四柱推命用語集

四柱推命とは?

四柱推命とは、生年月日と時間とさらに生まれた場所から、その人の宿命や生まれてから人生を終えるまでの運勢、生き様、性格、相性、仕事観や恋愛観などを占う占いです。

四柱推命は算命学と似ていますが、生まれた時間や場所が分からないと、きちんとみることはできません。

その分、吉凶がはっきりとでます。

また、生年月日と時間などを干支に置き換え、蔵干、通変星、十二運など、命式を出すことは非常に大変ですが、現代はコンピューターで手軽に命式も出せるようになり、さらに無料で解説までをみることができるようになり、とても手軽に占えるようになりました。

その四柱推命は、今から約2500年前に戦乱の中国で生まれた陰陽五行説を基にしています。

つまり万物は、木、火、土、金、水の五つの種類からできているという考え方から、古代中国思想の五行のバランスや、その関係などから時期的な事も占う事ができます。

しかし、全ての五行が同じなど、五行が極端に偏っている場合はさらに外格とし、そのまま五行のバランスとは別に、それぞれの性質の傾向で占います。

また、たくさんの流派がありますが、それだけ占いとして四柱推命そのものの力がある所以とも言えます。

流派によって多少表現や手法が異なることもありますが、大元の原書は「滴天随」、「窮通宝鑑」、「進化元論」と言われています。

「滴天随」は、深遠な理を短い言葉で表されています。また「窮通宝鑑」と「進化元論」は、理論や内容が細かく記されています。

これらは理論が中心ですから、実占にはこれらを理解し、さらに現実社会と、どのように関わっていることを検証していくところで、それぞれの見解があります。

しかしながら、これらの理論を活用すれば長期的な運気の流れを知ることとなり、より効率の良い身の処し方を知ることができます。

また四柱推命は、命占と呼ばれる占いのカテゴリーでよく、この命占はプロの占い師でも統計学と思われる方が多いのですが、当たっているかどうかを多くのデータから検証することは統計となりますが、激動の古代中国において、統計学のレベルまで、ひとりひとりの膨大なデータを集め分析することができるような環境ではありません。

つまり陰陽五行の理論という古代中国社会における哲学的思想に基づいて整えられ長い歴史の中で活用できるものだけ伝えられたのです。

我々が幼いときに学んだことも大人になり、日常に使わないものは忘れ去られてしまいます。

ですから、長い歴史の中で途切れることなく伝わり活用されている事実はまさに、四柱推命の凄さを物語っています。

古代中国の世と同じように今、現代の激動の時代の波に揉まれながらも生きていくために活用できる占いです。

十干(天干)とは

十干とは、陰陽五行の理論の「木」「火」「土」「金」「水」をさらに陰陽で分けた十種類の性質のものです。

具体的には、「木」の陽にあたる「甲(きのえ、木の兄)と陰にあたる「きのと、木の弟」、「火」の陽にあたる「丙(ひのえ、火の兄)」と陰にあたる「丁(ひのと、火の弟)」、「土」の陽にあたる「戊(つちのえ、土の兄)」と陰にあたる「己(つちのと、つちの弟)」、「金」の陽にあたる「庚(かのえ、金の兄)」と陰にあたる「辛(かのと、金の弟)」、「水」の陽にあたる「壬(みずのえ、水の兄)」と陰にあたる「癸(みずのと、水の弟)」となります。

また干は主にそれぞれの性質や特性、個性(風貌や精神的な部分)を表します。

特に生まれた日にあたる日干は、四柱推命で占う上でとても重要で、その人自身の根本的な性質を表します。

この生まれた日の干を基準に見て、他の年干、月干、時干、蔵干にある干が日干に対してどのような関係でどのように影響を与えているかを検証していきます。

つまり四柱推命は単純に干そのものの数ではなく(甲がいくつあるから何、乙がいくつあるから何・・・ではなく)、日干はまず、どのような環境にいて、どのような立場になるかをみます。

例えば、丙があって暑いところにいるか、癸の雲に覆われているなど、つまり暑いのが好きか、霧に隠れた方が都合がよいのか人それぞれの事情によるためこの時点で吉か凶は決められないのです。

