10ハウス
呼称
天命のハウス
キーワード
社会での振る舞い、外部へ打ち出したい自分のイメージ、職業、キャリア、出世、会社員、社長、名誉、転職、父親、母親
格付け
アンギュラーハウス
基本サイン
山羊座
10ハウスでわかること
10ハウスでわかることは人生の目的や天職です。
物質世界に根ざしている1〜8ハウスを過ぎて、精神世界に触れ人生について探求をしたのが9ハウス。10ハウスに入ると物質世界、精神世界の両面から自分の世界を見渡せるようになります。これが天頂になる10ハウスのハウスカスプであるMCです。
MCは人生の最高到達ポイントとされており、今回の人生ではここを目指そう!とあらかじめ決めて生まれてきています。予言ではないので、あくまでも行動ありきの到達ポイントです。
届かない場合ももちろんありますし、全く気づかないままに人生を終わらせてしまう人もいます。だからこそMCをしっかり解読しておくことは大切です。ゴールの方向性を知って歩んでいかなければ、『人生なんのために生きたのか?』という問いに最期まで答えられずに終わってしまうでしょう。
天職というと、中には『仕事で人生を終わらせたくない』なんて思うかもしれません。しかし自分自身を社会の中で位置付けるために働くことは必要です。主婦業であっても自身の存在意義を見出せるというところから見れば立派な職業。
自分に合った役割をこなしていると、人は纏うオーラが代わり輝き出します。これまでの経験や苦難はこのためにあったんだと思えるような、人生を総括する地点と考えてもいいでしょう。
10ハウスは適性のある分野や仕事の態度、どのように評価されるかなどもわかります。対になる4ハウスはアスペクトで見ればオポジション扱いです。つまり家庭環境や自身の基盤が大きな影響を与えるということです。
4ハウスのカスプであるICは、自分自身の根っこの部分であり人生の土台でもあります。この土台がしっかりしないまま天命を全うしようとしても、全身全霊で取り掛かることができません。不安や自信のなさが妨げとなり、天命を全うできないのです。『自分にはできない』『自分には価値がない』そのような気持ちが、社会的な成功に歯止めをかけてしまうのです。心理占星学的には母親も表すとされています。それはこのIC(基盤)が社会的な成功のために必要なためなのでしょう。
仮に10ハウスが良くて社会的に認められても、自分の心に不安や心配で信じられなくなってしまったら心が満たされません。ぜひ自分のICを理解して土台を固めてあげてくださいね。
読み方
10ハウスに入っている天体は自分にとって向いている分野になります。仕事の意欲もありますし、地位もドンドンと上がっていくでしょう。もし天体がなければ、MCのサインの支配星を確認してください。
ちなみに女性の場合、10ハウスに太陽が入っているとアゲマン扱いされるようです。これは女性の、とくに主婦の場合は自分の太陽を夫に預けることが多いためです。
10ハウスは天職、つまりは仕事のハウスです。仕事の意味合いは『人や給料のために働くか』『やりがいのために働くか』たいていどちらかになります。
もう1つの仕事のハウスである6ハウスは、他人への奉仕をしながら給料を得るようなハウスです。対して10ハウスは、仕事への充実感や肩書きなどによりやりがいをもって働くことができます。イメージ的には6ハウスが平社員、10ハウスが会社の役員や社長などでしょうか。
やりがいは人生に充実感をもたらし、日々をイキイキをさせてくれます。10ハウスはホロスコープの中でも影響力が強いので、しっかりチェックしておきたいですね。
関連記事
西洋占星術とは?ホロスコープとは?
西洋占星術の基本12星座
西洋占星術のハウスとは?
西洋占星術の基本アスペクトについて
12星座
・牡羊座
・牡牛座
・双子座
・蟹座
・獅子座
・乙女座
・天秤座
・蠍座
・射手座
・山羊座
・水瓶座
・魚座
10天体
・太陽
・月
・水星
・金星
・火星
・木星
・土星
・天王星
・海王星
・冥王星
12ハウス
・1ハウス
・2ハウス
・3ハウス
・4ハウス
・5ハウス
・6ハウス
・7ハウス
・8ハウス
・9ハウス
・10ハウス
・11ハウス
・12ハウス
アスペクト一覧
・0度-コンジャクション(Conjunctuion)
・45度=セミスクエア(Semisquare)
・60度=セクスタイル(Sextile)
・72度=クインタイル(Quintile)
・90度=スクエア(Square)
・120度=トライン(Trine)
・150度=インコンジャクト(Inconjunct)
・180度=オポジション(Opposition)