座のエピソードとも関連がありますが、宴中に襲いかかってきた怪物テュフォンから逃れるために魚に変身し逃げようとしました。その時に離れ離れにならないようにお互いの尻尾をリボンで結んだのだそうです。親子愛を感じますね。

魚座の基本的な特徴

魚座は情緒的で、何かに溶け込みたいという傾向があります。
魚座は成長プロセスでいうところの老年期後期〜あたりです。現実世界とあの世の境界線にいるようなふわふわしたところにいます。精神状態としては穏やかで欲求や目的意識はほとんどありません。周りへの感謝に溢れていて、個性と世界が一体化されているような感覚です。

人に見返りを求めず、自己犠牲精神旺盛です。自分よりも常に他人を優先にしがちでしょう。
基本的に非常に心優しくて包容力がバツグンに高いです。奉仕すること、誰かを助けることに生きがいを感じます。

不思議ちゃんだと周りからは思われることも多いでしょう。地に足がついていないので、どこか非現実的なのです。現実世界よりも心の世界に重きを置いていて、周りに感化されがちです。精神面で疲れてしまいがちなので、ストレス発散は定期的にした方がよさそうです。魚座が強い人にも特にオススメなのは瞑想で、心の中のエネルギーを充電しやすいでしょう。

自分と他人の境界線が曖昧で、自分ですら自分を縛れない感じようなイメージがあります。ある意味で精神的に1番自由な星座なのかもしれません。

直感がとにかく働く星座。占いやスピリチュアル、霊感などは魚座が関係します。霊感が強い人や占い好きの人は、ホロスコープ上でもどこかしらで魚座や海王星が関わっていることが多いです。他人と同化しやすく自分が見えないことが多いので、魚座の場合は自分を信じるというよりもインスピレーションを信じた方がうまく事が運びます。自分と感情と他人の感情を勘違いしてしまうことが多々あるからです。

基本的に愛情深くて人を信じやすいため、たまに騙されてズタズタに傷ついてしまうこともあります。それでも信じることこそ魚座の喜び。人を信じることを厭わないでください。

魚座は愛情に溢れていて愛嬌があるので、甘やかされて愛されてるアイドル的な存在になりやすいです。すぐに恋愛関係に発展しがちですが、人に流されてばかりだと後悔してしまうかも。時にはノーという勇気も必要です。

12星座の最後ということで、1つの人生の終着点です。魚座には他の11星座を包み込めるほどの力をもっています。人生とは愛で終わるものなのだと感じさせるような配置ですね。

最終的に自分自身の良いところも悪いところも、好きな人も嫌いな人も意識の中に溶け込んでいく。ロマンチストで人を純粋に信じられるのは、心の奥深くで誰もが魂ではつながっていると無意識に知っているからなのでしょう。

老年期のライフ・テーマである「統合性VS絶望」を最後に完成させるのが魚座の仕事です。全てを包み込みこれでいいのだと信じられた時に、今より1つ上の英知を手に入れます。それは自分自身の魂の成長にも繋がるもので、魚座が不信に陥ると自分どころか人生のや世界に絶望してしまうところがあります。
生きるとは信じることなのだと、どんな物事や人間関係、環境も広く受け止めていきましょう。