また、この日干とそれ以外の干との関係に名前を付けたものは通変星と呼ばれます。

つまり十干は、だだ十種類の異なった質のものであるだけでありますが、実際はこの世を構成する上で全てが必要なものであります。

ですから、この十干そのものには吉凶はなく、それぞれの特徴と性質を表現するために名付けられたものです。

しかし、この十干の関係をみることによって自分の生まれながら持っている性質や、置かれている環境、今後どうなっていくのかなどを細かく占うことができます。

また四柱推命に慣れている占い師の場合は通変星や十二運も使わず、ほぼ十干の関係をみるだけでで占うこともできます。

ですから、それだけこの十干は、四柱推命の本当の肝であるところで、またこの十干が無ければ四柱推命そのものが成立しないというくらいとても大切なものです。

また干と干の関係で特別に絆が強い組み合わせを干合といい、夫婦関係のような強い繋がりを持ち、お互いの日干がこの組み合わせの場合は夫婦のようなお付き合いや関係となります。

その組み合わせは、甲と己、乙と庚、丙と辛、丁と壬、戊と癸となります。

十干(天干)

十二支(地支)とは

遥か昔、まだ農耕が主な時代において季節を知ることは、とても重要なことでした。

ですからそれを可能とするために文字よりも気候や自然の法則を知る必要がありました。

また戦をする時代においても天文学は、とても重要な内容でした。

そのため、古代の天文学から月が十二回満ち欠けを繰り返すと元の季節になるとことなどをわかりやすく説明することや理解する必要がありました。

「十二」を表すために文字が未発達でも季節や時間や空間について親しみが持てるように動物を用いニックネームを付けて表しました。

例えばお部屋の名前を数字が確立していなくても「松の間」「竹の間」「菊の間」として表札を「松の絵」「竹の絵」「菊の絵」を飾っておけば認識がしやすくなります。

十二支はそれを覚えるために物語もあり動物のイメージが強くなっていますが、数字や文字の知識がなくても認識できるように整備されたものです。

季節に例えると「木」春の時期である陽の「寅」、「木」春の時期である陰の「卯」、「土」春から夏の変わり目の土用の時期である陽の「辰」、「火」夏の時期である陰の「巳」、「火」夏の時期である陽の「午」、「土」夏から秋の変わり目の土用の時期である陰の「未」、「金」秋の時期である陽の「申」、「金」秋の時期である陰の「酉」、「土」秋から冬の変わり目の土用の時期である陽の「戌」、「水」冬の時期である陰の「亥」、「水」夏の時期である陽の「子」、「土」夏から秋の変わり目の土用の時期である陰の「丑」、このように季節を月の満ち欠けをみながら十二等分して一年を認識することができます。

同じように一日を十二等分して、あてはめたものが時間を表す単位として「子の刻」、「丑の刻」、「寅の刻」、「卯の刻」、「辰の刻」、「巳の刻」、「午の刻」、「未の刻」、「申の刻」、「酉の刻」、「戌の刻」、「亥の刻」と表します。さらに最も有名な干支と呼ばれるものも「子年」、「丑年」、「寅年」、「卯年」、「辰年」、「巳年」、「午年」、「未年」、「申年」、「酉年」、「戌年」、「亥年」と表しますが、「干支」は本来、十干と十二支を合わせた六十干支を表すものです。

季節はみんなに平等に訪れますが、暑い時が嬉しい人もいれば暑いことが苦手な人もいるように、季節によって誰がという「干」を付けて十干と十二支をかけ合わした六十通りの干支を観ることでその人の根本的な性質を観ることができます。

十二支(地支)

通変星とは?

その名称については、それぞれの流派により少し名称が異なります。

通変星の他に変通星ともいわれます。

日干より四柱のそれぞれの干をみて、陰陽五行のにおいて、どのような関係になっているかを表しています。

つまり日干に対して陰陽の違いの二種類と、「木」、「火」、「土」、「金」、「水」の同じ五行か、生じる五行か、剋する五行か、剋される五行か、生じてくれる五行かのそれぞれ五種類をかけた十通りを表しています。

そのため、「比肩」、「劫財」、「食神」、「傷官」、「偏財」、「正財」、「偏官」、「正官」、「偏印」、「印綬」の全部で十種類があります。

(ただし流派によっては劫財を日干が陽干の場合は敗財で日干が陰干の場合は劫財と表し十一種類としています。)よくその通変だけを指して「吉」か「凶」かと結論だけを求めることが多いのですが、強い太陽が暑いに燦燦と照らしていれば、逆に強いことが問題となります。

