癸(みずのと/キ)の意味、解釈は?性格、恋愛傾向、適職|四柱推命十干(天干)用語集

癸とは

五行の水の性質で陰陽の陰に当たります。
また自然界に例えると雨露で、一見、とても地味なイメージですが、太陽を隠したりするような特別な能力を持っています。
本人も周りの人も、なかなか本来の姿を認識しにくい面があります。

癸の性格

現代のように天気予報が発達していても、その予測は非常に難しいように、その本質を理解されにくい人です。
さらに、全ての生命の源である「雨」は優しく降ったり、時には台風のように猛烈に激しいときもあれば、乾燥し土地が砂漠のように全く降らないときもあります。

しかし、その「雨」が集まり、さらに川の流れとなり、やがて大きな海へと到達するようにその目的が達成されるまで非常に時間がかかります。
気まぐれで、とても飽きっぽいところもありますが、やがて大海を形成するように少しずつ根気よく、積み重ねていくことで、大きな目的を果たすことができる人でもあります。

また、どんな形にもなれるという水の特性のように、丸い器の中で丸くなり、さらに四角の器であれば四角くなれるように常に自由自在に変えることができます。
どのような環境でも適応することができる順応性を持っています。

同時に水は冷たいイメージもありますが、全ての命を育む源です。
表向きは非常に気まぐれで、とても冷たい印象ですが、実際は母性に溢れた心を持っています。

しかし、自分自身を認識しにくい上に、自分から積極的に自分の意見を述べようとすることが苦手なため、非常に相手に理解されにくいところがあります。
そのため、器用で実力もあり、努力をしてもなかなか頑張りの成果を感じにくくなり結果が出る前に、つい投げ出してしまうこともあります。
努力を見える化することで成功率を高めることができます。

癸の恋愛傾向

クールで冷たい人と見られやすい傾向が見られますが、「雨」は、人間を含め全ての生き物にとっても必要不可欠な源です。
とても親切で尽くしてしまうタイプで相手に合わせることも可能です。

しかし、それだけ尽くしても人は水のありがたみを忘れてしまうことがあるようにその頑張りを感じてもらいにくいことがあります。
そのため頑張りの割には成果を実感することができず、なかなか安心することができない傾向が見られます。

癸の適職

順応性に優れていますから、基本的にはどのような職に就いても器用にこなすことができる人です。
しかし、雨はいつも同じように同じところに定まっていることには向いていません。

同じ仕事を同じ場所で同じスタイルで続けていくことは非常に難しく、本人にとっても大きな苦痛を伴うレベルです。
時には続けなければいけないと思うことで体調を悪くする場合があります。

続けることが目標や目的ではなく、何がその時一番のことなのかを常に意識できることが大切です。

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