衰は、人生の山の頂点を乗り越えたところです。
勢いや若さに欠けてますが、心にゆとりを持ち、真面目で温和です。
見た目よりも内側の充実を優先するため、周りの人から実年齢よりも高く思われ、やや引っ込み思案で地味なイメージとなります。
しかし、とても慎重で無謀なことや、枠から外れるようなことをするなどがないため、年長者や目上の人から信頼されやすく、その補佐役にも向いている人です。
とても地味でやや不愛想なところがあり自己表現は得意ではありません。
内面の良さを知ってもらうには時間がかかる傾向で損な役回りも多くなります。
いつも引き受けたことは確実にやり遂げられるため、非常に信頼され、とても重宝されます。
衰の堅実な精神は、いつも真面目で平和な道を好みます。
そのため、自分の都合は後回しにして、いつも他人に道を譲りトラブルを避けることができます。
衰の特徴である自制心と落ち着きは、何かをやり遂げた貫禄もありながらも、非常に謙虚で、自分から新しいものに飛びついたりしないため、時代の波から取り残されてしまうことがあります。
古い型が廃盤になってしまってから困らないように、新しいものも少しだけでも試してみることも必要です。
その反面、年を重ねることで経験と信頼に磨きがかかり、さらに活躍の場が広がります。
若い時に恵まれなくても地道に努力を続けることで、遅咲きの花ではありますが大きく開花します。
衰が年柱にある人
衰が年柱にある人は、大人みたいな、おませさんです。
誰よりも真面目で勤勉ですが、全く融通が利きません。
思い切った行動は得意ではありません。
しかし、強い自尊心で自分なりのやり方で能力をきちんと磨いていきます。
年長者からも大切にされ、年下や同年齢からは信頼され、親分的な立場となります。
衰が月柱にある人
衰が月柱にある人は、補佐役で才能を発揮します。
しかし、その組織のトップになると、大変ストレスを受け、波乱に満ちた展開に巻き込まれやすくなります。
地味な役回りでも、ひとつひとつ堅実に積み重ねることで安定や安心を得られます。
衰が日柱にある人
衰が日柱にある人は、年を重ねることで、自分の理想を手にします。
なぜならば言葉遣いも良い上に、人生経験も豊富となり、世代を超えて好かれるためです。
晩年も良い人に恵まれて平和で穏やかに過ごすことができます。
また衰と言うと、衰えを連想しやすいですが、実際は無茶をしないため、比較的、長生きです。
年を取っても楽しめることを続けると、老化を予防することとなり、晩年でも心身ともに健康的に過ごせる人です。
衰が時柱にある人
衰が時柱にある人は、見た目は地味ですが、中身のある行動ができます。
家庭の中でも非常に堅実でとても合理的です。
そのため、平和な安心出来る環境に恵まれます。さらに心も非常に豊かとなりさらに満足度も高くなります。
衰は、男女共に堅実的ですから、愛情表現よりも現実の生活を優先で、いつも真面目なお付き合いとなります。
浮気もなく、いつもお相手を大切にし、しっかりと丁寧に向き合います。
そのため愛情表現は言葉ではなく、ちょっとした気遣いとなるため、地味で非常に時間がかかります。
さらに、結婚までも慎重で、考えすぎて期を逃してしまうことがあります。
基本的には長老役となり、非常に高い知識と実績で、裏から支えていくことが心情となります。
いつも派手な行動はなく、失敗などにも無縁です。
粘り強く、さらに経験を重ねることで、その能力を高めていきます。
>>四柱推命用語集