例えば「比肩」は自我を表しますが、この自我ばかりでは協調することや和合することは難しく、お互いに自己主張をしてトラブルに元となるのです。

また、「食神」はよく食に困らないと考えられたりしますが、自分のエネルギーを常に外に供給しているため、原料となる五行が枯渇すると生命の危機となりますが、それだけエネルギーを放出してもその自覚がないところもあります。

環境が整っていればその状況を知っている人が助けてくれますが、助けてくれる人に恵まれないのなら、枯渇してもなお、放出しょうとしてしまいます。

ですから通変星は数学で言えば+か-か×か÷か程度の意味合いでそこに出て来る展開でそれぞれの事情が変わるものです。

例えば、転勤を命じられたのなら、元々行きたいところであれば「吉」ですし、地元を離れると愛する人に合えなくなるから「凶」で、しかしそれがきっかけで恋愛関係が前進し、結婚することができるのなら「吉」で、一緒に赴任し、その土地に馴染めれば「吉」ですが、その土地に合わず、悩むことになれば「凶」となります。

つまりそれぞれの通変星そのものには「吉」も「凶」もなく、それぞれの環境や事情や求めているものによって大きく変わるものです。

しかしながらその陰陽五行の関係をいちいち同じもの、異なるものと表記することは、いつもその家の男か女か何人目の子かと呼ぶよりもそれぞれに名前を付けてあげることでその関係を表す便宜を図ることができます。

通変星

十二運(地支星)とは

生まれた時のエネルギーの強弱を十二運と呼びます。

四柱推命では、養、長生、沐浴、冠帯、建禄、帝旺、衰、病、死、墓、絶、胎で表します。

これは、人間が母親の胎内に宿るところから、生まれ、成長し、活躍し、引退し、体力が衰え、病にかかり、死をむかえ、亡骸が墓に入り、魂があの世へ行くという人生の流れに例えられます。

しかしこれは、あくまでも例えであり、強弱そのものに吉凶などはありません。

例えば生まれた日が丙の場合、日や月や年が午なら「丙午(ひのえうま)」となります。また昭和41年に生まれた人が極端に少ないのは、「丙午」の年に生まれた人は気が強すぎると言われたために避けていたそうですが、確かに「丙午」は、お日様が最強の状態にあたる「帝旺」となります。

しかし「帝旺」は生まれた日を基準として算出されるため、昭和41年に限らず、どの年もまんべんなく「帝旺」の人は生まれますし、命式に「丙午」が年でも月でも時間でもあっても、生まれた日が丙でなければこの場合の「帝旺」にはなりません。(ただし午の日生まれの場合は戊も「帝旺」になります。)

この「帝旺」は、季節で言えば夏至にあたり、時間で言えば正午となります。

また、人生で一番活発な年代でもあります。

お日様は一つでも十分、お日様の仕事をします。

その上、夏のお日様は暑くてたまらない状態です。

それを人間に例えたとしたら、ただいるだけで熱く賑やかな状態です。

夏ならセミのように暑苦しい状態となり、周りにいる人はいつも振り回されっぱなしとなり、さらに力量は最も強く、とても鬱陶しくなり、その人のありがたみは感じにくくなります。

逆に誰も見向きもしないような寂しくて人気も活気もないところで、この人が一生懸命に頑張ってそこを賑やかにしてくれるのなら、周りの人もとても歓迎してくれることでしょう。

単にその人の動きの量ではなく、そのことが、どのようにみんなのために役に立つのかで吉凶を計るバロメーターとなります。

どんなに頑張っても歓迎される内容でなければ、報酬を得ること(運を掴むこと)ができないということを表していますし、なぜ一生懸命頑張ってもどうしても成果を得られないかというヒントが、この四柱推命の中にあると言えます。

単に占いの結果を吉と凶だけで求めるとそこを見失います。

十二運だけで吉凶を判断するのではなく、今、自分がどのようなところにいるのかの物差しや単位としてみるとよいでしょう。そして、最も効率のよい時期を知ることができます。

十二運(地支星)

