12ハウス
呼称
溶解のハウス
キーワード
カルマ、潜在意識のパターン、隠れている敵、陰謀、秘密ごと、災難、内縁関係、病院、隔離、事故
格付け
ケーデントハウス
基本サイン
魚座
12ハウスでわかること
12ハウスは隠された秘密のハウスとも呼ばれています。潜在意識、集合的無意識との深い関わりがあります。
自分では気づけない、抑圧されているものがこの12ハウスには潜んでいます。それは幼少期に押し込めてしまったものかもしれませんし、前世まで遡るような記憶かもしれません。コミュニケーション理論のジョハリの窓でいうところの『誰からもまだ知られていない自分』です。
自分では気づかない、でも確かにそこに存在している。そうなった場合に何が起こるのかというと、外部から投影されてやってくるのです。でも自分では意識できないから、たとえば怒りが抑圧されていたりすると、それは災難だとか事故だとか、偶発的に起こってしまったこととして処理されるのです。中にはいじめなどとなって表れる場合もあるでしょう。
12ハウスは集合的無意識や潜在意識の世界です。そこには個人というものはなく、全てが一体となって融解しています。
12ハウスは解釈的にも非常に難しいハウスです。この世に生を受けている以上は、物質世界の中で地に足をつけることが最重要課題ですが、12ハウスはあの世に戻ってしまっている感じ。
精神的な成長方法がここの12ハウスからわかることから、もしかしたら12ハウスは自分自身の魂の発達課題なのかもしれません。そう考えるとこの12ハウスは大きな意味を持っている重要なハウスですよね。
人はトラウマや隠している願望をたいていは持っているものですが、持っていることすら分からなくらい内側にあるのだとしたら、昇華されるのは一体いつなのか。
心理学者のフロイトが説いた意識を氷山に例えた話をご存知でしょうか。私たちが意識できている自分というのは実際には5%くらいで、残りは95%潜在意識によってできています。潜在意識は自覚できるわけでもなく、コントロールできるものでもなく、普段は気づくことができないけれど大きな影響力を持っています。
12ハウスは力が1番弱いとされていますが、それは見せかけだけの物質世界の中だけの話で、本当は1番力のある広大な開かれているハウスなのかもしれません。
読み方
12ハウスの天体(なければハウスカスプの支配星)から精神的な発達課題を見出すことができます。
特に12ハウスに天体がある人は、潜在意識に働きかける力が強くなります。引き寄せの法則なども強く働くそうですが、それは気づかぬうちに潜在意識へ刷り込みを行うからなのかもしれません。
目に見えないものスピリチュアル以外にもインターネットなどを表すこともあります。制限がない自由さの象徴のようなものですからね。
12ハウスに天体があると解釈的にもネガティブな意味合いが多いので、不幸だなと感じる人もいるかもしれません。それは従来の占星術では潜在意識というものが発見されていなかったからです。
物質的に見れ一体何が起こっているのが事情が全く飲み込めませんから、自分ではどうすることもできない不安な現象が暗示されている場所として認知されるようになったのでしょう。
天体が3つ以上あると、12ハウスが人生の中で大きな意味を持つことは明らかです。ただこのハウスは自分がほとんどない状態です。潜在意識に自分が溶け込んでしまっており、自分より他人を優先したり、自我を失ってしまったりと自分が蔑ろにされやすくなります。そういった意味では奉仕やボランティア精神が強い人も多いですね。
天体が多い人は、無理に物質世界に固執しなくてもいいのではないでしょうか。他人のために生きる、目に見えない世界を大切にすることで、人生がイキイキとしていくはずです。
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アスペクト一覧
・0度-コンジャクション(Conjunctuion)
・45度=セミスクエア(Semisquare)
・60度=セクスタイル(Sextile)
・72度=クインタイル(Quintile)
・90度=スクエア(Square)
・120度=トライン(Trine)
・150度=インコンジャクト(Inconjunct)
・180度=オポジション(Opposition)