11ハウス
呼称
集合のハウス
キーワード
組織を通じて表現される理想と希望、友人、信条に基づいた組織団体や協会、願望成就
格付け
サクシーデントハウス
基本サイン
水瓶座
11ハウスでわかること
11ハウスはどのように交流のネットワークを広げて、仲間をつくっていくかがわかります。
水瓶座を基本サインとしているところからもわかるように、関係性は広く浅くサバサバとした感じ。感情的に深入りするつもりもなく、同じ目的をもった仲間グループや集団を好みます。
10ハウスで社会的な成功を収めたり自分の天命を理解すると、自分の存在意義をもっと広いところで役立てたいと考えるようになります。この自分自身の存在を役立てたいのです。
10ハウスが企業であれば、11ハウスは未来を改革するような活動です。たとえば政治活動やNPO、クラブ、サークル、交流会など。11ハウスは自営業やフリーランス、派遣などの自由な働き方を意味することもあります。
11ハウスは未来志向なんですよ。10ハウスがたとえば企業だとすると、基本的な考え方は保守的になりがちです。だからこそ、様々な制限が施されているために社会的な成功をおさめたとしても、そこには少し不満も残ってしまうのかもしれません。
『まだ自分を生かせる場所があるのでは?』そう考えて、今度は制限がされていない未来への希望がもてる集団組織の中に入ろうとします。
11ハウスは自由であり、常識の範囲を超えています。縛られていないからこそ自由に行動することができるのです。10ハウスまで働いた後に定年退職した感じでしょうか。もう失うものもありませんし非常に自由です。限られた時間の中で自分自身を有意義に使う方法は何かを探し求めているようなイメージです。
常識や会社に縛られたくない、『私は私で好きにやる!』とどこまでも自由を謳歌します。理想を追い求め、世界平和を掲げてみたり放浪してみたり。11ハウスが強いほど現代社会の中でも真面目に働いている人にとっては、非常識で反逆的な人に感じてしまうでしょう。普通の常識で生きることに安定感を持つ人にとっては、過激で脅威的なのです。今あるものを壊されることは、どこかしら不安を覚えますから。
対になる5ハウスを与える、11ハウスを受け取るという考え方もありますが、実は本質的には逆の可能性があるのです。一方的な愛情の与え方の根底には常に愛して欲しいという欲求があります。11ハウスは個人を超越しています。自分の心の内側だけで喜びを噛みしめるのではなく、集団の中でワイワイと喜びや楽しみを共有していく。個人だけが満足するのでは意味がなく、大きな枠組みの中でも仲間とともに達成感を得ていくのでしょう。
読み方
11ハウスは友人や仲間との関わり、グループを示します。
そのためこのハウスに天体があると、みんなで何かをするという意識が強くなるでしょう。
友人といっても蠍座的な濃い深入りする関係ではなく、目標を達成するために協力できる絆で結ばれているような間柄です。1対1での関わりよりも平等にみんなで一緒に共有しよう、という考え方をもちます。
11ハウスに多く天体があると、自由すぎてこの人は大丈夫なのかな?なんて心配されることもあるかもしれません。しかし未来に希望をもって仲間と邁進することが、この人にとって生きるということなのです。
11ハウスは今ある常識を撃ち破ろうとします。未来のビジョンとエキセントリックな考え方は、現在社会の安定感には目もくれません。すでに出来上がっている敷かれたレールの上を走るなんて我慢できません。常識には飽き飽きなのです。
未来を創るために仲間とともに突き進んで、普遍的な喜びを味わうために行動していきます。
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アスペクト一覧
・0度-コンジャクション(Conjunctuion)
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・60度=セクスタイル(Sextile)
・72度=クインタイル(Quintile)
・90度=スクエア(Square)
・120度=トライン(Trine)
・150度=インコンジャクト(Inconjunct)
・180度=オポジション(Opposition)