六十干支

六十干支とは、陰陽五行の理論の十種類の干とさらに十二種類の支を組み合わせた六十通りの干と支によるその性質を表すものです。

具体的には、陽の干の「甲」、「丙」、「戊」、「庚」、「壬」に陽の支である「子」、「寅」、「辰」、「午」、「申」、「戌」を組み合わせる「甲子」、「甲寅」、「甲辰」、「甲午」、「甲申」、「甲戌」、「丙子」、「丙寅」、「丙辰」、「丙午」、「丙申」、「丙戌」、「戊子」、「戊寅」、「戊辰」、「戊午」、「戊申」、「戊戌」、「庚子」、「庚寅」、「庚辰」、「庚午」、「庚申」、「庚戌」、「壬子」、「壬寅」、「壬辰」、「壬午」、「壬申」、「壬戌」の、三十通りと、陰の干の「乙」、「丁」、「己」、「辛」、「癸」に陰の支である「丑」、「卯」、「巳」、「未」、「酉」、「亥」を組み合わせる「乙丑」、「乙卯」、「乙巳」、「乙未」、「乙酉」、「乙亥」、「丁丑」、「丁卯」、「丁巳」、「丁未」、「丁酉」、「丁亥」、「己丑」、「己卯」、「己巳」、「己未」、「己酉」、「己亥」、「辛丑」、「辛卯」、「辛巳」、「辛未」、「辛酉」、「辛亥」、「癸丑」、「癸卯」、「癸巳」、「癸未」、「癸酉」、「癸亥」の、三十通りを合わせて全部で六十通りとなります。

また主にそれぞれの性質や特性、個性を表す干に時間や空間をなどを表す支を組み合わせて五行の関係をより立体的に、それぞれの性質がとても表れやすくなります。

生まれた日にあたる日干支は、四柱推命で占う上での重要な姿や性質を表します。

つまりこの姿や性質をそれぞれいろいろな角度から検証していくと、より深い意味合いを知ることができます。

さらにまた構造的な意味合いを知ることにより、その干支に隠された独特な世界観がよりリアルに現れます。

同じ通変星や十二運でみてもそれを取り巻く世界は異なりますが、より細分化することによって具体的になるため、意外とわかりやすくなります。

一見、六十種類もありますから、とても難しそうに見えますが、実際は十通りの日干が、それぞれの季節や環境において、どのような状態となり、さらにどのようになるかをみていくことで比較的、理解がしやすくなります。

六十干支はとてもその数は多くなりますが、一つ一つの干の様子をそれぞれ丁寧に観察することで四柱推命の世界をよりわかりやすくなり、より詳しく感じさらに広げていくことができるようになります。

六十干支

陰陽五行とは

陰陽五行とは、古代中国において成立した古代の哲学的思想です。

全てのものはまず、「太極」という混沌としたものですが、お日様に象徴されるような「陽」のものと、それに対する影の存在である「陰」に大別されます。

また、五つの元素つまり、「木」、「火」、「土」、「金」、「水」から構成されていて、人間もこれらのものから構成され、その性質を持っているという理論です。

「木」なら、草木や食品など、伸びるもの、春の季節です。

「火」なら、太陽や炎など、燃えるもの、夏の季節です。「土」なら、山や畑など、育み蓄えるもの、季節と季節の変わり目の土用の時期です。

「金」なら、鉱石や金属など、熟成し鍛えられるもの、秋の季節です。

「水」なら、海や雲など、流れるもの、冬の季節です。

これらの陰陽と五行を組み合わせて、

「木」なら、樹木と草花の陰陽に分け、それぞれ「甲」(きのえ、木の兄)と「乙」(きのと、木の弟)となります。

「火」なら、太陽と灯火に分け、それぞれ「丙」(ひのえ、火の兄)と「丁」(ひのと、火の弟)となります。

「土」なら、山と畑などに分け、それぞれ「戊」(つちのえ、土の兄)と「己」(つちのと、土の弟)となります。

「金」なら、金属と鉱石などに分け、それぞれ「庚」(かのえ、金の兄)と「辛」(かのと、金の弟)となります。

「水」なら、海と雲に分け、それぞれ「壬」(みずのえ、水の兄)と「癸」(みずのと、水の弟)となります。

また、これらの陰陽五行はその構成を示す分析をしていくことと、それらの五行がどんな立場や状況にあるかの関係を検証していくことができます。

「木」から「火」をみると、自分は薪となり燃やされる立場です。

「木」から「土」をみると、自分を支えてくれるところです。

「木」から「金」をみると、自分を切り倒す斧です。

「木」から「水」をみると、自分を育む源です。

「火」から「土」をみると、自分は燃えた後の肥やしとなる立場です。

「火」から「金」をみると、防火シャッターのように自分を暴走を食い止めます。

「火」から「水」をみると、自分を消すものです。

「火」から「木」をみると、自分を育む源です。

「土」から「金」をみると、自分の中から生まれるものです。

「土」から「水」をみると、自分を食い止める防波堤です。

「土」から「木」をみると、支えることで自分の能力を見せるところです。

「土」から「火」をみると、自分の養分を生産するところです。

「金」から「水」をみると、自分を伝えるものです。

「金」から「木」をみると、自分の能力を活用するところです。

「金」から「火」をみると、自分を溶かすものです。

「金」から「土」をみると、自分が生まれたところです。

「水」から「木」をみると、自分が吸収され、木の成長を促すものです。

「水」から「火」をみると、火の勢いを調整するものです。

「水」から「土」をみると、自分の動きを消すものです。

「水」から「金」をみると、自分の源です。

このように「木」、「火」、「土」、「金」、「水」それぞれから、それぞれに関係があり、その関係から検証していくことができます。

さらに季節と同様に全ての時の流れもこの陰陽五行の理論で巡っていくのです。

十二支はそのニックネームとして「子」「丑」「寅」「卯」「辰」「巳」「午」「未」「申」「酉」「戌」「亥」を当てはめています。

四柱の形式とは

四柱推命の四柱とは、生まれた年を年柱とし、さらに月を月柱とし、そして日を日柱とし、さらにまた時間を時柱として本来は、この四つの柱から占います。

一番右側には年の柱の天干と地支、その下に通変星、十二運、蔵干、蔵干の通変星を入れますが、通変星、十二運や蔵干の通変星は日干が不明ですと算出できないため、すぐ左側に月の天干と地支、その左側に日の天干と地支、さらに一番左側に時間の天干と地支を入れます。

ここで日干を見ながら、年の柱と月の柱と時の柱の通変星と十二運と蔵干と蔵干の通変星を入れて、日の柱の十二運と蔵干と蔵干の通変星を入れます。

また、よく日本では生まれた時間が分からない人や忘れた人のために三柱だけで占う事も多い傾向です。

この場合は時間の柱を空白にします。

しかし、この四つの柱の中の日柱は一番重要なところであり、この日にある天干は、その人のもともとの考え方などや容姿、性質などを表します。

また、この日干以外の柱は全てこの日干を取り巻く環境を表します。

通変星や十二運も、この日干を基準に算出します。

この日干に対して陰陽五行が同じなのか、異なるのか異なる場合は、どのように異なりさらにどのような影響があるかなどを検証します。

つまり十二運でも少し触れましたが、その日干に対して、どのような環境にいるかが要となり、たとえば暑すぎても寒すぎてもそれはバランスが悪い状態となりますから、運気を安定していくことができなくなります。

通変星や十二運だけで判断をしたり、それに一喜一憂すると本来の姿が見えなくなります。

そのため四柱推命は会得することがそれだけとても難しいことですが、そのバランス感覚と環境の世界が掴めれば四柱にある文字からその人の人生の全てを占うことができます。

通変星や十二運の内容に振り回されないで、日干支を表す六十通りのそれぞれの姿や性質を知ることが一番の近道となります。

その姿や性質を知ればその人にとってふさわしい環境を知ることができ、何が自分に合って、何が自分に合わないことかを知ることができれば、自分がどのような状況に置かれ、それが有利なのか、不利なのかを見極め、いつが有利になるか、不利になるかも、あらかじめ知ることができます。

また、年の柱は主に育つ環境を指し、月の柱は主に社会に出てから活動する環境を指し、日の柱は主に自分自身を指し、時の柱は主に子供のことや未来を表します。

四柱推命に美人の星はあるの?

四柱推命では、十干からその人の容姿などが分かります。

例えば「甲」の人は樹木のように身長は高い傾向で、とても几帳面な真面目な顔つきです。

「乙」の人は草木のように、肉付きは薄めで、やや華奢な感じで、「甲」の人とは逆に、いつもどちらかというと真剣身に欠けているようにみえてしまう愛嬌のある顔つきです。

「丙」の人は太陽のように、ただいるだけで存在感があり、さらにいつも何かいいたそうなオーラを放ち、おむすびのような三角顔です。またバランスのよい体格です。

「丁」の人は、昼間はなぜか存在感が薄い割には夜は存在感が強くなり、ややキザな感じとメリハリがありながらも線の細い三角顔となります。体格はひとまわり小さいのですが、小回りが利く無駄のない形となります。

アイドルのような個性的な魅力もあり、そのため興味をひきやすく近寄りたくなる美人タイプとなりますが、計算高いところがあるため、安易に近づき過ぎると、火傷するようなことが起きてしまいやすいタイプです。

「戊」の人は背も高い方で、頼りになりそうながっしりとした体格ですが、見た目は地味な感じのお顔となります。

「己」の人は最も平均的な体格で存在感もやや薄い傾向ですが、何でも応じてくれるような穏やかさと親しみやすさがあるお顔です。

「庚」の人は目鼻立ちがはっきりしたインパクトの強いタイプです。特別に、大きいや小さいなどの体格に特徴があるほどではありませんが、独特の存在感があります。

「辛」の人はまさに美人をそのまま形にしたような人です。

しかしとても潔癖症で気品が溢れているため、綺麗すぎて少し近寄り難い感じとなります。

「壬」の人は大黒様のようにふくよかな傾向です。体格の割には存在感は柔らかく、包容力と優しさを感じるような丸顔です。

「癸」の人は、例えていえば妖精のような感じです。

自分としての強いポリシーを持ちながらも自分の考えや思いを自分から主張しないため、パステルカラーのような、ほんわかした感じとなります。

通変星では異性への表現力が強い「傷官」が美人の星があたるでしょう。

さらにその中でも日干が「辛」の人で、さらに命式の中に「壬」がある「傷官」を持った人は、まさに宝石が洗われて綺麗な状態ですから本当に文句なく美人です。

しかしこの命式の人は、口数が多すぎて結婚が一度で収まらないタイプですから、美人だから単純に運が良いとは言い切れない典型的な例となります。

また、こだわり屋さんで芸術性に優れていますが、とても潔癖症で好き嫌いが激しいところがありますし、さらに一度、関係に何か問題があるとすべてが許せなくなるところがあります。

四柱推命の当たる占い師の見分け方とは?

四柱推命は当たります。

しかし、四柱推命は、生まれた時間と場所が不明の場合は、四柱推命で占うための一番肝心なところが抜けている状態となりますから、「年と月と日」の三柱となりますから的中率が著しく下がってしまいます。

それに対して、「年と月と日」の三柱のみを前提としている算命学は、もともとこの三柱のみで占いができる構成となっているため、三柱だから当たらないということではありません。

例えていえば算命学は、もともとカメラを支える三脚のような状態で成立しているのですが、四柱推命が三柱の場合は、四本足のテーブルから足が一本抜けた状態となります。

また、一口に四柱推命と言ってもたくさんの流派があるため、その見解や解釈も大きく異なります。

ですから人によっては最初に習った流派の占い方に疑問を持ち、また別の先生に習いなおす人もいるくらいです。

そのためそのような事情もありますが、鑑定技能を計る目安としては、四柱推命に限らず東洋系の占い(四柱推命、算命学、紫微斗数、周易、断易、風水、奇門遁甲)は陰陽五行の理解度が低いと、全く応用がきかず大変に平面的な鑑定に偏ってしまいます。

そのような場合は占いアプリやコテンツのような方式以上の鑑定は非常に厳しくなることでしょう。

(アプリやコンテンツの場合はロジックも整備され、チェックもされているのでミスも少ないスタイルです。)

また、四柱推命は、まず五行のバランスから吉凶を当て嵌めて占いますが、それが丁度ボーダーラインあたりでとても判断しにくい場合もあります。

そのようなときは、どちらに該当するかクライアント様にきちんと丁寧に確認ができる人は鑑定そのものも丁寧ですからより正確できめ細やかな鑑定結果が期待できるでしょう。

しかし、このような所を占い師が思い込みで対応したり、クライアント様がそのような質問を面倒と思われてしまう場合は、正確な鑑定結果も難しく、仮に正しい内容が出ても思い込みで当たってないと感じてしまい、活用されず終わってしまうこともあります。

つまり、占いが当たるか当たらないかは、クライアント様も占い師双方の占いに対しての真摯な態度が大きく影響するものです。

占い師自身が占いに対して真摯な態度であるか、または占いをお願いするときに占い師に真摯な態度となれるような気持ちになれるかが影響してくるでしょう。

つまり、貴方が真摯な気持ちになれない占い師なら、貴方にとってあまり当たることは期待されない方が賢明です。

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